【文系/営業職/IT業界未経験】が最先端のAI企業に出向してきた件
今回の記事は私の実体験に基づいた記事です。
私の経験というのは【文系、人材会社新卒、営業4年目、IT未経験】で
最先端の機械学習スタートアップに出向するという経験です。
結論は、、、
・IT業界未経験でも、少しの努力でITを理解できる。
・そして、その効用はめっちゃ高い。
・というより、IT分かってないとたぶん生き残れない。
大袈裟で申し訳ないですが私が実感していることになります。
何かの参考になればと思います。
(所要時間:4〜5分)
▼突然の辞令
私が出向したのは、ディープラーニングを使った音声認識ソリューションを展開する産総研発ベンチャーで、親会社がVCとして投資している会社でした。
音声認識というとイメージしやすいのは、
iPhoneの「Siri」
Amazonの「Alexa」
Androidの「googleアシスタント」などです。
いずれも最先端のIT企業がやっている最先端な技術という印象でした。
私は前述した通り、大学も文系出身で新卒で人材会社に入って以来、派遣営業に携わっていたため、ITについて考えることはなかったし、勉強することもありませんでした。
それが、2018年1月末にいただいた突然の辞令。そこから1ヶ月後の3月から約半年間の出向。最初はどうすればいいのか分かりませんでした。
▼自分がいかに無知かを知る
そして、あまり分かっていないままに3月から出向しました。
前述の通り、私のIT知識レベルは「何も知らない」というレベルです。具体的にいうと、「クラウド」「サーバー」「ブラウザ」「API」「ディープラーニング:などの言葉の意味が分からないレベルです。
これだけ世間では、IT企業が世の中を変えていて、AIという言葉を見ない日はないのに、恥ずかしながら、本当に無知だったのが当時の私でした。まずは、いかに自分が無知か、世間との乖離があるのか、これを認識することから始まりました。
▼どうキャッチアップしたのか
では、そこからどのようにキャッチアップしていったのかを書きます。
やったことは具体的には以下です。
・ITパスポートを1ヶ月で取得
・知らない言葉が出てきたらすぐ調べる
・週間でビジネス書を2冊要約しレポート提出
・googleニュースで「AI」という言葉を登録、毎日検索し記事を読む
・通勤中や移動中などYouTubeでAI関連の動画を視聴
・商談内容を録音し、聞く
こんなことをやっていきました。それぞれ一日5〜60分ぐらいでできるもので、やってみると意外とやれることが分かりました。
▼ITを知ることで得た3つのメリット
そんなことを1ヶ月やり続けると、なんとなく商談の内容が分かるようになり、記事を読んでいても何を書いてるのか分かるようになりました。すると、こんなメリットがありました。
①課題解決の方法として真っ先にテクノロジーを駆使する方法が浮かぶ
②世の中で起きていることが分かる、予測できるようになる
③経営層など、より経営に近い方々と話せるようになる
①について、派遣営業をやっていた時に感じていた課題だったり非効率はほとんどテクノロジーによって解決が可能であることを知りました。
例えば、誰が答えても同じ問い合わせはチャットボットを使えば解決できるし、テレアポは自動発信を使えば効率よくできます。
②について、①で説明の通り、多くのことがテクノロジーで解決できるので、企業はまずテクノロジーで解決することを考えます。
テクノロジーを使って何ができるかが第一優先なので、テクノロジーの進歩を追っていけば次に何が起きるかがある程度予測できるようになってきます。
③について、①②の通り、経営者が経営を進める上でITに目を向けるのは当然で大きな関心ごとになります。
特にAIなどは現場担当レベルというより、会社全体として取り組むべき課題との認識を持たれている企業が多く、商談も経営に近いレイヤーの方々との商談になることが増えました。
たった半年あまりで大げさでもなく、見える景色が変わったというのが正直な感想です。逆に、このような機会を得ずにITに興味がないままだったら…と考えると恐ろしさすら感じます。
▼年収100万円は変わる
こうして、出向してから2年半近く経ちましたが、カンファレンスで登壇させて頂いたり、記事を書かせて頂いたりするぐらいまでには、なんとかキャッチアップできている状態です。
そんなこんなで約2年半ほど、IT営業を経験しましたが、リアルに転職市場での価値は少なくとも100万円近くは変わりました。
今後、恐らくこの差が広がっていくことは間違いないかと思います。
▼まとめ
今回は実体験を元に、IT未経験から機械学習スタートアップに出向した話でした。
まとめると、
・未経験でもそれなりに努力すればなんとかなる
・今後IT知識は必須であり、市場価値に大きく影響する
・まず何すればいいか分からない場合はITパスポートを取得しよう
こんな内容を話させて頂きました。
最後に余談ですが、この記事の8割近くは音声入力で作成しました。たぶん、普通に入力する3倍早いです。ぜひ、皆さんもスマホの音声入力試してみてください。
今回の記事は以上になります。
ご一読いただき、ありがとうございました。
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