【岡田啓佑のNY日記/9日目】2019/10/02(水)
日本で起きてることを、友人のSNSでちょいちょい見かける。
日本にいたころは、それなりに(私が勝手に)ライバル視しているミュージシャンがいたりしたが、
今は、小さな島国で小競り合うことが、どうでもよくなる。
これは外国に来ないと起こらない感覚だ。
10時に起床。11時すぎに出かける。
今日も食事は、近所の1$ピザ。毎日、毎日、1$ピザ。牛丼より安いぜ。
2 ave駅からリンカーンセンターに向かう。先週観られなかったジュリアード音楽院フリーコンサートのリベンジ。
マンハッタンにいる。
レオ・レオーニと同じ景色を見てる。
ワイセンベルクと同じ景色を見てる。
ホロヴィッツと同じ景色を見てる。
ソール・スタインバーグと同じ景色を見てる。
セシル・テイラーと同じ景色を見てる。
アンドレ・フランソワと同じ景色を見てる。
ジェームズ・サーバーと同じ景色を見てる。
篠原有司男と同じ景色を見てる。
同じ景色を見てる。
リンカーンセンターに到着。
ようやく無料コンサートにありつけると思いきや、催事が行われている時はやってないと言われる。
いまはリンカーンセンターのフイルムフェスティバル中だった。
webをチェックするべきだった!
コンサートはやってなかったが、13時から無料の映画上映には参加することができた。
それでよしとする。
映画は、写真家のドキュメンタリーだった。
前編モノクロで、オシャレな映像。
上映後、主演の写真家と監督のトークと、質疑応答。
写真家の方と監督と、そのへんにいたなんか知らない方に名刺を渡す。
タダで映画を観られて売名もできたので、得した。
映画館をあとにして、ジュリアードのパブリックライブラリーへ。本を物色。貴重な資料がたくさん。
読書をしたのち、外に出てジュリアード外観をスケッチ。 ワイセンベルクがいた学び舎。
先週も行ったpaddy reilly's music barへ。
6時にkavinと待ち合わせしていたが6時半に着く私。
泊まらせてくれないか直談判してみたが、家が狭すぎるしルームシェアしてるから厳しいとのこと。しかし考慮してもらえて感謝。
イーストビレッジの宿をチェックアウトするまで、あと3日。果たして、なんとかなるのか。なんとかするしかない。
kavinのライブを観たり、演者をスケッチしたりして時間を過ごす。
9度目のパフォーマンスを終える。
今まででいちばんイマイチだった。
今日は昼からずっと絵を描いていたが、絵を描くと、内にこもるのだ。
要するに、鬱。
ライブのときはハイにしなければならない。
要するに、躁。
ピアノだったら鬱でもなんとかなるのだが、今日はメイン楽器ではないギターでのライブだった。先週もそうだったが、先週は、初めての場所で躁状態でワーっとやったらそれなりに盛り上がった。
躁と鬱をうまくスイッチできるようになりたい。
ライブはアレだったが、その代わり、絵がたくさん描けた。
意気消沈しながら帰る道すがら、乗換駅でバイオリンを弾く路上ミュージシャンに遭遇。
なにやら音色に癒されたので、チップをバイオリンのケースに入れた。
帰りながら、こんな歌詞を書いた。
「タイトル未定」
うまくいかず 意気消沈
する日もある 道のり
俺は俺の 生き証人
これからする 意思表示
たまに飲むよ アイスコーヒー
たまに疲れ 足腰
たまに食べる 炊き込み
とぼとぼいく 足どり
この人生 挫折が前提
この人生 絶望が前提
この人生 失敗が前提
その先の栄光
その先の希望
この人生 挫折が前提
この人生 絶望が前提
この人生 失敗が前提
その先の栄光
その先の成功
今日のことは 忘れる
どっちにしろ 明日へいく
へまも未来 助ける
昨日の自分 は捨てる
不安が心 かすめる
いますぐどこ かくれる
好きなものを あつめる
はじまりベル が告げる
この人生 挫折が前提
この人生 絶望が前提
この人生 失敗が前提
その先の栄光
その先の希望
この人生 挫折が前提
この人生 絶望が前提
この人生 失敗が前提
その先の栄光
その先の成功
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