【暗記で勝つ】警察面接『全模範回答集』第2集 (「300問」完全対応)
「警察面接『全模範回答集』第2集をお送りしています。
第2集では「警察面接『全質問300問』」の、Q116~Q246までの計153問の模範回答集です。
なお、第1集と第3集が別にございます。
『全模範回答集 第1集』はこちら
冒頭サンプル(21問分)が無料でご覧になれます。
【第1集の主な内容】
・アイスブレイク(面接試験の導入部質問)
・論作文試験の振り返り質問
・集団討論の振り返り質問
・志望動機
・【超重要】絶対に暗記すべき「警察法第2条」
・志望部署
・理想の警察官像/理想の警察行政職員像
・警察の仕事/職場環境
・当県警察の課題/それをどのように解決していきたいか
・併願
『全模範回答集 第3集』はこちら
冒頭サンプル(12問分)が無料でご覧になれます。
第3集の主な内容
・警察学校
・最近関心を持ったニュース
・【重要】絶対に暗記したい「服務の宣誓」キーフレーズ
・【重要】絶対に暗記したい「地域警察運営規則」キーフレーズ
・身辺調査③(日常生活)
・身辺調査④(健康・身体検査)
・身辺調査⑤(借金)
・身辺調査⑥(家族)
・身辺調査⑦(友人・人間関係)
・身辺調査⑧(異性関係)
・ガクチカ
・仕事・職歴
・趣味
・特技・資格
・ボランティア活動
・語学
・女性警察官
・女性警察行政職員
・逆質問
・最後に言い添えるひと言
あわせて、お得なコース
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それでは、さっそく解説に入ってまいります。
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【§13 自己PR・長所/短所/性格】Q116-Q127
Q116 自己PRをお願いします/あなたの長所は何ですか
A116
【例:警察官】
(短答①)私の長所は、行動力があるところ、責任感があるところ、チームワーク力があるところです。
(説明①)例えば私は、大学在学中に3年間、飲食店で接客業として働きました。最後は、お店から仕事ぶりを信頼され、自ら接客に当たるとともに、プレイイング・マネージャーとして新人教育係やリーダー的な役割、クレーム係まで任されていました。
しかし、順調な時ばかりではなく、チーム内で関係が悪化する時もありました。また、人相手の仕事でしたので、難しい対応もありました。
そのとき、私は先輩職員として、このようなときにこそ仲間とのコミュニケーションを密にして、みんなで力を合わせて頑張ろうと声掛けをするなど、職場環境改善のために行動を起こしました。
ミスを犯した後輩を叱責するのではなく、バックアップやマンツーマンで指導するなどチームワークを大切にしつつ、顧客満足度アップ・リピーター増という結果を出す責任を果たそうと努めました。自ら率先垂範して努力することで、チームに一体感が蘇り、以前にもまして仕事の成績が向上しました。
私は、行動力や責任感・チームワーク力といった自分の良いところを活かし、都民と仲間を大切にし、仕事を信頼される警察官になれるよう努力していきたいです。
(短答②)私の長所は3つあると思います。行動力があるところ、何事にも粘り強く取り組み最後までやり遂げる忍耐力があるところ、そして困った人を助けたいと思う優しさのあるところです。
(説明②)私は、コロナ禍の影響で大学を中退することになりました。しかし、私はここで、腐ったりはしませんでした。気持ちをきれいに切り替え、すぐに次の行動に移していきました。次の行動とは、家業の成功と警察官になるための自分自身の能力向上です。
家業を成功させることは、新しいチャレンジでした。一番気をつけて取り組んでいることは、お客様のニーズに応えるプロになることと、チーム内での温かい助け合いの精神です。
私は、小さい頃から人の役に立つ仕事に就きたいと考えていました。警察官の仕事は○○県民の生命を預かる尊い仕事です。私は、自分のこれら良いところを活かし、また、仲間と一致協力して、○○県民の生命・身体・財産を守る使命を果たせる警察官になりたいです。
【例:警察行政】
(短答)私の長所は、人の話を聞くことができることと、何事にも粘り強く最後までやることができるところです。
(説明)私は、自分から積極的に話すより、相手のお話を聞くことが好きです。相手の話に耳を傾けると、相手の良いところや相手のニーズを理解することができ、相手の人生から学びがあります。また、相手とコミュニケーションが取れて関係性も良くなり、チームワークや協力関係にもつながります。
一度決めたことを最後までやり遂げる粘り強さもあります。私の粘り強さは、向上心から生まれています。例えば、私は仕事をするときには必ず計画を立てます。重要なことに優先順位をつけ、協働や人的資源活用の活用を探り、より現実的で合理的な方法を模索します。それらはすべて「良い仕事をしたい」「仕事を通して成長したい」「良いチームでメンバーと協力したい」といった向上心から生まれていると思います。
警察行政の仕事では、市民の不安な気持ちにより寄って丁寧にお話を聞き、「市民のために尽力する」「街の安全安心に貢献する」という目標に向かって、粘り強く一つひとつの事案の解決に取り組んでいきたいと考えています。
≪コメント①≫「自己PR」で聞く面接官の本当の意図とは
自己PR欄では、真の質問は
・「警察に必要な資質は何だと思いますか?」
・「それがあなたにはありますか?」
です。
あなたご自身の「長所」と「警察が求める資質」が一致していなければ価値が半減してしまいます。警察の仕事で貢献できて、初めて「長所」と言えます。
・あなたの長所は、警察の仕事でどう発揮されますか?
・警察組織にどのように貢献しますか?
単に「私の長所は○○です」で終わらせず、「長所を警察の○○の仕事に活かしていきたい」とここまで答えてはじめて「長所」の説明と考えてください。
≪コメント②≫長所の回答で避けたい「NGワード」
㋐「コミュニケーション力」
㋑「協調性」
この2つは、面接カードや面接試験では、極力避けてほしい表現です。
例えば「コミュニケーション力を学んだ」「協調性を身に着けた」「達成感を感じた」と書いたり話したりする人がいます。
この2つは、なぜか面接官を不快にさせる表現です。
面接官からすると、「コミュニケーション力と協調性は、警察受験では大切な指標だ。そもそも面接試験は、コミュニケーション力や協調性があるかどうかを見る試験。自分で言うな。こちらが判断するものだ」という思いがあります。
≪コメント③≫「コミュニケーション力」「協調性」の正しい言い換え表現
では、コミュニケーション力や協調性があることを、どのように表現したらよいでしょうか。次のように言えると良いと思います。
㋐「コミュニケーション力」の言い換え表現
→人の話を聞く力
→チームの中で自分の意見の伝え方
→話の要点をまとめて理解する力
→どのような人にも声掛けを欠かさなかった
…これらはいずれも「警察の仕事」で必要なスキルでもある
㋑「協調性」の言い換え表現
→みんなと一緒に協力した経験
→集団の中でのバランス感覚
→人に対する気遣い
→チームの意見をまとめて、仲間を鼓舞するリーダーシップ
→苦しい時にもユーモアと笑顔を欠かさないこと
…これらもいずれも「警察の仕事」で必要なスキル
※結論
「○○力」…といった気取った言葉を使おうと力む必要なし!
面接官に、あなたの姿がイキイキと思い浮かぶような具体的な言葉を使おう。
Q117 長所の具体的エピソードを教えてください
A117
【警察官 別解①】
(説明)私はこれまで、周りの人から私が受けた思いやりがあったからこそ、私もたくさんの人に思いやりの心を持って、恩返しができるのではと考えています。警察活動は、不安や孤独、悩みに寄り添う仕事です。「マンパワー」を大切にする警察活動をサポート役として、「思いやりの心」をもって、治安維持に取り組みたいと考えています。
【警察官 別解②】
(説明)例えば私は、大学卒業以来3年間、ある会社で働いています。いまでは新人教育係やリーダー的な役割を任されるようになりました。
しかし、順調な時ばかりではなく、チーム内でミスが多発し関係が悪化する時もありました。そのとき、私は先輩職員として、このようなときにこそ仲間とのコミュニケーションを密にしようと行動を起こしました。
ミスを犯した後輩を叱責するのではなく、バックアップやマンツーマンで指導するなどチームワークを大切にしつつ、結果を出すという責任を果たそうと努めました。自ら率先垂範して努力することで、チームに一体感が蘇り、以前にもまして仕事の効率が高まりました。
私は、このような自分の良いところを活かし、市民と仲間を大切にし、信頼される警察官になれるよう努力していきたいです。
【警察行政 別解】
(説明)具体的には、生体認証の研究で成果を出したことです。研究では初めてのことが多く、なかなか研究成果が出ませんでした。しかし困難にぶつかっても工夫をこらし、最後まで諦めずに研究を行うことで成果を出すことが出来ました。さらに自分の努力だけでは解決できなかった時には、友人や先輩たちと協力することで乗り切るという経験もしてきました。
【重要】≪コラム⑮≫任命権者面接には「キーマン」が存在する
ご存じですか?面接官には、キーマンがいます。
面接官はたくさんいますが、あなたの合否を決める、この人は絶対に押さえておかなければならない「キーマン」がいるのです。
警察面接を受験する人は、このキーマンを押さえなければならないです。どの面接官も同じ比重ではいけません。
キーマンは2人です。
・1人目は、キャリアで任命権者の「警務部長」
・2人目は、ノンキャリアのトップ面接官「首席監察官」
面接官はたくさんいます。階級は、平警部から警視正まで様々。もちろん女性の面接官もいます。少し乱暴な言い方をすると、ザコの面接官はどうでも良いのです。警務部長を押さえないと良い結果にならないのです。あなたの任命権者だからです。ここはとても重要なところですよ。
極端に言うと、他の面接官が「合格(A)」と評価しても、警務部長が「不合格(D)」と評価したら、あなたは不合格(D)になります。警務部長の意見は、警察面接では絶対です。
(キーマン「警務部長」の位置)
警務部長は、警察面接で一番偉い人ですので必ず「真ん中」の席に座ります。
しかも、キャリア官僚ですので、比較的若いです。
つまり「真ん中に座っている、比較的若い人」なら警務部長と思ってください。
一方で「真ん中に座っている、定年前のような年配の人」なら首席監察官でしょう。
警務部長の顔が事前に分かることがあります。多くの県警では、本部長と警務部長の交代時にはマスコミ広報します。特に、地方新聞には、警務部長が着任時には顔写真を掲載して紹介しています。
「○○県警 警務部長 顔写真」などでググってみてください。出てくることがあります。
ちなみに私は、警務部長の顔は必ず押さえておきたいので、地方新聞を購読して、普段から警察ネタのチェックをしています。私の予備校の受験生には、警務部長の顔写真は必ず見て覚えてもらっています。
首席監察官の顔も、人事異動期の地方新聞に顔写真が掲載されます。こちらもチェックしています。
警察のキーマン…特に「警務部長」の顔を覚えてほしいです。キーマンにアピールすることで、要領よく面接で高得点を取る。面接テクニックの1つです。
Q118 あなたの短所は何ですか
A118(短答)私の短所は、心配性なところです。
≪コメント≫「バカ正直」に短所を書くことは不合格者がすること
短所では「長所」を答える
書き間違いではありません。短所欄には「長所」を書きます。正確には、設問の題意に沿って「短所もどき」を書きますが、最終的にはさりげなく長所に誘導します。
「短所は?」と聞かれて、何も考えず短所をそのまま書くのは、一見、正直で美徳のようですがが、「バカ正直」の類です。
短所は?の質問には、基本的には「長所」を書くのが、面接のエチケットです。
あなたは、面接カードの短所欄に
・優柔不断
・神経質
・短気
・飽きやすい
・人見知り
・そそっかしい
・最後まで続けたことがない
このようなことを書いていませんか?面接試験で話していませんか?
面接では、応募先の県警の仕事に影響が大きいものを平気で話す人がいます。
一度、面接官目線になって、冷静に考えてみてください。このように書いたり言ったりする受験生を、あなたは採用したいですか?警察に入って、市民の命を預かる仕事を任されると思いますか?
このような回答からは、そうは思えないですよね。
短所を話すときには、もっと別の言い換え表現がないか、このようなことを言って損にならないか、事前によく検討してみてください。
Q119 短所の具体的エピソードを教えてください
A119 (A160短答 心配性)
(説明)例えばいま働いている職場では、自分の仕事の出来が十分かどうか気になり、何度も点検や確認を繰り返してしまい、作業が遅れることがあります。
上司や友人からは「仕事が丁寧だ」「信頼できる」と言ってもらえることもありますが、もう少し視野を広く持つべきではないかと考えています。
そこで私は、その短所を克服するための方法を試行錯誤しました。その結果、周りの人に相談し、助言を求めることが一番良いのではと考え至りました。
これまで一人で抱え込みがちでしたが、相談をすると、周りの人はとても親切で、私の弱点をカバーしてくれていることに気が付きました。
私は、心配性なところが自分の欠点だと感じていましたが、普段から周りの人とコミュニケーションを取ることで、チームのみんなと助け合える「強み」でもあったと気が付きました。
≪コメント①≫「短所」と「克服したエピソード」はセットで回答する
短所の説明では、あわせて「その短所を克服したエピソード」を書いてください。誰にでも、多かれ少なかれ短所はあるものです。短所があることは全然問題ではないです。それをどのように克服してきたか、採用試験では、その克服法こそ面接官が知りたいことです。
≪コメント②≫性格とエピソードの不一致には注意を
面接カードの性格や自己PR欄を見ていると、「長所は◇◇」「短所は○○」と伝えているのに、それとエピソードが一致していない場合が見られます。これは本当によく見られる間違いです。注意をしてください。
長所や短所、自己PRなどの性格系の質問は「エピソード」とセットですので、必ず一致しているか確認してください。
なお、自分では不一致に気づかないことも実際に多いです。そんな時には第三者に見てもらうといいです。第三者に添削や確認をしてもらいましょう。
Q120 自分の短所をどのように克服してきましたか
A120(短答)自分で課題克服に努力することは前提の上で、周りの人や第三者に意見を求め、自分以外の人の考え方を聞くようにしました。
(説明)自分の短所は、自分ではなかなか気が付かないです。私は、家族や信頼できる友人に、率直に自分の短所を訪ねることがあります。
また、私は職場でチームリーダーを任されていますが、「自分には短所がある」ことを前提に、メンバーの意見に積極的に耳を傾けるようにしています。
私の短所は、集中すると周りが見えなくなるところです。周りの人とコミュニケーションを取って、意見を求める機会を増やしたことで、広い視野を保ち、より良いアイデアを思いつくことができるようになりました。周りとの人間関係も大きく改善しました。
私は、短所は「自分の強み」になると思っています。短所を克服するよう努力すると、自分の強さに変わることを学んできました。
≪コラム⑯≫面接試験の点数はどのようにつけられる?
評価は「4段階」または「7段階」
面接試験の点数は、基本的に各都道府県警の人事担当に任されています。
多くの都道府県警では、「ABCD」または「◎○△×」などの4段階で評価されていると思います。4段階評価の場合、
A or ◎ … 「優秀」優先採用/一発採用
B or ○ … 「良好」採用
C or △ … 「可」ボーダーライン/条件付き採用
D or ✕ … 「不可」不採用/一発不採用
です。C以上が合格になりますが、Cはボーダーラインなので、C評価で合格する人もいれば不合格になる人もいます。
私の県警では7段階評価でした。
7段階評価とは、
A … 一発採用/最優先採用「どうしても欲しい」
B+ … 優秀/優先採用
B- … 良好/採用
C1 … 可
C2 … 可/条件付き採用「ボーダーライン」
C3 … 微妙「採用にはかなり厳しいがDではない」
D … 一発不採用「絶対に採用できない」
です。7段階評価では、C2~C3がボーダーラインになります。
「A」は、全員の面接官が「A」をつける受験生で、どの面接官が見ても「うちに欲しい」と思うような受験生です。一発合格の受験生で、全体の5%がA評価になります。
「B」は、多くの面接官が「A」をつける受験生です。B評価になれば合格です。全体の20~25%がB評価になります。A評価を取る受験生はごくわずかですので、目指すべきはこのB評価です。
「C1」は、ほぼ合格圏内の受験生です。B評価にはならないけれど、採用して問題なしの評価です。
「C2」は、いわゆるボーダーラインの受験生です。可もなく不可もなしの評価で、採用するにはためらいがあるが、枠があれば上から順に採用します。
「C3」は、ほぼ不合格圏内の受験生です。D評価のように一発不合格までではないけれど、採用できない受験生との評価です。
全体の6割の人がC1~C3に集中します。
「D」は、ほぼ全員の面接官が不合格とする受験生です。開始30秒で「これはいらない」「一発アウト」と評価されることが多いです。残りの面接時間は、ただの面接官の時間つぶしです。全体の10%がD評価になります。※ 都道府県警察によって「80点」「60点」などの点数式のところもあります。
Q121 自分の性格をどのように自己分析していますか
A121(短答)真面目で明るい前向きな性格だと思っています。
(説明)真面目で前向きなところが私の長所だと考えています。どのようなことでも一生懸命に取り組みますし、前向きな性格なので仲間と一緒に協力して目標を達成するのが好きです。
一方で、多少真面目すぎる所があります。細かいところまで丁寧にやらなければ気が済まないところがあります。友人や上司は「真面目で、仕事が信頼できる」と言ってくれることもありますが、私としては、もう少し広い視野で、細かいところだけではなく全体を見て仕事ができればいいなと思っています。
ただ、そういった短所を克服するために、私は、自分だけで物事を考えることはせず、周りの人に積極的に意見を求めるようにしました。すると、自分では決して気づけなかったアイデアや考え方があることに気づかされました。周りとコミュニケーションを深めることにも役立ちました。
最近では、短所は自分の強みでもあると思い始めています。
≪コメント≫「性格」では長所と短所が表裏一体になっているか確認する
ここでは、「性格」全体を聞かれているので、長所と短所をセットで伝えてください。
良くある間違いは、自己PRだと考えて長所しか伝えないことです。性格は自己PRではなく「人となり」なので、長所と短所をセットで端的に伝えます。
一方で、人間の性格は、長所と短所で裏表一体です。両方押さえたうえ「あなたらしい性格」です。例えば、
・行動力 ⇔ 良く考えないで行動し、後で後悔する
・人の話をよく聞く ⇔ やや決断力に欠ける
面接で性格を伝える時には、長所と短所が表裏一体の関係になっているか良く点検しておきましょう。
Q122 あなたが警察になったら発揮できる強みは何ですか
A122
【警察官回答例】
(短答)行動力とチームワーク力です。
(説明)私は、部活や職場でリーダーを務めていました。チームに目標を定め、計画を立て、練習や実績向上のために尽力してきました。必ずやるべきこと、してはいけないことのメリハリをつけ、常に行動に移してきました。
また私は、実績だけではなく、チームワークも大切にしてきました。組織は、人が集まる場所ですので、目標に向かって一致協力することが不可欠です。そのために私は、メンバー一人ひとりとのコミュニケーションを大切にしていました。信頼関係や正確な情報の共有のためには、一人ひとりから丁寧に話を聞くことが欠かせませんでした。
警察官の仕事は、市民の命を預かる重要な仕事です。私は、行動力やチームワーク力といった自分の強みを活かして、警察の仲間の皆さんと一緒に力を合わせて、「生命・身体・財産の保護」という尊い警察の責務を果たしていきたいです。
【警察行政回答例】
(短答)ボランティア活動で培った経験です。
(説明)障害児支援のボランティアで私は、行動力とチームワーク力、感情労働の難しさを学びました。
障害児は、常に誰かの援助を必要としている存在です。しかし、一人ひとり求められるニーズが異なります。
障害児支援には、行動力とチームワーク力が必要でした。行動すべき時にちゅうちょして行動しないと、子供の生命・身体に危害を及ぼします。自らの役割をよく認識し、積極的に動くことが大切でした。また、同じメンバーと「障害児のために」との思いで一致協力して、目の前の一つひとつのタスクを行うことが求められました。
また、感情労働の難しさも学びました。障害児には、うまく自分の思いを伝えられない子どもたちもたくさんいました。思い通りにいかないと不満を爆発させたりします。障害児一人ひとりに丁寧にコミュニケーションを取って、一人ひとりのニーズを細かく汲み取ることが大切でした。
私は、このような自分の強みを活かして、警察の仲間の皆さんと一緒に力を合わせて、「生命・身体・財産の保護」という尊い警察の責務を果たしていきたいです。
【実話】≪コラム⑰≫面接カードで合否が「7割」決まると断言できる「たったひとつの理由」
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