KEIRINグランプリ2021の栄光を手に入れたのは古性優作選手でした!
初手で関東ラインの4番手を選んだのが見事でした。先行する吉田拓矢、番手の宿口陽一、3番手の平原康多の後ろ…。見事でした。
そして宿口が出る前に踏み込んで、後ろの郡司浩平を不発にさせ、前団を飲み込めば勝利はそこにありました。
村上義弘選手の初優勝と同じ4番車を選択し、そして勝った古性選手。自分の特性をフルに生かしたレースは語り継がれると思います。
来年の近畿勢の勢いが一段と増してくると思います。
来年のグランプリが今からすでに楽しみになってきました!
《ダッグアウトから》
■10レース 寺内大吉記念杯
●優勝の荒井崇博
「ヒデ(山田英明)のおかげです! 森田(優弥)はがんがん行くタイプでないし、ヒデが自分で分析していたんで、ならそうしようってなりました。ワンツーが一番よかったけど、雄太がいいスピードだったし、あそこまで行ってもらって優勝しないわけにもいかないし、優勝できてよかったです。今年の前半は悪かったけど、後半はよかったし、来年につながると思います」
●2着の隅田陽介
「もったいなかったですねー」
●3着の渡邉雄太
「ヒデさんに行かれてからは、タイミングを見て行くしかないなと思ってました。でも、ちょっと荒井さんがすごくて、行けなかったですね」
■11レース KEIRINグランプリ2021
●優勝の古性優作
「難しいレースではあったんですけど、打鐘からは想定通りに走れました。ホームで詰め過ぎてしまったのはヤバいかなと思いましたが、もう行くしかないと思って踏みました。直線がすごく長かったですね。『あれ、ゴールがけーへん。あれ、けーへん。けーへん。あっ、ゴール』っていう感じで、ゴールした時は1着ってわかりました。
GPを走った選手からは『また走りたくなる舞台』って聞いていたんですけど、本当にその通りで素晴らしい舞台でしたし、自分の力を一滴も余すことなく出せたと思います。今回は1人で心細く感じてしまったので、来年は自分の力でいっぱい近畿からGPを走れるように頑張っていきたいと思います!
この喜びはまず家族に、そして入る前に近畿の先輩たちから連絡をもらって、楽しむだけは二流選手だと思っているので、そのプレッシャーを背負って走れて、近畿の先輩たちに感謝したいです。OBの郡山さんにも練習をつけてもらって、すべてがいい方に向かって、優勝することができました。
来年は1番車のユニホームに恥じないようなレースで、しっかり近畿を引っ張っていけるような選手になりたいです!! 直線は長く感じましたが、お客さんの声も聞こえてきて、不思議な感覚で走りました。ファンの皆さんに本当に感謝したいですね!」
●2着の平原康多
「これを目指してやってきて悔しいですけどね、力不足です。関東3人とも力勝負して、その上を行かれているわけですから、自分もその上を一緒に行くわけにはいなかいですし、難しかったですね。古性が上手かったし、強かったです。3人が3人、力を出し切っての結果なんですがすがしい負けでした。また来年はわからないけど、頑張りますよ!」
●3着の郡司浩平
「(関東の後ろを)ヨコの強い古性のところで粘るんだったら、はなっから番手で勝負しなきゃもったいないですからね。自分で行けるなら自分で行きたかったけど、古性は一回アクションおこすだろうと思っていました。ホームで詰まったんで、来ちゃうなとは思ったんですけど、その後、かぶって仕掛けられなかったです」
●4着の佐藤慎太郎
「一か八か最短のコースを行ったけど、ちょっと自分のイメージしていた平原の動きじゃなかったです。あそこ平原が抜きにいって、俺がエアスポットに入って、抜ける予定だったけど。あそこまで内があかないんだったら、平原の外、でも、それだと郡司にあたっちゃうので、それは避けたかったし、平原の内を選んだわけだけど。外踏んでいれば、3着まで届いたかなと思うので、それを考えると車券に貢献できなくて悔しいです。……GPは4番車だね。でも、また勝ちたいって気持ちがふつふつと沸いてきているので、来年もGPを走りたいし、表彰台の真ん中に立ちたい! その気持ちがあれば、まだまだ戦えると思うので、また明日から頑張ります!! でも、今日は久々に酒を飲みたいと思います!」
●5着の松浦悠士
「脚の感触はよかったけど、チャンスまでちょっと遠かった感じですね。バックからコースを探したんですけど、内は空いてなくて、前は遠かったです。来年またリベンジしたいですね!」
●6着の守澤太志
「何度も内に差し込んじゃったし、レースになっていなかったですね。レース中は全く鎖骨は気にならなかったけど、終わったら激痛がしました。また来年頑張ります」
●7着の宿口陽一
「悔しいのひと言です…。自分が仕掛けた時もきついはきつかったけど、拓矢も強い気持ちで行ってくれて、あとはどれだけ平原さんを引っ張れるかだったんですけど、バックで(古性に)行かれていたので、完全に力不足です…」
●8着の清水裕友
「……弱い。気持ち切り替えて、立川記念から頑張ります」
●9着の吉田拓矢
「しっかり主導権を取ったけど、風が強くて最高の形でバトンを渡せなくて申し訳なかったですね。また、この舞台に戻ってきたいですね。この悔しさを取り返すのは同じ舞台しかないと思うので」