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こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は孔雀のお話。
掛川花鳥園に出掛けて
この週末、掛川花鳥園に行ってきました。
目的はハシビロコウのふたばちゃんだったのですが、
他にもフクロウやらオニオオハシやら可愛い鳥類の数々がいて、
時間があっという間に溶ける楽しい空間で。
そんな中、孔雀が優雅に横たわっているのを見かけて、今日の記事を書こうと思い立った次第です。
鮮やかな体色
孔雀はカバー画像にも使ったように、
瑠璃色のような翡翠のような、鮮やかかつ美しく移ろう緑~青の体毛と、扇状で目のような模様がインパクトのある尾羽が特徴。
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これはオスの個体に見られるもので、
メスは尾羽がなく体色もやや控えめ。顔周りは緑っぽい色をしています。
この鮮やかな体色は、
「ピーコックグリーン」「ピーコックブルー」として色名にもなっています。
面白いことに日本の伝統色と呼ばれる色彩には、孔雀にまつわる色名は見当たりません。
まぁ、大体の和名が平安時代に出来ているので、外来種である孔雀の色が確立されていなくても仕方がないですね。
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この緑と青の移ろいは「光の干渉現象」によるものです。
これは「シャボン玉が、光を受けて虹色に輝いて見える」のと同じ原理ですね。
色は「脳が見ている」んだなぁと、改めて感じる現象です。
孔雀って、よく見ると「オレンジ」や「黄色に近い黄緑」の体色の部分もあるのに、緑・青ばかりが取り上げられるのもちょっと面白いなと思います。
やはり生き物の体色としての「緑青色」は、人間にとってインパクトが強いということなんでしょうね。
白い孔雀もいました
園内の別のエリアには真っ白な孔雀も優雅に横たわっていました。
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尾羽の模様も含めて白一色!
色付きの孔雀より、一層神秘的で美しい感じですね。
種類は通常の孔雀と同じインドクジャクだそう。
久しぶりに孔雀を目の当たりにしましたが、
その色の移り変わりには心躍るものがありますね。
なんだか見てると描きたくなってくる、神秘的なビジュアル!
手元のインクにも『孔雀』と付くものがいくつかありますし、常に無意識に心にひっかかっている鳥なんだなぁと改めて感じました。
他にも、美しい色彩の鳥たちと逢えたので、また追ってご紹介していきたいと思います!
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