迷惑な犬の飼い主の散歩時の特徴
犬の迷惑行為が多かった時期で1日に何十件、これまでの数年で1万件以上もの迷惑な糞尿被害にあってきた経験から、警戒すべき犬の飼い主の特徴を書いておきます。近所でこの様な犬の飼い主が増え始めたら要注意なので、早めに手を打たないと被害が拡大するかもしれません。賃貸だったら、引っ越せば良いだけのことかもしれませんが、持ち家となるとなかなか厄介なことになるので、ご注意ください。近所の例だと、新築の分譲物件が頻繁にマーキング被害にあって臭かった時もあり、なかなか売れない原因は犬のマーキングなのかもしれません。そもそも、家を買うときは家を中心に見るのかもしれませんが、近所の環境もよく見た方が良いですよ。せっかく買った家が毎日犬にマーキングされて、玄関出たら頭が痛くなるほどに毎朝臭いとか嫌ですよね。そうならない為にも、購入する前に、犬の散歩が多い朝とか夕に近所を歩いて、以下のことを念頭に入れて観察してみてください。
必ずしも以下の特徴がすぐさまマナーの悪い犬の飼い主の特徴とも言えないのでその点はご注意ください。
犬が行きたい方向へ自由に行かせる
犬が行きたいところへ自由に行かせる飼い主は、リーダーシップが取れてない可能性があり、犬との関係(群の序列)からして、要警戒かもしれません。犬自身が群のリーダーだと認識していると、あちこちにマーキングする要因となっている可能性があります。ここは犬の本能を利用して、家族(群)のリーダーは飼い主だということをしっかり教えてあげてください。犬が自身をリーダーだと認識していると色々問題行動も増えるらしいので、ちゃんと犬を飼うつもりであれば、この辺のしつけは大前提ってことでしょうけど。
リードが長すぎる
行きたい方向へ行かせることと共通している部分ですが、リードが長すぎたり、伸縮リードを使っている場合も、要注意です。犬がマーキングしようとした場合に直ぐにリードを引いてやめさせることができないので、結果的にマーキング を許すことにつながります。
飼い主が立ち止まる、進行方向以外を向く
そもそも犬をコントロールする気がない犬の飼い主の場合、犬が排泄しようとしても止める気がないので、問題行動の多い犬の飼い主は頻繁に立ち止まります。
手ぶら
もし、散歩中に犬がフンをしたら落ち帰るとか考えてないのでしょうね。小さめのトートバックを持って犬の散歩をしている人が多いのですが、手ぶらで散歩している人が時々います。当然、この様な飼い主の場合、犬が路上でフンをしても放置です。放置も問題ですが、路上で糞をさせて、拾ったとしても、肛門腺の分泌液が残っていたりするとニオイが残るので、路上でフンをしそうになったら、ペットシートなどや、専用の道具で受けて欲しいです。ニオイが残ると他の犬が興味を示して、同じ様なことをする場合があります。
マナー水を片手にもって
マナー水をバッグに入れて持ち歩くのは万が一の備えとしてわかるのですが、常時、水を入れたペットボトルを手に持っている飼い主の犬は、頻繁にマーキングする可能性が高いです。さらにペットボトルのキャップがついてない場合、マーキングの頻度が高いです。
そもそも、頻繁にマーキングする様な犬の場合、500ml程度のペットボトルを持ち歩いて、少量ずつ水をかけても洗い流せるわけでもなく、むしろ範囲を広げてしまうので、やめた方が良いです。マナー水は、アクシデント時の対処の一つのアイテムだと思うので、いつでも水をかけられる様に手に持って歩いている時点で、どうかと思います。たまたま、他人の家の庭の植栽に尿をかけてしまったという様な場合、そのまま放置すると、植物の葉っぱが変色したり、枯れてしまったりするので、マナー水をかけてもらって良いのですが、ほとんどの場合、マーキングしたり、尿をかけたところに少量の水をかけるというのは、腐食につながるなど良いことはないです。
スマホをガン見
歩きスマホもどうかと思いますが、犬の散歩中にスマホを注視している飼い主は、歩きも遅いし、犬の行動を見てないので、躾されてない場合、犬が自由に歩き回り、マーキングや排泄する可能性が高くなります。
飼い主がスマホをガン見している時点で、周りを見てないので、「糞尿禁止」という様な看板してても、見てもらえないので、ちょっと厄介です。
歩きタバコ
歩きスマホ同様、歩きタバコになりますからね。そもそもマナーとしてどうなんだよって思います。タバコ吸いながら犬の散歩している人が稀にいますが、この様な飼い主の場合、犬を見ると躾してないんだろうなってことが多いです。人間とともに生活すると音やニオイに鈍感になるのかもしれませんが、タバコのニオイが嫌いな場合も多いらしいので、ヘビースモーカーな家での生活は地獄ですね。犬も副流煙の影響で健康被害もあるらしいので、考えた方が良いかもしれないですね。
天気が悪くても犬の散歩を欠かさない
自宅で犬の排泄をする様にトイレトレーニングを行なっていないからなのか、悪天候でも犬の散歩をさせて街路樹や高架下などで排泄などさせている光景を時々見ます。大型犬の場合は、運動は欠かせない様なので、大型犬が雨の日に散歩するのは当然なのかもしれませんが、運動量がそこまで必要のない犬種でも、雨の日に散歩させている人がいて、この様な場合、あちこちでマーキングを行ったり、排泄をしている犬であることが多いようです。
自宅でのトイレトレーニングを行ってない場合や、どこにでもマーキングしてしまう習慣がある場合、災害時に避難所でトラブルになるケースもある様なので、しつけするのは大変かもしれませんが、飼い主にはちゃんとお願いしたいです。逆に、家ではトイレするけど、旅先ではしない、なんてこともある様なので、それはそれで大変そうです。
黒い服装
本来、日没後や早朝に犬の散歩をさせる場合に、暗い色の服装というのは安全性からすると疑問なのですが、暗い時間帯にマーキングする犬の飼い主が黒い服装っていうのはよくあります。懐中電灯も持ってない場合も多いです。闇に紛れたいんでしょうね。
それから、これは偶然なのかもしれませんが、悪質な飼い主の調査をした結果、殆どの場合、黒い車を所有されてました。不思議なことに、頻繁にマーキングする様な犬の飼い主は殆どが黒い車でした。何故でしょうね。9割以上が該当しました。
散歩の時間帯
飼い主の都合もあるかもしれませんが、極端に遅い時間や日の出前の早朝に犬の散歩をしている場合も、迷惑な飼い主の確率がやや高めです。その様な時間に犬の散歩しているのは、人目を避けている場合もあるのかもしれませんし、他の犬との遭遇を避けているのかもしれません。実際、マーキングをあたり構わず頻繁にする様な犬の場合、他の犬や人に飛びかかったり、吠えたりなどする様子を見かけるので、時間帯を変えているのかもしれません。いろいろ理由はあるんでしょうけど、深夜日付が変わる様な時間に散歩をしたり、夏場の気温が35度を超える様な日の日中に散歩したり、犬の生活サイクルや体調的に大丈夫なのだろうとかと思います。
犬を抱いて散歩
最初から犬を抱いて散歩する様な飼い主はいないでしょうが、警告の張り紙などすると、犬を抱いて散歩する飼い主が現れます。飼い主としては我が家の周辺でマーキングしない様に配慮してくれているということなのでしょうが、逆に言えば、抱いて散歩しないとマーキングしてしまうということです。それに、ずっとその様な対応をしてくれれば問題ないのですが、中には一時的な対処としてやっている飼い主の場合、警告の張り紙がなくなれば、数ヶ月後には普通に散歩する様になり、マーキングを再開します。
犬を抱いて散歩するというのは、迷惑な犬の飼い主として、よくある対処です。直接注意したり、張り紙で警告したりすると、一時的に来なくなり、3ヶ月くらいすると、再び現れて、我が家の前だけ犬を抱いて通過。その後、しばらくすると、普通に犬を散歩させ、少しの間は犬がマーキングしようとするとリードを引いてやめさせるが、これも少ししたら元に戻って、マーキングしようとする様子を制止するでもなくそのままやらせる様になります。このパターン、物凄く多いです。しかもこのパターンを何度も繰り返す人もいます。ほんと迷惑です。
最後に
以上、これまでの経験からいくつかの特徴をまとめてみました。上記の様な特徴の人がいたとしても、人口密度が高くなく、犬の密度も高くなければあまり問題にならないかもしれませんし、犬の散歩に適したルートに人の家が少なければ、あまり問題にならないでしょう。我が家の場合は、いろいろな条件が重なり合って、最悪な状況になったと思っているので、機会があれば、迷惑行為が行われる他の条件(環境、犬の習性)に関しても書きたいと思います。
もともと犬は嫌いじゃなかったんですけどね。子供の頃は、誰にでも吠える様な犬だとしても近づいて仲良くなれるくらい、犬との相性もよく、好きだったんですけどね。ここ数年の迷惑な犬の飼い主の所為で、ちょっと嫌いになり掛けてます。