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旅とグルメ「奥尻島」_10

今日もまた美味しい話。
2020年に奥尻島に行ったときの話だ。

昨日の記事の料理屋を紹介してくれた大学時代の友人がゲストハウスを営んでいる。また、元同僚で奥尻出身の友達がいるので「一緒に行こうぜー」のノリで行った。

 江差港からフェリーで2時間ちょっと、奥尻島に到着した。

波も穏やかでよかった

 島出身の友人の家族に迎えに来てもらい、島唯一のコンビニで納豆を買い(納豆は毎日食べたい)、旅の目的imacocoへ。

セコマ

 imacocoのオーナーのYutoはまあ本当に素敵な人で(語彙力不足は否めないが本当にこの表現に限る)、彼を悪くいう人を見たことがない。
 チェックインを済ませるやいなや、Yutoから同室の方が耳の聞こえない方だと聞いた。どんな方かなーと楽しみになった。
 Hさんはとても気さくでたくさんの旅をしている方だった。普段は工場で働いているようで、「工場は大きな音が鳴っているけど僕には聞こえないから大丈夫なんだ」とおっしゃっていた。なるほど、そうなのか。旅の写真をたくさん見せてもらった。Yutoの子どもと室内かけっこ(3m)をしたり、お話をしたりして楽しく過ごした。「あーここに来てよかったー」とすぐに思った。

 夜はゲストハウスに泊まっているその場で出会った人たちが化学反応を起こしながら時を過ごしていた。まさに「今、ここ」を楽しむことができた。

 そうそう。歩いて数分のところにある温泉も素敵で、「地球のエネルギー」を感じられた。いや、熱い熱い。

熱かった。地球の力。
夕焼け

 その日の夜、Hさんは先に寝て、私はちょっと後から部屋に行った。さすがに知らない方を起こすわけにはいかないからそろりそろり、気をつけて部屋に入った。あーよかった起こさなくてと安心して布団に入って気づいた。あ、音は心配しなくてよかったんだと。不謹慎かもしれないが、なんか面白くなった。

 翌日の朝、ブナ林ツアーに参加した。その日は雨が降っていたので木々がより美しく見えた。

自然の中は本当に最高だ

 昨夜同室だったHさんもツアーに参加しており、私も含めてその日は6名くらいがツアーに参加していた。ツアーが始まると、Yutoはもちろんガイドを始める。周囲の参加者も私も「なるほどー」なんて思いながら歩みを進めていたのだが、ふと気づいた。「あ、Hさんはガイドを聞けていない。もしかしたら通訳をしたら喜んでもらえるかも!」
 そこからは、Yutoの言葉を噛み砕いてスマホに入力して画面を見せる。Hさんが喜んでくれた。こちらも嬉しくなった。ツアー中それを繰り返す。Yutoも気づいてくれて「ありがとうね」と言ってくれた。さすがの視野の広さ。自分ができることで誰かの役に立てるって最高だ。

 ツアーの最後にはimacoco自家製のスイーツもいただき、心もお腹も満たされた(この後にさらに満たされるとは知らず)。

自家製スイーツ。美味しかった。

  ツアーが終わり、うに丼を食べたかったのでYutoとHさん、そして私で叶寿司へ。そこで出てきた「プレミアムウニ丼」。期間限定。うに食べる、ご飯出てくる、うそやろ、またウニ!ウニのミルフィーユ。3人で楽しく食べた。

プレミアムうに丼。ここのウニが人生ナンバーワン

 お会計をしようとしたとき、Hさんが「今日はガイドと通訳で本当に嬉しかったから支払うよ」と言ってくださり、喜んでごちそうになった。Hさん、ありがとうございます。たった1日しか一緒にいなかったけど、一生忘れないと思う体験でした。
 そうか、3人で食べたからさらにおいしく感じたんだ、まさにプレミアムウニ丼。
 そのあとは自転車で奥尻島を周り、奥尻島出身の友人宅で焼肉をごちそうになり、心も胃袋も最高の状態になった。

なべつる岩と

 奥尻島、きっかけがなかったら一生に一度も行かなかったと思うけど、出会えてよかったなと思う。そして、みなさんぜひYutoとその家族、そして奥尻島に出会いに行ってもらえたらなと思います。8/10までクラファンを行っているようなのでぜひ支援していただけたらと思います!

https://camp-fire.jp/projects/view/600421

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