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こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は虹についてのお話。
空にかかる虹
雨上がりの空に浮かぶ虹。
好きな方多いのではないでしょうか。
外でシャワーを出して、ちっちゃな虹がかかるのでもなんだかワクワクしますよね。自分も大好きです。
ちなみに「虹」という漢字。
「虫=蛇」+「工=貫く」という意味で、蛇(とか龍)が空を円弧に貫いている様を表しているそう。
虹は空想上の生き物がもたらしている。そんな印象を受ける字の造りですね。
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また二重に見えることもあり、内側のハッキリした方が「主虹」、外側のぼんやりしたほうを「副虹」と言うそうです。
副虹は水滴内で2回反射をすることで暗くぼんやりとし、並びも主虹の逆になります。(内側が赤になる)
虹色の境界
基本的に虹は光がスペクトル分解されて見えているものなので、
赤~菫(紫)まで、スムースなグラデーションで現れます。
絵に描くような「明確な境界」はありません。
また、人の目は受け取れる色の領域が、
人種や個人でそれぞれに異なるので、
日本では「7色」とされる虹も、
地域によっては「3色」程度だったり
「8色以上」だったりする場合も。
もちろん、視細胞以外にも「時間」「天候」「距離」など様々な要因で、色の「数」や「見え方」はちょっとずつ変わってきます。
好きな虹
そんな虹の配色でもとりわけ好きなのは、
やはり自然界に限りなく近い虹を切り取った使い方。
少しずつ溶け合って、明確な領域がなく、ややぼんやりしている感覚。
区切って使う場合は、何かしらの連続性のある色の繋がり方があると素敵だなと思います。
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https://unsplash.com/photos/jbtfM0XBeRc
自分は「虹はまとまっているからこそ、美しい」と感じるタイプで、その感覚は大事にしていきたいなと考えています。
みなさんは、どんな虹色がお好きですか?
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