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駒草 四季織:山水 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
四季織シリーズの新色、第2弾。

SAILOR 四季織ー山水ー『駒草』

四季織の新色は『山水』というシリーズ名を打たれ、
春夏秋冬の動植物をモチーフとした色合いが揃っています。
2色めは夏のインク『駒草』です。

『駒草』は、ケシ科の多年草で、夏を代表する高山植物です。タコさんウィンナーのようなかわいらしい花弁が特徴的。
夏(晩夏)を表す季語としても使われています。

駒草

色合いはこんな感じ。

印象的なピンクの花ではなくて、葉の色を再現したインクとなっています。
※花の色を再現すると、秋の『撫子』と被るという理由もありそう。

ほんのり青みを感じるフレッシュなグリーンで、生命力を感じる色彩。
上の写真と見比べると、「葉の影の部分」と「インクのしっかり乗っているところ」の色が近くて、再現度高いインクです。
色が薄いところはひんやりとしたイメージも感じられて、高山の清々しい空気に例えられそう。(強引)

何色も持ってると認識ぼやけるのですが、
実は四季織シリーズって、こういう明るい緑がなかったんですよね。
万年筆ユーザーで、四季織が好きな方にとっては「選択の幅が広がる1色」という捉え方もできるインクです。

明日は秋のインク『撫子』をご紹介しますね。


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