好きなことを仕事にする
最近、20代後半から30代前半の若い方とお会いすることが多くなりました。それも、私からではなく、若い方から、お会いしたいとお声をかけてくださっています。
お会いして、お話をお聞きしながら、いつも、「なぜ、その仕事をしたいのですか?」「本当にその仕事をしたいのですか?」と半ば冷水を浴びせるようなことを平気でお伝えしています。
というのは、世の中で言われていることに流されて、何となく、そっちにしようかな、ということを考えて仕事を探していっても、結果的には楽しくないし、思ったような結果を残せないと思うのです。
もちろん、それで頑張れたらいいのですが、頑張れなかった時、心折れてしまうと、次の仕事を探すまでにかなり辛い時間を過ごすことになると思うからなのです。
一方で、起業したいという若い方も増えてきているように思います。
企業でお勤めされている若い方から、起業したいという相談を受けることがありますが、その時は、まず、本当にやりたいことを副業で初めてみることをお勧めしています。
仕事を辞めてしまって起業するには、2・3年間、全く売り上げがなくても生活できるだけの資金、事業計画などがないと、うまくいかなかった時に、生活ができません。
その上、以前、勤めていた時よりも収入も下がり、自分の全くやりたくないことでも、食べていくためには仕方なくやるような仕事をすることになります。
そうして、挫折していく方がたくさんいます。これは厳しい言い方をすれば無謀だと思うのです。
もちろん、いきなり起業してうまくいく場合もあると思います。ですから一概に言えることではありません。
それでも、まず、副業で初めてみて、うまくいって、自分の手元に残るお金が会社からもらうお金を安定的に超えた時に起業をしていかれたらいいと思います。
それでも、もう一度、その時に、これまでの自分を振り返ってみて、じっくりと考えてみて欲しいのです。
本当に自分がしたいことは何なのか
なぜそれをしたいと思うのか
自分は何を大事にしていきたいのか
お客様は何を求めているのか
しっかりと見つめることによって、ブレない自分を見つけることができ、どれだけうまくいかなくても、辛くても、ブレないで一貫して自分のやりたいことに没頭できると思います。
その時に、ようやく結果が出てくると思います。
そこまで自分を見つめて、ブレずにやり続けて欲しいと思います。
今日も若い方3人が私を訪ねて来られます。
出来るだけの応援をしたいと思います。