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育休明けパパの非力感を乗り越える

産前産後8週間の育休取得を終え、生後一か月半のわが子と産褥期を抜けつつあるママを残して仕事復帰しました。
正直な気持ちとして「もっと長く取ればよかった」とも思っており、もしかすると育休明けパパの現代病?なのかもしれない復職後に感じた「非力感」と「申し訳なさ」についてと、どう乗り越えてきたかについて、復職後1カ月のタイミングでまとめてみました。

復職して感じていること

育休前とのギャップ

出産予定の約半年前から育休取得に向けた計画を始めていたため、当時の感覚では「8週間も休めば子育ても軌道に乗ってるだろう」と思っていました。
たしかに、ミルク、おむつ替え、お風呂、寝かしつけなどはスムーズにできるようになり、「軌道に乗った」とは言えますが、日々イレギュラーなことは発生します。
育休中はイレギュラーなことすら愛おしく感じていましたが、復職後はそうも言ってられません。
ご飯を食べようとしたら突然息子が泣き出すとき、妻の体調が万全でなさそうな時、突発的なイベントが発生するとき、「自分が息子の相手をしてあげられればなあ」という非力感と申し訳ない気持ちを持つようになりました。
(ほぼフルリモートで在宅勤務にもかかわらず、自分が何もできていない感覚に陥る時期がありました。。)

非力感と申し訳なさの原因

自分の中で捉えている原因は大きく二つ。
一つ目は、育休でも一定金額の補助が出るうえ、半年、一年と育休取得するパパも珍しくなくなってきたこのご時世、8週間で育休を切り上げてむしろ「仕事をさせてもらっている」と感じてしまっていること。
特に自身の育休期間中に家事育児の分担のルーティンができあがったのにもかかわらず、まだ大変な時期に復帰後は実質妻のワンオペとなってしまっており、一度身をもって大変さを経験したからこその申し訳なさがあります。

二つ目は、一度職場を離れて戻ってくることの難しさです。私の場合育休前とは別のプロジェクトに加わることになったのですが、7月という期中の復職であったことからすでに進行中のプロジェクトを一からキャッチアップをしなければいけない状況でした。
休んでいた分を取り返したい気持ちもありつつ、以前のように時間をかけて労働集約型の方法で乗り越えていくと家族時間が減るというジレンマがあり、
かつ、成果がすぐ出せる環境ではないので自身の存在意義を感じづらくなっていました。

まとめると、家庭では家事育児にコミットできていないことに対して非力感や申し訳なさを感じ、職場でも成果がすぐに出ない且つ以前のように工数を投下できない申し訳なさがあるといった状態です。
おそらく、というか確実に妻も職場の人もそのようには捉えていない(応援・サポートしてくれてるのが伝わり非常に助かっている)ですが、それでも自分の心のどこかにもやもやがあるようです。

ではどうやって乗り越える?

ありきたりですが、やはりコミュニケーションによって少しずつ状況が改善できてきたなと感じています。

妻から育児の話を聞く

コミュニケーションによって「妻に大変な思いをさせてしまっている」という捉え方が少しずつ変わってきました。
このコミュニケーションとは、「大変な思いをさせてごめん」ということを伝えるということではなく、妻から育児の話を聞くことです。
会話をする中で、「絵本で笑ってくれたよ」「今日はたくさん声を出してたよ」という話を聞くと、大変な中でもやっぱり育児はやりがいがあるし、幸せなことをしてるんだと思えるようになり、「任せてしまっている」というわけではないんだなと思えるようになってきました。
また、こちらが家事育児に割ける時間が短い中で、妻が何をしてほしいのかの優先順位を理解することがお互いのハッピーにつながっていると感じています。

業務のアウトプット頻度を増やす

会社においては逆に発信を意識して増やすことが、自身のもやもや解消につながりました。
自身の成果が出せていないことが不安につながっているのであれば、せめて仕事をやっていることだけでも伝えられると変わるのでは?と思い、アウトプットの回数を増やしていったところ、自然と自身の状況が周囲に伝わるようになり、場合によっては人に助けを求めることもハードルが下がったような気がしています。

以上、同じく育休明けでもやもやを抱えているパパや、そのパートナーや周囲の方の参考に少しでもなれば幸いです。

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