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藤田さんちのステーショナリー、そしてインク沼

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集めている文房具、画材、インクをご紹介しています。 様々な色合いのものから、相手をイメージして選んでいくのがインクの一番好きな楽しみかたです。
運営しているクリエイター

#緑

溜塗 / 漆の葉 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 6月にあった銀座伊東屋さんのインクイベント『INK.Ink.ink! 2024』で手に入れた、TAG STATIONERYさんの限定インクを2色まとめてご紹介です。 TAG STATIONERY 溜塗 / 漆の葉TAG STATIONERYさんのINK.Ink.ink! 2024限定色は、『漆』をモチーフにした2色。 『溜塗』は漆芸の塗りの1つ。『漆の葉』は原料となるウルシの葉の色となっています。 渋い臙脂のよう

駒草 四季織:山水 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 四季織シリーズの新色、第2弾。 SAILOR 四季織ー山水ー『駒草』四季織の新色は『山水』というシリーズ名を打たれ、 春夏秋冬の動植物をモチーフとした色合いが揃っています。 2色めは夏のインク『駒草』です。 『駒草』は、ケシ科の多年草で、夏を代表する高山植物です。タコさんウィンナーのようなかわいらしい花弁が特徴的。 夏(晩夏)を表す季語としても使われています。 色合いはこんな感じ。 印象的なピンクの花ではなく

Disney100 素晴らしきジャングルライフ - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 ディズニー100周年を記念したインクのご紹介、第4弾。 銀座伊東屋 Disney100 素晴らしきジャングルライフ -The Jungle Book-『 ジャングル・ブック』から『素晴らしきジャングルライフ』。 ビンのラベルには、主人公のモーグリとクマのバルーがじゃれあっているシーン。明るい緑の背景が爽やかでほっこりしますね。 色はこんな感じ。 商品ページによると、 『ウォルトが最後に手掛けたミュージカルの名

赫耶 静岡インク - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 パッケージとストーリーが素敵な、文具館コバヤシさんの静岡インクシリーズを紹介していきます。 文具館コバヤシ 静岡インク『赫耶』今日は『赫耶』をご紹介。 優しい緑色が印象的なインク。 なかなかの難読名称ですが、『かぐや』と読みます。 あの『かぐや姫』のかぐやですね。 富士山と絡めながら、竹の色を表した1色になっています。 色合いはこんな感じ。 この微妙にくすんだ雰囲気が、竹林を想起させてうっとりします。 『赫』

静岡茶 / しずおかちゃ - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日はお茶の緑のインクを2本。 文具館コバヤシ 静岡茶 / しずおかちゃ静岡にある文房具店、文具館コバヤシさんのオリジナルインクに、 お茶の名を冠するインクが2色あったので手に入れてきました。 日本茶カフェに通う身としては、持っておきたいアイテム。 同じ『静岡茶』という名前で、 ちょっとずつ違う表情を持っていたので、それぞれ見ていきます。 静岡インク / 静岡茶 まずは漢字の『静岡茶』の方から。 箱のラベル

オノマトペ うとうと / かさかさ - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 昨年のインクイベントでちょっと気になっていたインクが買えたので、そちらをご紹介。 ナガサワ文具センター オノマトペ うとうと / かさかさオノマトペとは擬音語や擬態語を指す言葉です。 そのオノマトペを色で表したのが、この『オノマトペ』シリーズ。 言葉の響きから連想する色彩は人によって様々ではありますが、 それを特定の色で提示して、思いや風景を広げる足掛かりにしてくれる素敵なアイテムです。 全10色のラインナップか

Dipton - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 SAILORさんの新作インク『Dipton』を手に入れてきたので、そちらをご紹介。 SAILOR DiptonDiptonは、SAILORさん初のつけペン用インクで、偏光ラメが入っています。 偏光ラメが入ることで、「見る角度や光の当たり具合で色が変化したり、特定の色が見え隠れ」します。 書いた後が楽しいインクですね。 ピンク系の『Coral humming -珊瑚のはなうた-』、グリーン系の『Mellow for

京の音 萌黄色 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日はTAG STATIONERYさんの京の音シリーズから、キレイな緑を。 TAG STATIONERY 京の音 No.08 萌黄色先日の「春色いろいろ」という記事でも取り上げたのですが、 インクとしてはつい最近買ったばかりで、まだ個別にご紹介していませんでした。 新緑が美しくなる季節にあわせて、紹介できて良かった。 色合いはこんな感じ。 クリーンな緑だったり、柔らかな黄緑だったりと、様々な緑をいったりきたりし

春色いろいろ

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は昨日もチラッと書いた、春に使いたい色のアイテムをご紹介。 ピンクは春らしさの象徴ということで、ピンク系のものから。 もう東京では見頃を終える桜ですが、桜に繋がる名前のインクがいくつかあります。 PILOT 色彩雫 花筏 花筏は、水面を流れる桜の花びらのこと。 水色と一緒に使いたい1色です。 SAILOR 四季織 桜森 / 夜桜 四季織からは、桜の名を冠した「桜森」と「夜桜」を。 花筏よりも華やかな桜森

四季織 垂髪 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は四季織の新色、3色め! 垂髪垂髪は「竹取物語(かぐや姫)」をモチーフにした「秋」の1色。 にしても、このタイトル読めないですよね…。 (自分が不勉強なだけかも?) 垂髪と書いて「すべらかし」と読むそうです。 こちらは海松茶のような濃い黄緑のラベルが貼られています。 早速試し書き! 前の2色と同様に、普通に書くと黒に近い色をしています。 水で薄めると、ラベルのような鈍い緑茶がお目見え。 やや緑がかったグレ

SAILORゆらめくインク 数奇心 -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は時間変化や書く紙で色彩が変化する変わり種インク「ゆらめくインク」シリーズに新色5色が追加されました。 数奇心 -SUKIGOKORO-2色めとなる本日は、数奇心という耳慣れない名前が付けられています。 数奇は優雅、風流などを表す言葉です。 色の感想 数奇心はターコイズグリーンからカーキへと変わる、鮮やかながらも落ち着いた色合い。 明るめにすると、元の色が残っているのが見えて面白いですね。 色の比較 数

藤田さんちのインク沼 -SAILOR 四季織 海松藍-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は深海に揺らめく緑のインクをご紹介。 SAILOR 四季織 -海松藍-先日紹介した『仲秋』と一緒に買った「春」のインク。 シリーズの中ではそういう位置づけですが、結構渋い色なので、今の時期にも使えるなと。 色のイメージはこんな感じ。 まさに海藻の色! 濃淡での移ろいも美しくて好きなインクになりました。 はじめて「美味しそう」と感じた色かも。 海松色については、以前まとめたのでよければ合わせてご覧ください

藤田さんちのインク沼 -Katsura Leaf Green-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は秋にも春にも使える、緑のインクをご紹介。 KAKU - Katsura Leaf Green先日画材の補充に、銀座伊東屋さんへ足を運びました。 その際、3階の万年筆フロアで、先日インクイベントで限定色として発売されたインクのコーナーが設けられていたので、ついでに書い足し。 ※いまも在庫限りで販売されているので、気になる方はぜひお店へ! パッケージやラベルに描かれている街並みと街路樹が可愛い1本。 色はこん

藤田さんちのインク沼 -ゆらめくインク 狐日和 / 極光 / 白夜-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は色が変化するインクのご紹介。 SAILOR ゆらめくインク四季織シリーズでおなじみSAILORさんより。 その名の通り、書く筆記具、紙で様々な色の変化を見せる面白いインクが、この『ゆらめくインク』シリーズです。 全9色展開で、手元にある3色をご紹介。 狐日和 -KITSUNE BIYORI- 狐日和は、色合いの変化はやや少なめですが、赤茶系の濃淡が美しい1色です。 極光 -KYOKKOU- 紫にほの