ピンクとブラウンの苦い思い出
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はピンクとブラウンにまつわる昔の思い出。
バレンタイン関係ないです
ちょうどバレンタインだし、そういう話題にしようかなと思ったんですが、
チョコの茶色や、恋愛模様のピンクなどを考えてると、ふと思い出したことがありまして。
先にぶっちゃけておくと、バレンタイン一切関係ありません。
色彩検定1級受験のときのお話
あれは、自分が1級2次試験を受けた時のお話。
色彩検定は3級からありまして、3級&2級は基本マークシート解答のスタイルです。
いくつかある解答から、正しいものを選んで、塗りつぶすやつですね。
そして、1級はマークシート&記述の1次試験と、カラーカードを使った実技の2次試験があります。
実技ってどんなのかというと、あるお題に対しての記述解答とそのカラーカードを切って貼るという作業で構成されています。
なので、鉛筆・消しゴムと一緒に、ハサミ・のりが必要という変わった試験になります。
試験に向けて過去問をいくつも解き、準備万端で会場に向かったわけですが、そこで衝撃的な出来事が…。
想定していない出来事
1級2次で使う「新配色カード199a」には、
先日書いたトーン×色彩の156色(11トーン×12色相+vトーンの24色相)に、無彩色の17色。
それから「1級2次では使用しない」と習った、ピンク / ブラウン / オフホワイトのカードが組み込まれています。
そうなんですよね。
「ピンク / ブラウン / オフホワイトは、1級2次では使用しない」と言われていたんですよね。
・・・
で、2次試験が開始され、1ページ目だか2ページ目にあった問題に、
「指定のピンク・ブラウンのカードが、どの明度の位置にあるか貼れ」みたいな問題が!!!!
「トーン別各色相の明度」は試験で必須知識になるので、完璧に覚えていたんですが、使われない「ピンク・ブラウンの明度なんか知るわけない」状態。
そもそもAFT公式のテキストにすら、なんの記述もない要素です。
(いまはあるのかな? 近年のテキスト見てないので…)
グレースケールのカードを使って乗り切る
あの時は、頭が一瞬真っ白になりましたね…。
ただ「明度を答える」問題だから、
グレースケールのカードを一式切り出して、指定されたピンク・ブラウンのカードを照らし合わせればなんとかなる!と思って、答えを導きだした記憶があります。
過去問5年分ぐらいを何度も反復して、正答率90%超え確実にしてから臨んだ試験で、予想しない問題と直面するわけですから、あれはなかなか苦い思い出でしたね…。
不意打ちやめてほしい。
・・・
ということで、ピンクとブラウンにまつわる思い出でした。