オリジナルインク作ってきました【インク工房】
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
昨日のつぶやきにも書きましたが、SAILORインク工房でオリジナルインクを作ってもらいました。
SAILOR インク工房
先週は一味変わったブレンダー体験でしたが、
今回は通常の『希望を伝えて色を作ってもらう』形式のインク工房。
▼体験のイメージ
予約が取れてから、「どんな色を作ってもらおう」とワクワク・ソワソワしながら考えていました。
自分の頭にある空想の色から1色を選び出すって、至難ですよね…。
結論として作ってもらったのは、
ダーク寄りのグレイッシュグリーン。
自分が日々通っている、日本茶ミルクティ-専門店『And Tei』さんのカウンターの色をピックアップしました。
※店主の倉橋さんには事前にお話をして、許可いただいてます。
普通に書くとグレーですが、水で伸ばしたりすると薄く緑が見える、
SAILOR『ゆらめくインク』のようなインク
という無茶振りで作っていただきました。
言葉と写真で伝える
頭の中のものを言葉だけで伝えるのは難しいものです。
そこで、事前に写真を撮ってもっていきました。
イメージが共有できるので、目的の色に近づけることができます。
時間も限られていますし、あらかじめ用意しておくと効率的にお話できてオススメ!
左側のやや影になっている部分と、水で伸ばした時にほんのり現れるお茶の色をこちらでお伝えしました。
流石プロの技
こんな感じでお伝えしたのですが、
「おぉ~難しい!」とおっしゃいながらも、
手際よく使うインクを決めていくインクブレンダーの石丸さん。
その手付きに見とれている間に、
「こんな感じでどうでしょう?」とサンプルインクをつけペンで渡してくださいました。
実際に書くと思った通りのグレー。
少しだけ水をお借りして伸ばしてみるとほんのり緑が滲みます。
さらに紫要素も入っていて、+αで自分が望む色を作ってくださいました。
凄い……!
さらにここから調整も可能なので、
細かく自分の欲しい色に近づけていけます。
2本まで購入可能
インクの色が決定したら、50mLの瓶に入れて完成。
インクの名前を決めて、インクカードを作ってもらったらイベント終了です。
作ってもらったインクは2本まで注文可能なので、
自分用とAnd Teiさん用に作っていただきました。
※インク工房の料金は「インク1本あたり」なので、2本作ると倍の金額になります。そこだけご注意。
石丸さんの穏やかな語り口が心地よい時間でした。
なかなか体験の機会を得るのが難しい『インク工房』ですが、またの機会があれば再びお願いしたい!
作った色をご紹介
最後に作ったインクの色をご紹介。
And Teiのカウンター
色にはそのまま『And Teiのカウンター』と名付けました。
優しいグレー。ほんのり緑が見えるのがいいですね。
紫もゆらめいて見えて満足度の高い1色になりました。
書く紙やインク量によって表情が変わるのもポイント。
水彩画用紙だと乾くと茶色っぽい色になったり、
筆などでたっぷり色を乗せると紺っぽい感じになったりと、
色々試したくなるインクです。
他の候補色は
次回また体験できる機会に備えて、考えていた他の候補色も残しておこうと思います。
紫系。菫と紫のさらに中間くらいのやや青寄りな紫
焼き菓子をイメージさせるような柔らかい黄色 / 茶色。
レンガのような赤茶。明度を落とした茶が強い色。
写真素材とかも集めておこう!
皆さんも機会があれば、ぜひ体験してみてください!