企業は、何をショート動画に投稿すればいいの?
こんにちは。加賀です。
私は「TikTok」が2017年に日本へ上陸し、すぐに興味本位でインストールしました。そこからというもの、どっぷりショート動画の沼にハマり、いまではTikTok、YouTubeショート、リールの3媒体を回遊する、いわゆる「ショート動画3刀流 依存症」です。
しかし、それと引き換えに”流行る動画の嗅覚”というものを何となく手に入れたような気がします。「これ伸びるな」という感覚です。
そんな私も最近ではショート動画を自分で制作する側にまわり楽しんでおります。最近作ったInstagramのアカウントでは、リール動画を15本程作り6ヶ月で9,000フォロワー増えました。
さて今回のテーマですが「結局、企業がショート動画を取り入れる場合どのジャンルが良いのか」という疑問について解説しようと思います。
最近では企業も無視できないくらい需要が伸びていて、meta社を始めとして各SNS企業もショート動画のプラットフォーム構築に力をいれていますよね。
ショート動画は短い時間ですが情報量が多く没入感もあるため、リーチすることができれば、しっかりと認知させることができます。
今回はショート動画に関するnoteの第一弾として、良くある人気ジャンルのご紹介と”企業が投稿する動画の考え方”についてご説明します。
よくある人気の動画ジャンル
まずはショート動画はどんなジャンルに人気あるのか解説していきます。
1つずつ簡単に解説しますが、ジャンルは一定に増え続けていてこれからも変わり続けると思います。今回は息が長いジャンルだけを絞って解説します。
ダンス動画系
人がメインで流行りの音源に合わせてダンスをする動画です。数年前に企業従業員ダンスする動画が流行りましたが、最近では目新しさがなくなって難易度が上がっているようにも感じます。
ペット・動物系
ペット系の動画はどの媒体でも人気が高いですよね。企業アカウントでは、会社で買っているペットがタレントとして活躍するケースは多いです。
スゴ技系の動画
スゴ技系は、文字通りスゴイ技術を動画にします。職人さんがいる企業や料理、機械エンジニアなどの方が多く登場するイメージですね。
ファッション・美容系
美容系は特に女性の方に人気が高いです。とくにTikTokとInstagramでは強い人気のジャンルになります。「イメチェンビフォーアフター」などは最近多くの美容院が取り入れてる動画のジャンルですね。
雑学・教材系
雑学や豆知識、ためになるようなショート動画も主流ジャンルです。AIツールやメタバースなど話題ジャンルと掛け合わせることができればバズる可能性もある動画ジャンルですね。
癒やされる景色系
Instagramでは定番の癒し系動画ですね。これは世界にリーチしやすく海外からのエンゲージメントも獲得できます。しかしターゲットがまばらになるため、企業アカウントには不向きなジャンルかもしれません。
企業は何を投稿すべきか
企業がどんなジャンルの動画投稿をすべきか考えていきます。大前提としてどんな方をターゲットにしているかを考えて、ターゲットに対して刺さる動画を考えるべきなのですが、私は以下のように考えています。
リソースと人気ジャンルの掛け合わせ
まずリソースというのは、どのくらい予算をかけるのかという問題もありますが「何が使えるのか?」という視点が大切です。次のような質問を自社に投げかけると良いと思います。
動画に映れる人はいる?
対象の商品は動画で映せる?
商品の制作過程は映せる?
有益な情報は共有できる?
それらがユニークであればなお良いですが、ショート動画でアカウントを育てていく場合は継続性も必要なので、まずはリソースを確認します。そこから人気ジャンルをかけあわせていくイメージです。
「社員 × ダンス=話題性のある動画」
「業界の情報 × 雑学発信=有益な動画」
「制作過程 × 癒やし系=共感性のある動画」
独自性があればなお良い
独自性とは、そのアカウントでしか見ることができないモノまたはヒトです。たとえば企業アカウントでも人気インフルエンサーのような方はたくさんいます。「あっ!あの面白いヒトが務めてる会社だ!」と言われるような、いわゆるタレントを作ることで、独自性が生まれます。
その他にも、その会社でしか見れない商品の製作工程や、すでに有名な企業は企業名自体で独自性が生まれます。
モデルケース「ハウスメーカー」の場合
具体例として「ハウスメーカー」であることを想定して、動画の企画を考えていきたいと思います。
これらのリソースがショート動画において使用できるものとします。ここから他のアカウントを見ながらどんな動画を作るか企画していきます。たとえば以下のような動画が作れるのではないでしょうか。
完成直後の新築を2人のスタッフでルームツアー
スタッフがエクステリアにおける雑学を現場で解説する
完成前と後のビフォーアフターを人気音源に合わせて製作
ドラマのような色合いで癒し系動画を作る
職人のすごい職人技を動画にする
などリソースがあれば、掛け合わせることでさまざまな動画を作ることができます。ただ当ハウスメーカーは高価格帯で世界観を大事にしたいため「完成前と後のビフォーアフターを人気音源に合わせて製作」「ドラマのような色合いで癒し系動画を作る」を採用。
このように、まず素材となる対象がどのくらいあるのか、手札はどのくらいあるのか確認して、そこから企画を考えます。ここで重視したいのは”持続可能な素材”であるということです。
たとえば「従業員はいるけど撮影ができない日が多いから、従業員が撮影できない日は商品を撮る」みたいなことをしてしまうと、アカウントの一貫性がなくなり、フォロワーは伸びません。
バズるというのはまた別の話
よくバズらせたいというお話を聞きますが、バズる動画は野球で言うところの”ホームラン”に近いです。今回の内容はどちらかというと”ヒット”を打ち続けるというイメージです。
たとえば、恥をしのんで豪快なダンスをしてみるとか、炎上ギリギリの刺激的な動画を作るとか、商品とは関係ない「音源作ってみた」みたいなことをやれば、ホームランの確率は上がるかもしれませんが企業がやるにはリスクが高いです。ホームラン打つために、ステロイド打って常に100%のマン振りをしていると体壊しますよね。笑
企業アカウントを育てる場合は、1発のホームランを打つよりもヒット性の動画量産する方が、フォロワーが増えます。エンゲージメントも上がります。また、狙ってバズらせるのは比較的難しいですが、ヒットを打ち続けてそのうちの1本がバズるというのは、良くある話です。
実際に、私が運用しているアカウントもまれに1投稿で30万リーチを超える動画ができますが、基本的には「5~6万リーチ」を安定的に、無理なく作っているのでフォロワーの伸びは良いです。
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一旦今日はここまでです!手が疲れました!
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