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寒さとグレー

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストです。
今日は急に寒くなった時期に感じることを。

気温の変化と雨模様

つい数日前まで、まだ暑さの残る気候だったのに、
昨日の晩から都内は一気に冷え込みました。
昼間に少し出かけたのですが、長袖のしっかりした生地のシャツ&厚めのカーディガンを羽織っていたのに、それでも「もうちょっと暖かいもの着れば良かったかな?」と後悔。

雨模様で、陽射しも届かないダブルパンチな感じでした。

こういう寒くなるタイミングになると、
いつも「街全体がグレーがかってきたなぁ」と感じます。

Unsplashbady abbasが撮影した写真

色彩と光

原因は、単純に光量が足りないせい。

夏は太陽高度が高く(約80°)、日照時間が長いため、広範囲を明るく照らしてくれます。
そのため物体に当たる光量が多く、「色彩が鮮やかに輝く」んですね。

反対に、冬は太陽高度が低く(約30°)、光の当たる範囲がせばまって、影の部分が広くなりグレーがかります。
そのため「彩度が抑えめの色」が勢力を増します。

色彩は光によってもたらされるので、
光が届きにくい=全体的に色がくすむわけですね。

それに加えて「寒さ」が、色の鈍さを強調しているような気がします。
個人的には、1.3倍くらいになったような感覚。

夏と冬は、様々な部分で対照的ですが、
色彩の出方にも見られるのは面白いなと、いつも思います。

寒いのは嫌いじゃない

とは言え、寒いのはそれほど嫌いじゃありません。
なぜなら重ね着が出来るようになるから。
服に色がたくさん使えるので、組み合わせ考えるのが楽しいです。

世の中が、さらに黒やグレーに近づく中、
色鮮やかなアウターを着て、一人浮くような感じになりますが、
それも嫌いじゃないです。
冠婚葬祭用以外で、グレーや黒のコートって持ってないんですよね。

虹色のコート群が、そろそろ活躍する季節

あまり急激に変化されると体が追い付きませんが、
ちょっとずつ秋~冬の支度もしていこうと思います。

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藤田さんちの色彩事情 - Kei's Factory
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