器をお迎えした時のおはなし【目止め】
暮らしの中で共に歩み育まれていく
使うことで受け継がれていくケハレの器をご提案しております
今回は目止めについて
うつわの特徴などは以下の記事をご覧ください!!
『うつわをかったらすることありますか?』
『よく煮沸すると聞くけど・・・』
【目止め】の処理をしてくださいとお話をします。
陶器は目に見えない穴が存在しています。
また貫入に食材の汚れなどが入り込み変色やにおいの原因になることがある。わかりやすいのが湯呑。茶渋でヒビが入ったようになっている模様が入ったような状態です。これも長年器と寄り添った勲章みたいな世界で一つだけの味なのですが・・・・買ったときの風合いを長くお楽しみいただきたい方は、お使いいただく前にしていただくちょっとひと手間のお手入れをすることで買った時の風合いを長く楽しみお使い頂く事ができます。
目止めの処理をしていても長くお使いいただくとその分風合いも変わりまた世界に一つだけの器になっていくのでそこもお楽しみいただけたら嬉しいです。
目止めとは。。。
米のとぎ汁などで表面をコーティングすることで、器が吸収したとぎ汁のデンプン質が表面の貫入をふさぎ、器に侵入しようとする「染み」をある程度防ぐことができます。(※完璧に防ぐことはできません)
【処理の仕方】
◆軽く洗った器を鍋に入れ、米のとぎ汁を器がかぶるくらいまで注ぎます。
15分ほど弱火で煮沸した後、鍋ごとよく冷まし、器を取り出して十分に乾かします
<注 意>
※火加減が強すぎると器の一部だけが高温となりヒビや割れが 生じる事があります。必ずゆっくり温度を上げてください。
※ 複数の器を同時に目止めする場合、器の間にキッチンペーパーを挟むと器同士が直接ぶつからないようにします ※デザインや種類によっては、たとえ陶器であっても目止めの必要がなかったり、目止めをしない方がよいものも一部あります。事前に取扱い説明書やお店で確認してください。
◎窯元のひとりごと◎
煮沸は時間がない。大きな大皿は鍋に入らない!!
そんな時は米のとぎ汁に半日つけておいてください。
大皿の場合はとぎ汁をうつわに張る感じでもOK!!
私はいつもそうしています(^^♪
日々食卓にうつわがちょっとしたスパイスになりますように・・・
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