第67回オールスター競輪(GI)古性がV!
古性優作選手がファン投票1位に応え、第67回オールスター競輪を優勝しました。
■11レース 決勝戦
●優勝の古性優作
「平塚競輪場は華やかなんで、ここで優勝できたら嬉しいだろうなと思っていたので、(窓場)千加頼のおかげで優勝できて本当に嬉しいです! 今年、GIで不甲斐ない結果ばかりだったのでもどかしかったです。宮杯の時が一番よくて、そこからちょっと感覚的にもよくなかったんですけど、今回は初日から修正していって決勝が一番感触よかったんで、しっかり修正できたなと思います。作戦は全て千加頼に任せていました。打鐘からホームまで弛んでいて、これは新山(響平)かかるなって思ったんですけど、千加頼がすごい加速していって、これは乗り越えれるなって思ったんですけど、(佐藤)慎太郎のブロックもすごい強力だったのに、千加頼がそれを越えていきましたね。本当に強かったです。準決勝のくらいの感じだったら抜けてなかったですね。今年の初めのいわき平GIIIは千加頼と一緒だった時に『後ろを回りたい』って言っていて、実力的には千加頼の方がありますし、メンタル的な部分で伸びしろがあるなと思ったんです。ウィナーズカップの準決勝で僕は前でやる気満々だったんですけど、千加頼が『前で頑張らせてほしい』って言われて、『あれ、強くなりそう』って予感がしたんですよね。そこから一気に才能が開花したというか。競輪学校の時に『こんなに強いやつがおるんだ』って思うぐらい、本当に心折れそうだったんですけど(笑)、僕は目標にしていました。低迷していた時もあるけど、それもメンタル的な部分でしたし、それを克服したらすごいだろうなとは思ってましたけど、思っていた以上にきましたね! 本来、もっと早く近畿の中心として活躍していないといけない選手でしたけど、遅咲きになりましたけど、これからは僕も脇本(雄太)さんも千加頼と寺崎(浩平)に任せていけるような、どんどんどん成長して、振り切ってほしいです。
ナショナルチームの練習に参加させてもらって、自分の意識の甘さも感じました。もちろん僕は日本一を目指してトレーニングしていたし、でも、ナショナルチームは世界を目指してトレーニングしているので、やっぱり意識の差はすごくあって、昨年までの自分でいいなら行く必要性もなかったですけど、もっと進化したいと思いますし、もっとタイトルを獲りたいと思いましたし、もっと人としても成長したいと思いました。練習に参加させてもらって、気づかせてもらった部分もあります。これからも任された位置で責任ある走りができたらと思います。
自分は華がある選手でもないですが、そういうスタイルでも見てくれるファンの皆さんがいて、まかさ自分がファン投票1位になると思ってなかったので、その期待に応えたいと思って連日走りました。けど、なかなか応えることができなかったので、決勝はファンの皆さんの前で優勝できて嬉しいし、何よりも千加頼とワンツーで来たのがすごく嬉しいです」