見出し画像

おじさんブログ活動復活!2023春(後編)

「ディズニーキャストざわざわ日記」読了


おじさんが書いた素敵な本を読んで、このブログを再開した訳ですが、その「ディズニーキャストざわざわ日記」は実に面白い本でした。知り合いが書いたということを差し引いても、わざわざ購入して読む価値がある本だと思いました。

誰でも完璧で美しい世界の裏を知りたいという欲望があって、そこをくすぐられるような嬉しい感覚。仮名だということですが登場人物のリアリティが伝わってくる魅力的な文章。とても良い感じでした。

なんでザワザワな内容をこんなにスラスラと読めたのか、自分なりに考察してみました。おじさんの考察にお付き合いいただければ幸いです。


ディズニーキャストざわざわ日記――〝夢の国″にも☓☓☓☓ご指示のとおり掃除します 単行本(ソフトカバー)


「夢の世界?」と半信半疑でディズニーランドに行き、本当に完璧な世界だなと感動して、心がざわついたことはありませんか?

ディズニー関連の本を読んで「自分が置かれている現実とのギャップ」に深く打ちひしがれたことはありませんか?

私は20代の頃「ディズニーがすべて教えてくれた」ような自己啓発本を読んで、自分がいる環境とのあまりの違いにドーンと落ち込んだ経験があります。

今回この「ディズニーキャストざわざわ日記」を読んで、そんな過去のトラウマを払拭してくれたような、そんな気持ちになりました。

そうだよな!人間が集まっているのだから色々あるよな。ディズニーランドも我々の会社と同じで大変なんだよなと溜飲が下がるような、そんな気持ちです。

ディズニーキャストざわざわ日記――〝夢の国″にも☓☓☓☓ご指示のとおり掃除します 単行本(ソフトカバー)


私はこの本をを2日間で、読書離れしていた自分が驚くペースで読みました。NETFLIXやスマホを見ている時には感じられない久しぶりの良い気分。「読書」の魅力を思い出させてくれました。

小説ではないノンフィクションの魅力。本当にスイスイ読んでしまった。セロトニンのような脳内麻薬が分泌されたのだと思います。


ディズニーキャストざわざわ日記――〝夢の国″にも☓☓☓☓ご指示のとおり掃除します


この本には読みやすさと面白味だけでなく、リアリティがありました。57歳でディズニーのキャストになり、65歳迄仕事を全うした著者の人間性。ディズニーで定年を迎えたからこその魅力。


そしてやけに多い注釈が面白い!※マークの下に小さな字で要約が書かれていて、それがボソッとした本音で実に面白かった。

MyFunaミカミ編集長の記事。船橋在住の笠原一郎さんが執筆した「ディズニーキャストざわざわ日記」が約5万部の大ヒット、テーマパークでの経験を元に「仕事とは」を伝える


私はこの本に出逢って大きな勇気をいただきました50歳はおじさんだけど、まだまだ新しい挑戦ができる歳なんですよね。忘れかけていた22歳の頃を思い出させてくれました。

甘い、せつない、苦しい。いろいろな感情が混じった20代。パワハラという言葉がまだなかった頃、コンプライアンスなんてまるで無かった時代を、良く生き抜いてきたなと。自分を褒めてあげたくなりました。

笠原さん、ありがとうございます。いつかお会いして直接お礼を伝えたいです!

私が笠原氏にお世話になっていた1994年。マーケ部でカラオケに行った時の写真です。

※今回の収穫はノンフィクションの面白さに気づいたことです。私もいつか「巨大ビール会社ざわざわ日記」「老舗とんかつ屋ざわざわ日記」を書いてみようと思います。そしたら皆さん読んでくださいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?