未来を数字で表現すること
未来を見るとやる気が出ますね。
そんな人もいるんだなぁと思いつつ、柄にもなく一人居酒屋に入っています。
出張が比較的多い仕事をしているので、遠い見知らぬ土地で一人晩御飯を食べる機会がちらほらあります。
わたしはお酒をほぼ飲まないですし、見知らぬお店に入るのも抵抗があるので、一人でもお気軽なラーメン屋さんや定食屋さんが定番なのですが。
最近は体験を増やすために、一人居酒屋の機会を作ってたりしてます。
ホントに意識しないと入らないですね、居酒屋って。
何をどれだけ頼めば適量かも予測できないので、まさに手探り状態って感じ。
それがいいと感じる人がいるんだなぁと、こんなところでも思うわけです。
聞いた話ですが、そういう場所で隣の人に話しかけて仲良くなるという人もいるそうですね。
一人で飲みに行ったら、いつの間にかフランス人とどこぞの社長と銀行の取締役の4人で写真を撮っていたそうですし。
そういう感覚はいまだにわからないですが、わからないのが当たり前。
自分の中の資質にはないんだなっていうのを理解するのに、新しい体験はとてもいい感じです。
そんな今回の出張は、そういった新しい体験を行ってもらうセッションでした。
おぼろげながらに抱いている未来像を、ばしっと数字で表現してもらう感じです。
社長の未来像は社長の頭の中にしかないので、どんなに上手に説明をしたとしても伝わりづらいです。
伝わりづらいだけならいいのですが、時として間違って伝わってしまうこともあるのが困りもの。
なぜそんなことが起こってしまうかというと、多くの場合は共通言語で話していないから。
同じ言葉でも、聞く人によっては違う意味で捉えられてしまうことがあります。
例えば「すごい」とはどれくらい?
「たぶんできる」は何%くらいの確率?
そんな身近に使う言葉でも、人によって捉え方が変わるのです。
というわけで、誰しもが同じ意味合いで使う数字に置き換えると、個人のフィルターを通すことなく社長の未来像が伝わります。
5年後の未来は?
10年後の未来は?
実際には1年後の未来もどうなるかは誰にもわかりませんが、目指す未来を形にすることはできます。
そうやって適当に未来を数字に置き換えていった時、幹部から冒頭の言葉がボソッと飛び出しました。
「未来を見るとやる気が出ますね」
社長の未来像を数字で具体的に理解した時、きっと琴線に触れたのでしょう。
新しい体験は時として、新しい感動を生むチャンスでもあります。
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