第65回オールスター競輪四日目 シャイニングスター賞は脇本雄太が制す!
まさに圧倒的。過去に強い選手と言われた選手が数多くいましたが、ここまで強い選手っていたかしら? と思うぐらい今の脇本雄太は半端じゃなく強いですね。正直、8選手が結託して脇本を負かしにいっても、勝ってしまうぐらい強いのではないかと思います。まさに死角なし状態です。
こうなってくると天邪鬼的に、誰かが何かを仕掛けて脇本が負けることを期待して大穴狙いに行きたいですよね(笑)。超堅いところが飛べば大穴になりますから! でもそんな夢も脇本に粉砕されてしまうでしょう。
スポーツ的には脇本の勝利を見たい。が、ギャンブル的には飛んでほしいと相反する気持ちが沸き起こるのが「こんなスポーツ、他にはないだろう?」競輪ですよね。
そして、台風8号の影響により5日目が中止、順延となってしまいました。5日目は14日に最終日は15日になりました。
ショック!です。
一日空いたので、じっくり準決勝の予想をしてみてはいかがでしょうか?
第65回オールスター競輪(GI)4日目二次予選
■5レース
●1着の山田庸平
「突っ張れると思ったので、引いてのいつもの競走でした。自分からいったので、もってこられるのはわかっていたんですけど、引いてチャンスを狙おうと思いました。脚は削られていて、山田(久徳)君の仕掛けを待つ展開になりました。最後はコースを見ながら内を行きました。結果としては判断はよかったと思います。欲を言えば力を出してラインで決めるようなレースをしないと先はないなとも反省もあるけど、今日できるレースはできたと思います」
●2着の武田豊樹
「犬伏(湧也)君はいなくて、先行1車になって僕らのラインとしてはやりづらくなりましたね。まぁ、気持ちで菊池君が走ってくれて強かったです。雨谷(一樹)君は前を踏む感じじゃなかったと思います。雨谷君もチャンスある位置で回っていたので、けっこう脚は削られていたんじゃないかですかね。少し待ってからいきましたけど、ちょっと雨谷君が戻ってこれない感じだったので。その後は、あれだけ行ってくれた菊池君を残せるかというのは自分次第だったと思うので。残そうとした分、山田君に捌かれる形になりました。でも、菊池も3着に残ってくれてよかったです。また準決勝という緊張する場で走れます」
●3着の菊池岳仁
「勝ち上がれたのが初めてでした。今日は全突っ張りでいこうと思っていたので、作戦通り走れたと思います。風が強かったのできつかったし、ちょっと末が甘かったですね。しっかりクールダウンして準決勝に臨みたいと思います。しっかり自分の走りをしたいですね」
■6レース
●1着の荒井崇博
「やっぱり嘉永(泰斗)はついていて安心感ありますね! きつかったと思うけど、俺と(坂本)健太郎がいるから行ってくれたんだと思いますよ。なので、3コーナーであいつにあたってコースを作るんじゃなく、内をいこうと思いました」
●2着の吉澤純平
「長島(大介)君が全力で走ってくれたので、自分としてはムダにするわけにはいかないので、行くかしないと思いました。いい状態ではないから始まりましたが、レース毎に走れるようになってきているので、準決勝はもっとよくなるといいなと思っています」
●3着の永澤剛
「ちょっと後味の悪い3着です…。口が空いて、捌かれて、ラインに申し訳なかったです」
■7レース
●1着の小松崎大地
「眞杉(匠)に気持ちよく駆けさせると勝負できないと思って、ちょっと突っ張りました。眞杉君の巻き返し早かったですし、合ったところで勝負しようと思ってました。あの位置を取ってからは3人で決めようと思ってました。これといって武器もないし、何でもやっていかないといけないって覚悟がないといけないと思っています」
●2着の成田和也
「最後、内藤さんが内にいたので、僕を踏もうと思いました。差せればよかったけど、大地が強かったです。ワンツースリー決まったのでよかったですね」
●3着の内藤宣彦
「眞杉は強いし、あれがベストだったと思います。最後、原田(研太朗)に抜かれたかと思ったので、3着に残れてよかったです」
■8レース
●1着の寺崎浩平
「今回は先行にこだわらず、捲り、自力で勝負と思っています。競輪を走る数少ない機会なので頑張りたいです!」
●2着の守澤太志
「僕が止めるというより、新山のダッシュがすごかったおかげですね。連日、前がすごくて余裕がないです(笑)」
●3着の新山響平
「初日に先行したよりも感触はいいかなと思います。相手が強いのはわかっているし、脚力的には負けていると思ったので、気持ち的には負けないと思って走りました」
■9レース
●1着の吉田拓矢
「岩谷(拓磨)君が行くとは思っていたんですけど、踏み出しがいいのでちょっと離れてしまって、道中苦しかったですね。それもあって(渡邉)一成さんと合ったんだと思います。諸橋(愛)さんの落車はわかって残念でしたけど、2コーナーで行かないと小川(勇介)さんが出て行くと思ったので、行くべきところでは行けたと思います」
●2着の大槻寛徳
「一成も行く気満々でしたけど、それ以上に岩谷君の行く気がすごかったです。ホームで正直ついていけなくてごめんと思って諸橋さんの後ろにスイッチしちゃいました。(渡部)幸訓もたぶん僕がついているから頑張ってくれたんだと思います。そこからは冷静に吉田についていくレースになりました」
●3着の小川勇介
「同門となって気持ちの入ったレースをしてくれました。駆けてどこまで他の自力選手と勝負したいということなんで、全部任せていました。止められたら一番よかったんですけど、ついていてきびしい感じだったし、後ろに久米(良)もいたし、ああゆう形に対応させてもらいました」
■10レース
●1着の岩津裕介
「自分としては早く動くタイプではないのでチャンスは回ってくるかなと思ってました。突っ張れたら突っ張りそうな雰囲気があったので、確信はなかったし、まずは関東の後ろからと思いました。平原君がホームで持ち出したので張りながら出て行くのかと思ったら、(吉田)迎え入れたので、勢いを殺すくらいなら空いているところに入ろうと思いました。シャイニングにも中四国3人乗っていたので、チャンスは十分にあると思ったので、ここは自分の力で勝ち上がりたいと思いました。オールスターは相性がいいと思うし、そこも味方してくれているのかなと思います」
●2着の坂口晃輔
「あのもがき合いのところを皿屋(豊)さんは行けているし、それぞれ力を出し切った結果だと思います。平原さんが迎え入れた時につまったので、あそこまでつまればチャンスがあるなと思ってあんまりガツガツ前に行くよりも、最後、前のコースを見てと思ったら、岩津さんが突き抜けたので、結果的にいいコースになりました」
●3着の平原康多
「上田(尭弥)がすごかったです。彼に本当に苦しめられた感じですね。前取ったら突っ張るのがいいんじゃないかということで(吉田)有希の判断で動いてもらいました。自分のどうにかなるところじゃなく、上田がずっと有希の横で並走していたので、抜けだすまでは苦しかったと思います。そうすると皿屋(豊)のラインが出てきますよね。(吉田敏洋を捌く)それくらいしか援護できないので、有希を迎え入れて、彼にチャンスがあるようにと思いました。苦しかったですね。皆苦しかったと思います。有希を見ながら行けるかなと思ったんですけど、最後、4番と2番がすごい勢いで行ったので焦りました。ギリギリな感じでした。有希と初連携だったけど、彼にもチャンスがあるように走りたいなって思ったので、納得はしているんじゃないかと思います。ここまで苦しい展開が続いたので、いい流れがきてくれたらと思っています」
■11レース シャイニングスター賞レース
●1着の脇本雄太
「ちょっと新田さんの動きだけ予想外だったけど、それ以外はしっかり行こうと思ったところで行けていると思います。雨の中でも練習はできているし、日本の競輪に戻ってきたからには雨の中でもしっかり対応していかなきゃいけないと思っています。シャイニングを勝ててよかったというより、古性君とワンツー決まってよかったと思います。連勝はあんまり意識してなくて、目の前の1戦1戦をを意識して頑張るだけです」
●2着の古性優作
「本当に脇本さんがすごかったです。初日、2日目の感じだったら離れているかもしれないので、上手く調整できたと思います」
●3着の新田祐大
「残り1周から1周半のところで脇本が踏み込んでいたのがわかったので、前でレースが始まっていたから、遅れないように、遅れないようにと思っていました。僕も仕掛けたけど、脇本君が加速がよくて出なかったです。調子的には主導権を握るようなレースではないので判断材料的に薄いですけど、立ち遅れなかったところは唯一得られることができた部分かと思います」