頑張ろう中堅vol.6「研修は種を撒くところ」
今日から大学院のオンライン授業が始まりました。大学院のマガジンも更新したいのですが、そっちはまたどこかで時間を作って。
学校で教科を中心に勉強会を行っています。第4回目。在宅ワークのときはZOOMを使って行っています。なんとかなるものですね、楽しいですよ。
今日は私の番でした。「校内研修の担当になって、得たこと、反省点、今後」というテーマで30分ほど話をさせてもらいました。前任校で2年間、「授業改善」をテーマにいくつかの校内研修を行っていたので、そのときの話です。
・反省点
成果もたくさん感じていますが、自分の中では反省点がとても大きいんですよ。なので今日の30分はそこを強調して話しました。
どんなところがかというと、「人を巻き込めなかった」ところです。自分自身が走り回って、勉強して、発信する。「勉強になった」と言ってくれる人はたくさんいても、学校の授業が大きく変わっていくほどの賛同は得られていなかったんじゃないか。独りよがりなせいで、巻き込むべき人たちも遠ざけてしまっていた。それができていたら、もっと理想の結果を得られたのに。
そんなことを話しました。その後、その場にいた8名ほどの先生方が感想をいただきました。
・うぬぼれ
ベテランの方も含め、みなさん11年目、2校目の私が傷つかないように言葉を選びながら意見をくれます。歳取ったんやなぁ~とちょっと寂しくなりました。
その中にはっとさせられるものがいくつもありました。特に気づきが大きかったもの。
「いままでたくさん研修を受けてきたけど、この研修で学校ががらっと変わったってことはあんまりなくって。みんなが考えさせられる研修があって、そのあと職員室で何人かで雑談して、意見を共有する。前向きに行動してみようかなという先生が現れ、協力する先生も出てくる。そうやって大きな波になって学校が変わっていく。そんなイメージかな。実際に原動力になるのは日々の雑談だったりするよ。」
私は、自分のした研修がみんなに何か良い影響を与えて、みんなの行動が変わっていくことを目標としていました。それは全然間違ってないんだけど。
先生方を信じて、種を撒くような研修ができていればそれで十分だったのかもしれない。自分が変えたる!みたいなうぬぼれがあったのかもしれない。そんな気持ちになりました。
もちろん、学校の課題や研修のテーマによって獲得目標も変わる。一概には言えないとは思いますが、次はもっとうまくやれそうな気がします。
・絵を描いて、人を巻き込む
これが理想なのですが、「どうやって?」の部分がまだ私は確立できていない。今日の気づきは、その一助となるものな気がします。