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明けましておめでとうございます 2023年もよろしくお願いいたします! 2022年は脇本雄太がグランプリを制して終わり、2023年はどうなる!!
KEIRINグランプリ2022が終了して、2023年になってしましいました。本来なら12月30日終わるかどうかに記事をアップする。というのが通常ですが、まあまあ、いろいろな事が起きたKEIRINグランプリで疲れてしまい、ちょっとだらけておりました。31日も京王閣に行っていたからね。
で元旦は、編集部一同、ぐだっとなり2日から始動。
でも、元旦にKEIRIN.JPのガールズ選手の写真を見て驚愕してしまい、よくこんなことをやったなと感心しました。別に旧イベントジャージでも良いと思うんですがね。著作権や意匠の問題が起きたのでしょうか。
なんか2023年も色々なことが起きそうな競輪界ですね。
さて、グランプリはというと。
こんな穏やかな天気のグランプリっていつぶり?と思うくらい穏やかな3日間でした。
30日は気温が下がると聞いて、思いっきり厚着をして、グランプリの取材に臨んだのでしたが、むっちゃ暑かった…。レースが終わり取材に駆け巡ったら、ダウンコートの下は汗まみれ。
これには参りました。
レースは、松浦悠士が行きましたよね番手に。誰が行くのか?というのが今回のKEIRINグランプリのポイントだったと思います。
一つは、過去に
「競って優勝はない」
とかつて言った選手がいました。
この言葉がかなりの期間、特別の決勝戦の戦い方を縛っていました。
その呪縛が今回解き放たれたと思います。確かに松浦が番手に競りに行って優勝は無かったですが、あまりにも単調にすんなりレースが流れるのは、いかがなものと思うところがあります。全員が1着を目指す上で、色々な戦法を各選手がとるからこそ競輪は面白いし、それを読んで、ベットするから盛り上がるのだと考えています。
また、その情報元として、選手のSNSや我々が取材したものを読まれたり、スポーツ紙、専門紙を購入し読まれていると思います。その中から情報を拾い出してレース展開を予想し、買い目をファンの方々が考えられて車券を購入されていただいているはずです。そうではない方もいらっしゃると思いますが大半の方はそうでしょう。
各選手がどのように動くのか?選手たちの動向を我々、競輪メディアに携わる人間が探ってレースの展開を予想し買い目を出すわけです。
それらをファンの方々は参考にして投票をしていただく場合が多いと思います。
そしてレースが始まり、レースの流れ、展開があり、ゴールがあって結果が出て、車券の当たり外れがわかるわけです。
その時に、レースが、先行しました。番手から出ました。捲ってきました。ゴールしましたじゃあ、グランプリではないでしょう。選手それぞれの1年間の思いが乗ったレースにならなかったら、感動は生まれないと思います。このグランプリにはファンの思いも乗っているわけですから。
選手もファンも、自分の意思で動くのが競輪です。今回はその意思が痛烈に見えたレースでしたね。
そして結果は、脇本の優勝。で獲得賞金3億円を突破し、競輪史上最高年間獲得賞金額となりました。
2023年はこの記録を抜く選手が脇本を含めて、出てきてほしいです。
2023年ですが、話題の中心は大きく若手に傾いていくのではないかと思います。
121期の太田海也、中野慎詞がどのように育っていくのかで競輪界を大きく変わっていくのではないかと思います。スーパースターになることができるのか? ここがポイントですね。
また、S級S班の選手たちや、S級のトップ選手たちの活躍ももちろん期待しております。
その中で注目は、
坂井洋。
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でしょう。2022年後半の活躍のまま2023年に突入していけば、2022年同様GI等での活躍が見込まれると思います。
2023年のKEIRINグランプリに是非出場していてほしいですね。
ガールズケイリンは、佐藤水菜に続く強い選手に出てきてほしいですね。児玉碧衣、太田りゆ、小林優香が更にパワーアップしてほしいですし、今まで以上のレースを見せてほしいです。
2022年12月30日
■11レース KEIRINグランプリ2022
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●優勝の脇本雄太
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「北日本の4車結束で、実質2分戦で優しい展開ではないなって思っていたんですけど、それを制することができて本当に嬉しいです。自分の中でもオリンピックが終わってから、グランプリを目標にという意識があったので、1年越しになるんですけどその目標が達成できてよかったです。新田さんが動くタイミングが見えなかったので、いつも通り打鐘から行きました。最初のコーナー入り口では伸びるなと思ったんですけども、直線で郡司君とかぶりそうにかなというのがあったし、その後に新田さんの番手捲りも見えたので、しっかり乗り切ることができるかがポイントでした。自分の感触ではダービーに近い感じだったと思います。3億円突破は、正直実感はないんですけど(笑)、誇りに思っていて、来年1年間、責任あるユニフォームなので、気を引き締めて頑張りたいです!」
●2着の古性優作
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「脇本さんの強さがヤバかったですね!! 昨日の練習のタイムもすごかったですし、合宿をやってきた時と別でしたね。フェイントかけられました(笑)。今までで一番強かったです! 今年は僕がGI2個獲って、脇本さんも2個獲って、そして最後に脇本さんがGPを獲って、今年は近畿の年になったかなと思います。また来年もそうなるように頑張りたいですね! 村上(義弘)さんが2023年も近畿は大丈夫かなって思ってもらえるようなレースはできたと思います」
●3着の郡司浩平
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「新山もまだ踏みたくないところで松浦の動きで踏まされて、ハイペースになった分、脇本さんが来やすくなったと思います。ここで来るよなっていうタイミングで脇本さん来たし、自分も仕掛けたいけど単騎だし、まだ早いなって思って、脇本さんの捲りを見て踏みながらと思いましたけど、古性も隙がない選手なので、そこに飛びつく判断ができなくて、悔しいところのタイミングばっかりで、最後は苦し紛れで外踏みましたが、追いつけないなって、力の差を感じました。今日はレースの(近畿の)ラインの厚みも感じましたし、単騎の難しさを感じました…」
●4着の平原康多
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「スタートで郡司に勝てたら、もう北日本を並ばせないようにしようと思っていたんですよ。でも、郡司に差し込まれちゃったので、そこで作戦が1つダメにしてしまいました。松浦が競るのも考えてはいたけど、あれをついていっていいイメージは湧かなかったので、それだったらあの位置でいいなと思って。ホームで郡司が見ていて、その煽りでバック踏んでいる時に近畿に行かれたので、そこは飛びつく感じはなかったです。最後、思い切り踏んだけど、脚は回り切っている感じで、間を割りにいく脚のひっかりではなかったですね。でも、レースで切り替えて飛びつけてる時点で来年はまだ戦えるかなと思います」
●5着の松浦悠士
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「北が前なら番手に勝負いかなきゃいけないかなって考えてはいたけど、身体が勝手に動いてました。力不足、それだけです。守澤さんに降りられてなくても、脇本さんを合わせられてないですし、とにかく脚力不足ですね。守澤さんの一発もききましたけど、あれがなくても優勝はできてなかったと思います」
●6着の新田祐大
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「新山も駆けているし、守澤も追い上げるタイミングがちょっとずれがあったかもしれないけど追い上げたし、自分がもっとしっかり踏めればよかったんですけど。…脇本が強かったですね」
●7着の佐藤慎太郎
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「現状の自分の力がわかったし、後ろで競り合いを見るよりも自分で競った方が気持ちいいんだなって思ったし、そこを自分で主張できるように存在感を出していきたいと思います。脇本が見てた風景を今度は俺が見れるように、また頑張ります」
●8着の新山響平
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「あんなに早くおさえにくるのは考えてなかったですけど、だいたい想定通りにはなったけど、色々とレースのことを考えていたけど、意思疎通ができてなかったです。ラインから優勝者を出せなかったのは悔いが残りますね、下手くそでした」
■9レース
●1着の瓜生崇智
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「海也と初めての連携だったけど、突っ張った方が決まるんじゃないかっていうことを話して、しっかり自分も仕事できてよかったです。ダッシュもすごかったし、踏むフォームもすごいキレイで、すごい強かったです。自分もしっかり2022年を締めたかったのでワンツーは最高の結果ですね!」
●2着の太田海也
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「自分の中では突っ張りしかないと思って、やり切りました。今日のレースは高松記念で岡山の先輩たちが教えてくれたことを自分で改良してできたと思います。最後にもうちょっと粘れなかったのは残念ですけど、どんどん競輪でも手応えを感じています」
■10レース 寺内大吉杯記念決勝
●1着の松井宏佑
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「自分のできる仕事は精一杯できたと思います。北井(佑季)さんが力強い先行をしてくれて、その気持ちに応えたいと思って。『頑張れ』っていう声援も多くもらったので、期待に応えたいと思っていました。」
●2着の和田健太郎
「北井の方が年上だし、言いづらかったと思うので僕の方から、前受けの方がいいんじゃないかっていう話をしました。北井も頑張ってくれて、宏佑も今はしっかり競輪を走れていますから、畑段(嵐士)が来ても対処できると思ってました。僕的には、初日から南(修二)に決められているのでそこを気をつけてましたね。ここは宏佑の地元だし、しっかり盛り上げていければと思ってました。やっぱりグランプリはいい緊張感があるので、またそこに戻れるように頑張っていければいいなとは思います」