新年度、クラス開き!①学級目標
私にとっては2年目の担任となるこの年。
昨年度よりもいい学級経営をするぞ!と意気込んで始業式を迎えました。
私の学校では1日目はクラス替えのみ、2日目は教室でLHRということで、この2日目をどうするかで新年度のいいスタートを切れるか決まるな…と考えていました。そこで、今回行ったクラス開きの内容を書いていきたいと思います。
1.学級目標の設定
2.自己紹介、他己紹介
3.1年の目標づくり
4.手帳の活用
(この記事では①について書いていきます。)
1.学級目標の設定
小学校や中学校では必ずといっていいほどある学級目標ですが、高校ではあまり見かけないような気がします(私の周りだけかも知れませんが)。目標は生徒で設定したりもしますが、私のクラスの場合は私自身で決めています。というのは、学級目標と言いながら、実際には「私がどのような思いで担任をしていくか」という意思表示の意味合いの方が強いからです。
私が示したのは以下の3つの目標です。目標の提示と一緒に、それぞれについての説明をしました。
①ルール・マナーを守り、礼儀を正す
②常に相手を思いやる
③自分の強みを見つける
①ルール・マナーを守り、礼儀を正す
ルールに関しては、生徒には「切り替えが大事」という切り口で話をしました。例えば、スカートを短くしたい、化粧をしたい、そういうことは私服のときだったらいくらでもしていいと思う。でも学校はやっぱりそういう場ではないということをわかってきちんと切り替えなくてはいけない。1年を通してきちんと守ってほしい、という感じです。
マナー・礼儀に関しては言葉遣い、あいさつのことを主に考えながら話をしました。
私の勤める学校は数年前ではかなりその辺りが守れる生徒は少なく、落ち着いてきたのは本当にここ2,3年というところだそうです。昨年度の1年生はほとんどの生徒が落ち着いた学校生活を送ることができてましたが、今年度は2年生という中だるみの学年ということで、担任として「生活のことをきちんと見ますよ」という宣言の意味も込めて話をしました。
校則について生徒はなぜ守らなければいけないのか、という疑問をもっている生徒はたくさんいます。大人になっても学校生活を振り返って異議を唱える人を見かけますよね。
私はそういった生徒の疑問は受け入れて、「なんでダメなの?」に対して納得できる回答をするように心がけています。その辺りの話はいずれ別の記事で書いてみたいと思っています。
②常に相手を思いやる
大勢の人が集まれば必ず性格の合わない人が複数人出てくるものだと思います。そこで、ここでは主にクラスメイトとの接し方について話をしました。
性格の合わない人とは無理に仲良くする必要はない、でも、お互いを傷付けることなくきちんと会話ができる・コミュニケーションが取れるということが大事だと思う。せっかく一緒のクラスになったんだから全く会話しないなんて寂しい。みんなにとって居心地のいいクラスにしたい。
まずはいろんな人と話をしてみてほしい。それから、ひとりでいる人がいたら複数人でいる人から声をかけてみてください。…とこんな感じだったでしょうか。
性格の合わない人とでもきちんとコミュニケーションが取れる、というのは社会に出てからも必ず必要ですし、意外と社会人でもできていない人がいるのが事実だと思います。私自身が人との適度な距離間がほしいと思っていることもあり、この辺りの話は1年を通してしていきたいと思っています。
③自分の強みを見つける
これは主に進路を考えての目標です。最近の受験というのは学力だけではなく、学校が求めている人材を募集する推薦入試・AO入試が盛んに行われています。その中で必要なのが、自分ならではのアピールポイントではないかと思います。ちょうど昨年度末にそういった進路の話があったばかりでした。自分が「これを頑張ってきました」とか「これができます」と言えるものを持てるようになってほしい、と伝えました。それに強みがあると自信・自己肯定感にも繋がるので大切にしてほしいと思っています。
この3つの目標は今教室の見やすいところに掲示してあります。1年後振り返ったときにきちんと達成できたと思えるように、生徒の意識づくりをしていきたいです💪