
赤ワインの「赤」
こんばんは、グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はワインの赤色。
ワインレッドと一口に言えど
自分はまったくお酒を飲まない(飲めない)人間なので、
ワインとは直接的なご縁はないのですが、
間接的に関わりがあります。
例えば絵の被写体として。
学生時代に絵を描いてたところ、静物画の被写体として、ワインの瓶はよく使っていました。
深い緑や茶、黒の瓶(もちろん空っぽ)に、美しいラベルは見ていて飽きないものがありますね。

引用元:https://pixabay.com/photos/wine-bottle-glass-table-slice-4324050/
そして、色彩における「やや深めの赤」の代名詞として、
よく使われる「ワインレッド」。
ビロウドのような艶やかな赤を総称する、懐の深い言葉です。
さて、ワインレッドと一口に言っても、様々な色が存在します。
JIS規格にも定められている3つのワインカラー
まずは先ほどから述べてる総称としてのワインレッド。
それに紐づく形で
・ボルドー
・バーガンディー
という2色があります。
こちらはJIS慣用色名に採用されている3色で、
JIS規格「物体色の色名」に区分されています。
ボルドーもバーガンディーも、何かしらで耳にした事ありませんか?
服の色名にもよく使われています。
この3者の違いは、以下の通り。
ワインレッド
赤ワインっぽい赤色を全般的に指す。
こい紫みの赤。
ボルドー
ボルドー地方のワインをイメージした『ボルドー』
ごく暗い赤。
バーガンディー
ブルゴーニュ地方のワインをイメージした『バーガンディー』
ごく暗い紫みの赤。
地名と色名が異なっているように見えますが、
フランス語だとブルゴーニュ、英語だとバーガンディーと呼び分けられていて、どちらも同じ色です。
色の違いの参考

本やサイトによって紹介されている色は差がかなりあるので、あくまで「参考」です。
同じワインをベースとした色なのに、結構違いますね。
頭の中のワインレッドと、少し違う
こうして見てみると、カラーチップでの「ワインレッド」って、
自分が想像しているよりも、ふんわりした色なんだなと気付きます。

引用画像は、Unsplash</a>Ashley Byrdが撮影した写真
記憶の中にある色は、個々人の体験・経験に基づくので、
実際の色と同じになることは滅多にはないのですが、面白い発見でした。
ワインレッドと聞いて、皆さんはどんな色を思い浮かべましたか?
今回は赤ワインの色でしたが、調べものをしていると本来のワインの色にも様々な違いがあるようなので、また近いうちに書きたいと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
