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Macユーザーに最適な日本語入力は? 「macOS標準」 vs 「ATOK」
私はMacユーザー歴10年以上になりますが、このたび日本語入力システムを「macOS標準」から「ATOK」に変更しようかなと考えています。
その経緯と結果を共有します。
今回は、新たにMacBookなどを手に入れた方、または日本語入力システムを見直したいMacユーザーに向けて、日本語入力の選択肢について比較レビュー記事です。
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macOS標準の日本語入力システムの魅力
私が長年、macOS標準の日本語入力システムを利用していた理由は3つあります。
1.ライブ変換機能
macOS標準の日本語入力システムの最大の特徴は、ライブ変換です。
ライブ変換は効率的な機能です。日本語のテキスト入力時に[スペース]キーを押して変換しなくても、各文節が自動的に「かな漢字変換」されます。
ただ、想定通りの変換ではない場合、2回リターンキーを押す必要があり、そこは少し不便です。
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2.英単語の自動認識
Macユーザーが英単語を頻繁に使う場合、macOSのシステムは「iphone」などの単語を自動的に英語で表示する機能があります。
ビジネスにおいてカタカナ用語(例えば、アジェンダ(agenda)、クライアント(client)など)を頻繁に利用する人にとっては、「英・かな」の切替えの手間が省けます。
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3.日付変換
日付を入力する際、「きょう」と打つだけで曜日まで示してくれるなど、macOS標準の日本語入力システムは多様な日付形式をサポートしています。
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macOS標準の日本語入力が不便に
私がMacを使い始めた10年前に比べれば、macOS標準の日本語入力は、かなり進歩したと思います。
しかし、徐々に私のニーズと合わなくなってきた印象がありました。
私のニーズとは専門的な文章作成です。
私はMBAを取得するため大学院に通っていたので、論文やレポートを書く機会が多く、大学や外出先では主にMacBookを使用していました。
論文などの執筆には専門用語の使用が多くなりますが、macOS標準のシステムは、想定する日本語(専門用語)になかなか変換してくれません。
例えば、私の研究は「非正規従業員の基幹化」がテーマの一つでしたが、この「基幹化」という用語は「機関化」「旗艦か」「聞かんか」といった言葉に変換してしまいます。
「非財務情報」といったワードは「日財務」「火財務」を優先候補にあげる傾向にありました。
そのため、「基幹化」や「非財務」というワードを覚えさせる作業が発生していました。
また、なぜか絵文字を優先的に変換候補に挙げるようになってきました。
例えば、「まっくぶっく」と入力すると、まずMacBookの絵文字💻を優先します。
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絵文字を優先表示する機能を喜ぶ人もいるかもしれませんが、私には不要でした。
加えて、絵文字を使わないように学習してくれればいいのですが、macOS標準の日本語入力は、頑固なまでに絵文字を推奨します。
このような小さな不便が積もりに積もって、日々の作業効率を著しく下げる結果から、日本語入力の移行について検討し始めました。
ATOKの評判
正直なところ、今年3月に大学院を修了しMBAを取得したので、そこまで日本語入力にこだわる必要もなくなりました。
ただ、卒業と同時期にnoteの執筆を始めると、やはり日本語入力へのこだわりが再燃しました。
例えば「note」という単語は、noteへの投稿をする場合に多用しがちです。
ただ、macOS標準の場合、「ノート」と入力すると「note」へ変換せずにノートの絵文字🗒️📓にこだわります。
私の環境と、macOS標準の日本語入力との相性が悪くなってきたのかなと感じ始めました。
そこで、note内でmacの日本語入力に関する情報を収集してみました。
その中で、いくつかの記事ではwebライティング時の「ATOK」の評価が高かったので、検討してみることにしました。
ATOK無料体験
そこでATOKの無料体験をお試しで利用してみることにしました。
PC(Windows、Mac)の体験版は30日間利用できるようです。
ダウンロードからインストールまでの時間は、それほどかかりませんでした。
無料体験スタート
まず、サイトから体験版をダウンロードし、インストールします。
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ATOKが優れている点
まだ無料体験を開始して数時間しか経っていないので、評価は難しいのですが、使ってみてよかった点を3つ挙げてみます。
1.高度な推測変換
ATOKの推測変換は非常に優れている印象を受けました。
具体的には一度に多くの単語を予測して表示してくれます。
そのため悩むことなく入力の速度と精度が向上しているように感じます。
例えば、私の修士論文のテーマである「人的資本」について数行の文章を打ち込ん結果、頭文字として多用した「じ」を入力しただけで「人的資本経営」が候補として表示されました。
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2.誤入力の修正機能
ATOKでは誤って入力した内容も正しく変換できる強力な機能を備えています。
以下の例は短文ですが、長文を書く際に特に役立つのではないかと感じました。
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3.最新の日本語に対応
日々更新される辞書により、新しい言葉や流行語にも迅速に対応しているようです。
例えば、ATOKで「かえるかげんしょう」と入力すると「蛙化現象」を推測候補として出してくれました。
一方、macOS標準の日本語では「かえるかげんしょう」は「変えるか現象」と「帰るか減少」という、よく意味が分からない用語に変換します。
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macOS標準とATOKの比較
以下の表は、macOS標準の日本語入力システムとATOKを比較した表です。この表は、それぞれの特徴をまとめたものです。
ただ、使い始めたばかりの印象も含まれますので、そこはご留意ください。
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結論:とりあえず30日間使用してみる
ATOKもmacOS標準の日本語入力も、それぞれに優れた特性を持っており、ユーザーの使用状況や好みに応じて選択できるので、悩みどころです。
とりあえず、ATOKは無料体験が30日間あるので、その期間で判断したいと考えています。
無料体験後は月額料金(年間一括もあり)が必要ですが、高度な機能性は価格に見合う価値があると、今のところは思っています(まだ初日ですが)。
月額料金といっても、300円〜600円なので、1日10円〜20円と考えると、特に問題ないかなとも思っています。
ただ、macOS標準のライブ変換に慣れてしまうと、スペースキーを押しての変換が若干手間に感じますが、これも慣れの問題かもしれません。
本記事がMacユーザーの皆さんにとって有用な情報源となり、最適な日本語入力システム選びの参考になることを願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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