パリ五輪で金メダルとるケニア人
こんにちは!
International Athletics Facilitators代表
中嶋です。
【一人ひとりと共に答えを創り出し、共に行動を起こすことでその人のゴールへ導く存在】
の理念を基に…
⚫︎トップアスリート育成×子どもたちへの普及
⚫︎生まれた環境に左右されることなく、一人ひとりのゴールへ挑戦できる機会を創り出す
ことに挑戦中です!!
詳しくは、前回の投稿をぜひぜひご覧ください!!!!
今回は、私と日々活動している選手の紹介を中心にさせていただきます。
最後までお読みいただけると私も選手もとても嬉しいです♪
▼選手紹介
Boniface KILONZO
1995年生まれ
ケニア キツイ郡出身
現在(2021年)大学3年生でナイロビにある大学に在籍
専門種目は投てき競技のやり投
競技歴は3年
主な競技実績は国内大会で第3位入賞(2021年開催)アフリカ選手権の出場権を獲得 ※コロナウイルス蔓延により中止
▼彼との出会い
前回の投稿でも登場したJulius YEGO選手に紹介してもらった選手たちと活動を開始してから初めての大会へ参加したときのことでした。
その会場となった、首都ナイロビにあるNyayo National Stadium
その試合後、大会に参加した選手と私が今日のパフォーマンスについて意見交換やアドバイスをしていたその時、Bonifaceが私に声をかけてくれました。
Boniface:私も一緒にトレーニングに参加できますか?
私:ぜひ、一緒にやりましょう!!
というあっという間のやり取りでした。
短いやり取りではあったものの、彼自身から私に声をかけてくるところから彼には熱い情熱があるのではないか、とちょっと期待していたのを今でも鮮明に覚えています。
後日、彼も含めて次の大会に向けてトレーニングを再開しました。
私の右にいる選手がBoniface選手
▼彼の人柄
なんと言っても、とにかく笑顔がステキ!!!!
そして、どんな困難な状況に出会っても前向きに取り組むことができる人です。この地でトレーニングしていると日本では考えられないような困難に直面します。練習場所が使えると責任者から聞いていたのにいきなり使えないと言われる、練習場所の利用料金をいつも以上に請求される、昨日まで施設にあった道具が突然なくなる、他のアスリートから嫌がらせを受ける、などなどたくさんの困難に直面します。
そもそも、スポーツをするために必要な費用をつくり出すこと自体が大変です。特に彼は学生でもあるため、家族からの仕送りと夜中のアルバイト(こちらには日本のように選べるほどのアルバイトがない)で学生とアスリートができる状況をつくりあげています。そのような状況でもステキな笑顔を絶やさず前向きに取り組んでいます。
そしてそして、心遣いができる人です。私たちが主に活動しているKasarani Stadiumには特別なイベントでもない限り、私のような外国人はほぼいません。それもあってか、ありがたいことに私はそこにいる方々によく声をかけてもらえます。様々な方々と関わらせてもらえるのは本当にありがたいのですが、なかにはお金を要求してきたり、ご飯をご馳走してほしいと言ってきたりします。そんなとき、彼はそのようなことを私にしてきた人に対して和やかな雰囲気のまま、さりげなく断ってくれるのです。時には、私の気づかないところでそのようなやり取りをしてくれている時もあります。
競技用のシューズをちゃんと持ってきた!と思いきや…な、なんと右足用を2つ持ってきてしまう。笑
そんなおちゃめ?!な一面もあります。
▼彼の目標とその取り組み
パリ五輪で金メダル🥇をとる!!!
子どもたちに陸上競技を体験できる機会を創り出す!!!
これが、彼の目標です。決して、簡単なことではないと思います。むしろ、無謀な挑戦だと言われるかもしれない。でも、そういうことを自ら他者へ発信できるくらいの熱い想いがあることがとても大切だと思う。そのように想い、発信し、様々な困難にぶち当たりながらも日々前進していく。そのような過程のなかで、彼だけでなく彼に関わる全ての人たちの成長につながると思います。そして、彼の人生はもちろん、彼に関わる全ての人たちの人生を豊かにしてほしいと願っています。
現在(2021年11月)はシーズンオフトレーニングの真っ最中で、来シーズンの目標に向けて、大学の授業も受けながら日々ハードなトレーニングに励んでいます!!
ウエイトトレーニングで全身の機能や筋力を向上させたり
それらのトレーニングで鍛えた身体を使って投げるトレーニングをしたり
跳ぶトレーニングをしたり…
謎のストレッチ(彼のアイデア)をしたり…。笑
といった感じで、トレーニング環境が整わない時もありますが、どんな困難な状況に出会っても前向きに取り組んでいます。
ちなみに…
私とトレーニングを開始した当初は、トレーニング拠点のKasarani Stadiumからマタツ(乗り合いバス)で1時間ほど離れた大学の近くに住んでいました。しかし、自身のトレーニング環境をより良くするためにトレーニング拠点に近い住まいを探し、そこへ引っ越しているんです。誰に言われるでもなく、自ら考えて行動しています。
また、SNSを活用して世界で活躍するやり投選手(オリンピックメダリスト)たちへメッセージを送って彼らとコミュニケーションをとり、時には電話をして自身のパフォーマンス向上に必要な情報を得るための行動もしているのです。このように、自分自身の目標に近づくための環境づくりを能動的に取り組める人なのです。
私が彼と最初に会った時に感じた「熱い情熱があるのではないか」という想いが彼と共に過ごすなかで日に日に増しています。
▼最後に…
最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^-^)
また、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます!!
この記事を通じて、私たちの取り組みに少しでも興味や関心を持ってもらえたらとても嬉しいです♪
そして、SNSを通じて様々な方々とつながり、応援していただけるとさらに嬉しいです♪♪
もっと言わせていただくと、
私たちの挑戦を支援していただけると、さらにさらに嬉しいです!!!!
ケニアでは、300ケニアシリング(約300円)で1日分のアスリートにとって必要な栄養がある食事を摂ることができます。
※日本では、1人暮らしをしている大学生が1日分に使う食費は約793円(第56回学生生活実態調査による)
そしてそして…
「この挑戦に共感していただいた方」
「この挑戦を一緒にやってみたいという方」
「この挑戦を支援してみたいという方」
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
International Athletics Facilitators代表
中嶋計介
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