ALL GIRL'S 10th Anniversary KEIRIN 激戦の準決勝を勝ち上がったのは？

ガールズケイリンの底力を実感した準決勝でしたね。
10年の歴史が積み重なった準決勝に感じたのは、それを積み上げてきたガールズ選手たちの飽くなき向上心なのでしょう。

二日目は準決勝B3個、A3個レースを存分に堪能し、ガールスケイリンの魅力を改めて感じました。
で、決勝戦。
これは凄く見ごたえのあるレースになりそうです。
たぶん今までのコレクションなどを越えてくると感じました。
車券の予想も相当面白いと思います。今回のレースをすべて観られている方にとって、決勝は男子競輪以上に楽しいのではないかと思います。
ラインが固定されていない分、想像が広がりますよね。今回のレースを見ていれば各選手が何をやってきそうかわかるので、ケイリン本来の車券予想が楽しめると思います。
レースは相当激しくなるでしょう！

できれば平塚競輪場でご観戦を！と非常に言いたいです。
Twitterにアップしましたが、平塚競輪場のライトショーは素晴らしいし、何よりフードコートのレベルが凄いです。オープンエアなのでコロナの感染リスクも少ないし、安くて美味い肴をつまみながら、ちょっと飲んでガールスケイリンを楽しむのはオツです。
旅打ちという言葉は、ほぼ死語になりつつあると思いますが、ぜひ平塚競輪場まで足を延ばしていただけると楽しいですよ。

ガールスケイリン用のカーボンフレームオンリーの検車場内。クロモリはありません。

■7レース

●1着の尾崎睦

ｓ尾崎睦

「思ったよりもいい位置が取れて、自分のタイミングで行けばいいなって思ってました。本多（優）さんを連れていければもっと展開的にいいだろうと思って。このバンクで、こういう風に駆ける練習をずっとさせてもらってきたし、自分の力を信じて走れました」
●2着の小坂知子

小坂知子

「やっぱり“臨機応変前々自在”ですね！　最後は皆が外踏んで、外がゴチャついていたので、もう内よ開けゴマって祈っていたら、コースが空きました。中村（由香里）さんの言う通り、日々成長！　まだまだですよ！」

■8レース

ゴール前、2番梅川風子とデッドヒートする1番柳原

●1着の柳原真緒

柳原真緒

「どうしようかなと迷いましたけど、橋本（佳耶）さんが車間を空けて行く気だったんで。あんまり遅く仕掛けても梅川さん行かれると思ったので、ここだと思ったところで仕掛けました。」
●2着の梅川風子

梅川風子

「正直、戦法的には真逆な動きでした。ヤナギの後ろに入れて、その前の橋本さんも行く気満々だったので。最後はヤナギが自信をもって踏んでいましたね。きちっと交わせればよかったんですけど、そこが甘さが出ました。サマーナイトフェスティバルに向けていきたいです」

■9レース

尾方の後ろで2人の小林がデッドヒート

●1着の尾方真生

尾方真生

「思っていたところから仕掛けられたのでよかったです。昨日より今日の方が感触はいいですね。バックで来るだろうと思って、もう見ないで全開で踏みました。自分の得意なレースができました」
●2着の小林莉子

小林莉子

「尾方さんが行く気だったし、締めこまれたけど、そこは絶対に譲れないところですからね。最後は内につまってしまったけど、尾方さんが内を空けたので、いけました。決勝は、デビュー戦の時と同じ車番をいただけたので、あの時の再現できたらいいなと思います！」
●3着の小林優香

小林優香

「ちょっと当たって失速してしまったのがもったいなかったけど、まだ行ける余裕はありました。できたらもう1つ抜けたらよかったんですけど、決勝は気持ちを切り替えて走りたいと思います」

■10レース

先行し太田りゆを不発にさせて奥井。

●1着の奥井迪

奥井迪

「（太田）美穂ちゃんも先行するタイプだし、ホームでどうしようかなと思ったんですけど、すかさず自分で行きました。来る影が見えていましたしね。こんな白熱したレースが続いていると、自分も魅せるレースをしたいってスイッチが入りました！　もう自分が一番びっくりしています(笑)。でも、10周年の大会でこうやって1着は嬉しいですね。決勝戦も魅せたいと思います！」
●2着の荒川ひかり

荒川ひかり

「奥井さんの後ろといいところが取れました。最後いけるかなって思ったけど、奥井さんの踏み返しがすごかったですし、すごく強かったです。このメンバーで決勝に乗れると思わなかったけど、また穴をあけられるように、オールスターに乗れなかった分もここで頑張りたいと思います！」

■11レース

さすがアジアチャンピオンの佐藤。堂々の押し切り

●1着の佐藤水菜

佐藤水菜

「今日は昨日より体調がよかったし、前向きに頑張れました。最後まで気持ちよく回せましたね。」
●2着の荒牧聖未

荒牧聖未

「出たとこ勝負という感じで、佐藤さんの後ろが取れて、しっかりついていきました。佐藤さんのゴールに向けての加速がすごかったですし、集中してついていきました。女子だけの開催ですし、そこがタイム出ているし、決勝に乗れてよかったです」
●3着の石井寛子

石井寛子

「最後はもう粘れるだけ粘ろうと思いました。タイムも出て、決勝にのれたのは収穫です。決勝に乗ることは目標だったんで嬉しいです」

■12レース

こちらも堂々の押し切り4番児玉碧衣

●1着の児玉碧衣

児玉碧衣

「美教さんが自分の後ろを狙うだろうし、それは避けたかったです。打鐘で引きたかったけど、いたねぇ（板根茜弥）がペース落としたんで、引くに引けなくなりました。藤田まりあちゃんが引きそうだったので、そこにもらおうと思いました。そこからは落ち着いて走れました。昨日よりも長い距離を踏んだんできつかったけど、1着でよかったです。10Rで奥井さんがあんなすごいレースをしたんで、刺激もすごい入りました。さすが私の尊敬する先輩ですよ」
●2着の鈴木美教

鈴木美教

「組み立て的にはよかったです。昨日よりも集中して走れたと思います。しっかり身体を冷やして、頑張りたいと思います」