初夢

今年の初夢が非常に良いものだったので、忘れる前に書き記しておこうと思う

気がつくと俺はプールの中にいた。中学のプールだったような気がする。
浅いような深いようなプールの中で一心不乱に平泳ぎをしていた。両隣のレーンには誰もいない。しかし息継ぎをするたびにガヤガヤと話し声が、教師のホイッスルの音が聞こえる。きっと授業中なのだろう。そんなありきたりな情景に、一つだけ謎が沈んでいた。

尻だ。

俺の目前10メートルに、女子の競泳水着に包まれた尻があったのだ。このまま泳ぎ続ければ3秒以内には尻に飛び込むことになるだろう。
もし自分が中学の授業中に同じ状況になったら、きっとその場で足をつくか、泳ぎながら避けるだろう。

しかしこれは夢だ。何をしたっていい。俺は迷わず尻に向かって一直線になった。そして顔に尻が当たりそうになったそのとき

目の前から尻が消えた

と同時にものすごいスピードで水中を進む俺。
気付けばあっという間にゴールと手がハイタッチをしていた。

プールから出て人の波に揉まれていると、教師から一言

「17秒」

いや早すぎ

以上、2021年の初夢でした

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