【銀行の勧誘】資産運用のオススメは乗るべき?断るべき?
銀行窓口や電話で「資産運用を始めませんか?」と勧誘されたことはありませんか?
年末近く、私は久しぶりに行った銀行の窓口で声をかけられました。
申し訳なかったのですが、お断りしました。
もちろん、銀行員が勧める運用商品なので、最近流行りの投資詐欺の類のものではありません。
そのため、多くの人が「銀行が勧めるなら安心な商品では?」と思いながらも、「本当に自分にとってお得なのか?」と疑問を抱くのではないでしょうか。
銀行員は親身に相談に乗ってくれるように見えますが、その背景には営業ノルマや手数料収入という事情も存在します。
では、銀行の勧誘にはどのように向き合うべきでしょうか。
本記事では、銀行の資産運用勧誘に「乗るべきケース」と「断るべきケース」を明確に解説し、賢い判断方法をお伝えします。
銀行員の資産運用勧誘:その背景と目的
銀行が資産運用商品を勧める理由とは?
銀行の営業担当者は、以下のような 銀行内部の事情 によって、勧誘を続ける傾向があります。
ノルマ達成のプレッシャー
銀行員は、毎月・四半期ごとに金融商品販売のノルマを課せられています。特に投資信託や外貨預金、保険商品などは、銀行の収益に直結するため、上司からの指示で積極的な勧誘を求められることがあります。
「断られるのは当然」だと考えている
銀行員は、断られることを前提として営業活動をしています。彼らは「10人に1人でも契約すればよい」というマインドセットで動いているため、単に「興味がない」と言うだけでは、別の切り口で話を続けられる可能性が高いです。
顧客との関係を維持するため
窓口担当者や個人向け営業は、顧客と長期的な関係構築を重視します。「一度断られたくらいでは諦めない」という意識があるため、断り方が曖昧だと、定期的に勧誘が続くことになります。
銀行からの勧誘に乗るべきケースは
銀行員からの提案で検討すべき資産運用商品
銀行の勧誘がすべて悪いわけではありません。
中には顧客にとって有益な商品もあります。
例えば、以下のようなケースは検討する価値があります。
定期預金の金利優遇キャンペーン
信託報酬が低いインデックス型投資信託
外貨預金の為替手数料割引キャンペーン
銀行が定期預金や外貨預金の特別キャンペーンを行う場合、通常よりも有利な条件で資産を運用できることがあります。
これらは短期的な資産運用の選択肢として検討する価値があります。
銀行のキャンペーンを活用したお得な資産運用方法
銀行は期間限定キャンペーンを活用し、顧客を引きつけようとします。
例えば、「半年間だけ金利1.5%アップ」といったキャンペーンが実施されることがあります。
キャンペーン活用のポイント
手数料がかからない商品を選ぶ
長期の契約を強制されないものを選ぶ
他の金融機関と比較して本当にお得か確認する
これらの条件を満たしている場合、銀行の提案を活用するのも賢い選択肢だと思います。
銀行の勧誘を断るべきケースとその見極め方
避けるべき勧誘の特徴
以下のような勧誘を受けた場合は、慎重に検討しましょう。
「今がチャンスです!」と急かされる商品
手数料が高いアクティブ型投資信託
長期間資金が拘束される仕組み債や保険商品
特に「元本保証がない投資信託」については、リスクとリターンを十分理解した上で判断する必要があります。
銀行員のセールストークに潜む危険なサインとは?
銀行員のセールストークには、以下のような注意すべきワードがあります。
「みんなやっていますよ」 → 群集心理を利用して購入を促す
「今しか買えません」 → 急かして冷静な判断をさせない
「リスクはほとんどありません」 → 投資にリスクがないのはありえない
このようなフレーズを聞いたら、持ち帰って冷静に考えるのが賢明です。
おそらく、そんなことはないので。
銀行員の勧誘を上手に断る方法
前述したように、銀行の資産運用勧誘は、単なる営業活動の一環ではなく、銀行の収益構造や営業ノルマと密接に関わっています。
そのため、銀行員の勧誘を断る際には、単に「興味がない」と伝えるだけでは不十分で、相手に「断られても仕方がない」と思わせる 納得感のある理由 を提示することが重要です。
勧誘を断る際には 「再勧誘されにくい明確な理由」 を提示し、相手に納得させることが重要になります。
曖昧な表現を避け、具体的な理由を伝える
銀行員が最も困るのは、「この人には何を言っても無駄だ」と思わせる明確な断り方です。
「ちょっと考えます」「今は興味がありません」といった 曖昧な表現 は、銀行員に「では、またご連絡しますね」と言わせる余地を与えてしまいます。
したがって、 「断る理由」+「再勧誘を防ぐ一言」 のセットで伝えるのが最も効果的です。
「資産管理は別の人が担当している」
・「自分では決められない」と伝え、営業のターゲットから外してもらう。
・「家族の誰かと相談する」だけでは「では資料をお渡ししますので、ご家族と一緒に検討してください」と話を続けられる可能性があるため、「決定権がない」と明確に伝えるのがポイントです。
「投資の方針に合わない」
・「興味がない」ではなく「投資方針はすでに決めている」と伝えることで、説得の余地をなくします。
• 銀行員は、顧客の投資方針を無理に変えることはできないため、「この人には売れない」と判断しやすいと思います。
「手数料が高い」
・明確な理由として「手数料が高い」と伝えると、代替商品を提案しにくくなります。
・また、手数料率などに詳しいという印象を与えると、簡単に説得できそうにないと銀行員に思わせられます。
まとめ
銀行の勧誘は、すべてが悪いわけではありません。
しかし、納得のいかないまま契約すると、後悔する可能性が高いです。
銀行の内部事情を理解した上で、賢く断り、主導権を持った資産運用を実践することをオススメします。
もう一つ、断る方法としてセールスしてくる銀行員に質問してみて下さい。
「あなたも、この商品を契約していますか?」
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