見出し画像

和のあかり×百段階段 2022

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は『和のあかり×百段階段 2022』を観に行ったお話。

ホテル雅叙園にて

百段階段は、目黒にある『ホテル雅叙園』さんのギャラリー。
木造の建物で、99段の階段から枝分かれするように7つの部屋へと続いており、宴会場として使われていたそうです。
また東京都指定有形文化財に指定されています。
詳しい情報は、公式サイトにて。

階段と怪談

7月からスタートしたこの企画展は、夏の催しとして、
和のライティングに「百段階段」と「怪談の百物語」をかけた作品が多数展示されていました。
館内はすべて撮影OK!投稿キャンペーンもされています。

色彩に関連した作品をピックアップ

それぞれの部屋に、テーマを持った作品が展示されていましたが、今回は色彩という点に着目して、心に残ったものをご紹介していきたいと思います。

花のあかり

最初の部屋では、植物モチーフの灯りと、壁一面の灯りの作品がありました。

葉脈が美しい葉っぱのライトは、天袋に飾られていました。
その下には、紫陽花モチーフのほのかな灯りが。

花のかんざし

その隣には、ガラス細工の花のかんざしが。
精巧に造られていて、色彩も美しい……。

かんざし作家 榮さんの作品

色とりどりな和傘

続いては、カラフルな和傘が壁面いっぱいに飾られているブースへ。
向かって左手側がピンク、オレンジなどの暖色。
右手側が緑、青、紫の寒色寄りの配色。

天紙部分も、緑や紫が見られて色合いが美しいですね。

また暖色側には、書がしたためられた巻紙が、傘に被るように巻かれていたようですが、何気なく写した一説が色彩に関わる文章で、なんか運命めいたものを感じました。
(他にも撮影されていた方がいたので、手早く撮ったので読む暇なかった)

「結びあふ五色の糸の美しく にせむらさきのたとへにし…」

調べてみたところ、長唄の「五色の糸」の一節だそう。

かみはなび

続いては紙細工の花火。
吊るすタイプと置くタイプがあり、形状もいくつかありましたが、色合いが気になったものをピックアップして。

新潟の第一印刷所さんの作品。ネットでも買えるみたい。

色彩豊かなランプ

かみはなびの隣には、キレイな色合いのランプが吊られていました。
ボール状のランプに、ニットが被せられています。

株式会社イチーナさんの『ThinKniT®』

青龍の行灯

同じ部屋には、行灯もいくつかありました。
中でも、中央に据えられた青龍の行灯は小さいながらも圧倒的な存在感。

他にもいくつかあって、ミュージアムショップにも置かれていたので、ちょっと欲しくなる一品ですね。
個人的には『狐と藤』のものがグッときてます。

締めに百段階段

最後に百段階段の写真を。
歩むごとに木の感触と軽くきしむ音が、気持ち良いです。

こちらに写真まとめています

記事では色彩を中心としたものだけピックアップしましたが、他の作品も撮影したので、こちらにまとめました。よろしければ。

9/25の日曜までなので、台風も今日でほぼほぼ過ぎ去りそうですし、ご興味あればぜひ。(チケット予約した方がスムーズかと思います)


いいなと思ったら応援しよう!

藤田さんちの色彩事情 - Kei's Factory
実体験&勉強から得た色彩のお話を発信しています。 よろしければサポートいただけると嬉しいです。 心躍る色彩のご紹介に繋がる様々なアイテムの準備に活用させていただきます。