2021年清里合宿
毎年恒例となった清里合宿。社会の持続可能性に関わる、民間、NPO、行政など多様なフィールドで活躍する仲間と集まり、年始に一年の計を立てる欠かせない場です。
懐かしい顔に囲まれながら、1年間を振り返る。スタートのワークはGちゃん、Kさん、Kとくと。このメンバーの顔を見ると心がじわっと暖かくなる。「去年はどんな一年だった?どうせ忙しく動きか回って活躍してるんでしょ?あれ顔つき変わった?何か優しい顔になったね。みんな本当にお疲れ様!」
今回はなんだろう?ポジティブとは言い難いマクロ環境の大きな変化に対する諦めの気持ちより、もしかしたら何か新たなコンセプトが形になりつつあるのかもしれない、その可能性の方が、灯火のように心に残る3日間だったな。
深い闇の中にいるように感じた2020年の中で、光を灯し続けた誇り。ちょっとバテ気味で忘れかけていたとしても、相手の中の光を見つけ合う優しい眼差しの交差。
「どのような状況でも、自分の中にも光があり、相手の中にも光があるんです」届けてくれたその言葉が、たまらなく心に沁みた。
紹介いただいた事例はワクワクする内容だった。自分が創り出せる範囲のミクロな制作物が、マクロの大きな循環を生み出していて。「自分の創造物はどこにどう繋がっている?」そんな問いを突きつけられたなぁ。
自分の生業は社会的な学習と変化の伴走。自分の仕事はローカルの実践で生まれた知を体系化し、必要なところに届ける触媒となることだろう。
今年は、その営みの中で、自分の創造物の行末を考え続けていたいし、この直線的な世界で、豊かな円を創りだしていけたらハッピーだ。
そんなことを考えながら会社の仲間と作ったコラージュ↓
15年後の社会の教科書に付け足されるここから数年を読んで「自分もその一員だった」と誇りに思えるような日々を過ごそう。
今回の合宿はオンライン。直接顔を合わせて、清里の地ビールで乾杯の音を響かせることはできなかった。けれど0と1にはのせられない多くのことを、意志があれば世界に届けることが出来るんだよね。
自分であることを祝福し合って、未来への一歩一歩を応援しあう仲間に乾杯。
来年は、またみんなで清里に行けますように。