コロナ後、「資金繰り表」がない会社は圧倒的に不利!
私は資金繰り改善のコンサルタントをしております。
その視点から、コロナ後の状況について述べてみたいと思います。
タイトルにある通り、
ずばり、
コロナ後の現状において、「資金繰り表」を作っていない会社は圧倒的に不利で、ピンチです!
もともと何が起こるか分からない経営環境で、そういった状況を「VUCA」と呼んでいました。
そこに新型コロナが、世界・日本の経営環境を一変させてしまいました。
売上が激減、もしくは見込めない中で、経営者の皆さんはいかに、
会社にキャッシュがあるかどうかが、事業継続に不可欠
だと改めて気づかされたはずです。
しかし、現状はどうでしょうか?
足元では倒産件数は少ないです、これはコロナ融資でキャッシュを一時的に増やすことができて、助かっている企業が多いからです。(下記、画像の記事参照)
しかし、今みておかないといけないのは、コロナ融資の据置期間が終わった後の返済です。
実際に、コロナ融資の過半数が、据置期間を1年以内として、すでに返済が始まっている企業が多いことが分かります。(下記、画像の記事参照)
今後、返済がはじまっていく、その時に売上が戻っていなかったら、返済できない、という状況も考えられます。
現に、新型コロナによる企業業績の影響について、下記の通り、帝国データバンクがまとめています。過半数の業種が昨年より売上が戻っていません。
そこで、
もし会社に「資金繰り表」がなかったら、
今あるキャッシュでいつまでもつのか?
今あるキャッシュで返済できるのか?
そのための、利益や売上がいくら必要なのか?
が分からない=何をしていいのか分からないはずです。
逆に「資金繰り表」があれば、
上記のことが把握することができるようになり、
全て先手先手で手が打て、今後に備えることができるのです。
何をすればいいのかが明確になるのです。
従って、
短期的には、
◆コロナ融資据置期間終了後の返済のため
◆そのための必要な利益、売上を把握するため
長期的には、
◆いついくらのキャッシュがあるか確認する、見通して立てるため
◆資金ショートを未然に防ぎ、会社の維持発展をさせていくため
◆経営者のお金のストレス、不安、恐怖を無くし、本業に専念するため
に
「資金繰り表」を作りましょう!