頑張れ新人vol.2「あなたを変えようとする力学」
自分にはどんなことができるだろうか、と明日からの教員生活に思いを馳せているあなた。いい、すごくいい。あなたが自分らしく子どもたちの前に立てる日々を、少しでもお手伝いできたらと切に思います。一方で・・・
自分らしさなんてそんな簡単に確立されるかー! とも思うわけです。あなたはこれからどんどん変化します。まずはこのことをしっかりと頭に入れておく。今回一番大事なところです。
・変化の要因
あなたを変える要因は職場にゴロゴロと存在する。ただ転がっているようなものなら良いんですが、自ら働きかけてくるものもたくさんあるんです。しかも良かれと思って。
「うちの学校はそんなに部活とか頑張る学校じゃないよ」とか「うちの子らしっかりしてるから放っておいてもいけるよ」とか「うちの子らアホやからな、とりあえず言うこと聞かせるのが優先」とかなんとか、、、
判断基準を持たないあなたには、どれももっともらしく聞こえるでしょう。早く順応するためには、そういう意見に合わせておくのが楽かもしれません。でもね、そんなことは自分で決めなさい。いいなと思ったら参考にして、違うなと思ったら話半分に聞き流す術を持つのです。仕事の強弱は、自分で生徒と触れ合って考えていけばいいことです。
あなたが取り入れようと決めた誰かの意見は、しだいにあなた自身となっていきます。生徒を見下す教員の意見に流されてしまえば、あなたも生徒を見下すようになるでしょう。いやでしょ?でもね、気をつけないとホントになるよ。
・何を残し、何を変えていくのか
20代前半の自分らしさが、定年退職までずっと活躍し続けるとは考えにくい。人生のステージものぼっていくことになる。「らしさ」は変化していくものだし、させていくものなのです。コントロールできない部分もあるけれど、残しておきたい「らしさ」について考えておくといいかもしれません。
明日から新学期。新人さんに負けじと私もがんばります!