第65回オールスター競輪三日目 ガールズドリームレースは佐藤水菜が制す!四日目はシャイニングスター賞レース!
激闘が続くオールスター競輪三日目も激しいレースが続きました。一次予選2は一発逆転のチャンスがある可能性に懸けて、一次予選1の失敗を取り返そうとしますからどうしても厳しく激しいレースになります。
その激闘を勝ち抜いて、シャイニングスター賞レースに上がったのは、
1番 古性優作
2番 郡司浩平
3番 清水裕友
4番 深谷知広
5番 松浦悠士
6番 新田祐大
7番 脇本雄太
8番 太田竜馬
9番 浅井康太
の9名でした。
今開催ベストメンバーが揃ったこのレースを制するのは誰なのか本当に楽しみです。
そしてガールズドリームレースを制したのは佐藤水菜でした。
素晴らしく強い。本当に強い。
残り1周で6番手。じっくり構えて捲って優勝。素晴らしかったです。
そして、この優勝が色々なところに刺激を与えました。ガールズケイリンのトップを極めるためには、現在、まずサトミナに勝たなくてはならない。そのためにはどうするのか?
男子競輪でも起きましたよね。ナショナル組が強すぎてどのように対処するのか? そしてナショナルのトレーニング方法を取り入れ、筋パワーアップ、反射神経系のアップなどなどあらゆることを試し、今に至っています。ガールズケイリンでもそのムーブメントがおきそうですね。頑張って欲しいです。
オールスター競輪三日目
■1レース
●1着の坂口晃輔
「あそこは(山口)拳矢も引けんところやったし、ヨコに厳しく見せるいいレースをしたなって思ったし、バックからもついていくのがしんどいくらいだったんですけど、残念ですね。昨日も苦しかったけど、今日はそれよりもよかったので、実走の中で脚の感じは合ってくる感じがするし、西武園の風や重たさも経験したんで慣れたかなと思います。中部勢少ないですし、皆で勝ち上がれるように頑張っていきたいです」
■2レース
●1着の太田竜馬
「風がめっちゃきつかったんですけど、逃げ切れたのは自信になりますね。今回はいい状態で来れたのかなと思います。なかなかシャイニングスターを走れないので嬉しいですね。オールスターはやっぱりGIが格が違うなって思うし、決勝に乗りたいです」
■3レース
●1着の眞杉匠
「走る前は前取らされたら全部突っ張ろうと思ったんですけど、小森(貴大)さんが1センターまでやめなかくて、そこからすかさずのカマシだったので、合わせ切れなかったです。その後はすぐに捲りって頭を切り替えました。身体がちょっと重くて、そこまで余裕はないんですね。明日も1着を取れるように頑張ります」
■4レース
●1着の新田祐大
「打鐘で(山崎)賢人が下がっていったのは見えて、その動き次第だなって思っていて、中団からすかさず8番が猛ダッシュで来たので、突っ張れたら突っ張って、突っ張れなくても後手後手にならないように踏みたいなって思いました。番手が成田(和也)さんなのは見ていたので、自分が仕掛けられたら成田さんが勝負所までもっていってくれるので、僕は目の前の(佐々木)豪君を抜くことだけを考えて、踏むだけでした。思ったところで踏めるようにはなってきていると思います」
■5レース
●1着の浅井康太
「橋本(優己)は初日に失敗があったので、おさえるタイミングで犬伏(湧也)が突っ張ったけど、そこでやめずに行った結果、坂井(洋)がおさえて、その上を来たっていう感じでした。あれで引いたら初日と同じだったし、自分なりにあの失敗を補ったレースをしたと思います。橋本君のかかりと皿屋(豊)くんのおかげで中部にとっていい展開が向きましたね」
■6レース
●1着の北津留翼
「初日に落車して再乗しなかったので権利はないんですけど、小川(勇介)さんが『1着を狙いにいっていい』って言ってくれて、小川さんにはリスクしかないような作戦を立てて走りました。もがき合いはGIだし、熾烈でついていくのに精いっぱいでしたが、ちょうど1センターから失速するだろうと小川さんと読んでいたので、その通りになりました。身体はちょっと痛いとこもあるけど、戦えるので明日以降も頑張りたいと思います」
■7レース
●1着の吉田拓矢
「初手が思っていたのと違ったけど、臨機応変に走りました。河端(朋之)さんが駆けたので、松井(宏佑)さんに出られないように牽制していたら遅れて、ちょっと苦しかったです。バンクの特性のせいなのかちょっと物足りないところがあるので、うーんって感じですね。今回は張り切って走るしかないので、部品とか変えてみたりしてよくなればいいなと思います」
■8レース
●1着の清水裕友
「(町田)太我が力を出し切ってくれたおかげで、なんとか自分が1着を取ることができました。ドリームはちょっと踏むところがなくて訳がわからずに終わった感じでした。今日はちょっと身体がかたい感じがしましたけど、まぁ、太我の後ろはいっつも緊張するので(苦笑)。昨日休みで、仕切り直して今日から初日の気持ちで、いたれり尽くせりの展開でした。オールスターだし、気持ちは入っています」
■9レース
●1着の深谷知広
「(宮本隼輔がおさえにきたのは)想定外だったので、ちょっと迷って迷って引いた感じです。すかさずは行ったけど、ちょっと出るまでに時間がかかったし、迷ったにも、そこも反省点です。出切ってから踏んでる感触は悪くなかったので、プラスで評価できる部分はあるかなと思います。ドリームが悪すぎたので、1日空いて、上手くそこでリセットして走れたのでよかったです」
●2着の守澤太志
「いやもう深谷が強過ぎて、あれを叩くのかって思いました。僕も離れるかと思ったので、3番手はきつかったと思います。僕から売れていたので抜きたかったけど、ついているだけで本当にきつくて、深谷君が強かったです」
■10レース
●1着の脇本雄太
「林君が先行態勢に入るのもわかっていたので、打鐘でああゆう展開になると思いました。仮に突っ張ったとしても、自分の勝てる展開じゃないと察して、ちょっと弱気なレースになったなと思っています。人気になっている中で、1着は取れたけどレース内容的には0点ですね。バックで(渡邉が降りてきて)落車した競輪祭をよぎってしまう展開だったので力が抜けてしまうような感じだったけど、なんとか力を入れ直して届いた感じですね。バックで乗り切った時にもう一回踏み直そうと気持ちになったので、正直、フォームとかどうやって走っているかわからないくらい余裕はなかったです。なんとかギリギリ届きました。シャイニングスターは古性(優作)君と2人で頑張りたいと思います」
●2着の山田英明
「(林)大悟も今回、アップから見ていたんですけど調子よさそうだったんで、安心感もってついていました。(渡邉)雄太は出させたらないぞって話をして。いつも大悟は先行のレースをしているし、こういう時に活きますね。ワッキーが来る雰囲気がしたんで前に踏ませてもらいました。大悟があれだけ頑張ってくれたので、1着を取りたかったけど、やっぱりワッキーが強かったですね。そんなに調子がいいとは言えないですけど、気持ちでなんとかするしかないですね」
■11レース
●1着の佐藤水菜
「(太田)りゆさんがちょっと早めの捲りだなって、それにスピードをもらって(児玉)碧衣が行くと思ったので、その上を行こうと思ってました。発走機についた時は無風だと思っていたけど、バックが向かい風でついてないなって感じでした(苦笑)。2センターでもう外の方が有利だと思ったので、そのアドバンテージを信じて、最後まで何がわからないので気を抜かずに最後まで走りました。今年は宇都宮で2着で悔しくて、その後は国内戦は勝ちたいって思っていて、今回はお客さんが選んでもらってドリームレースを走れるので、そこを力を出し切って勝てたので、次のレースに向け前向きになりました。とりあえず自分が一生懸命やることは、与えられた場所でしっかり勝つことが応援してくれる方への恩返しだと思うので、そこに集中して頑張ります」
●2着の児玉碧衣
「ホームで3車並走で、バックも並走で、出切るまでに脚を使いました。いつもグーンって加速するところで、前半で脚を使った分、勢いがあまりもらえませんでした。最後もきつかったです。こうやって競い合って強くなっていくんだと思うし、特にサトミナと勝負する時はチャレンジャーとして走れるので。海外で結果を出しているからか普段から余裕あるなって感じるので。やっぱりこれでは終われないですし、強さでファン投票を選んでもらったと思うし、しっかり勝てるように頑張りたいです」
●3着の石井寛子
「ファン投票でいい車番になったので、碧衣ちゃんにつけたらいいなって思っていて、あの並びになりました。もう碧衣ちゃんの後輪だけ見ていました。ちょっと自分に余裕がなかったです。3着で車券を買ってくてたお客様に貢献できましたけど、何もできずに終わってしまったのが悔しいです。余裕がなかったところを修正していきたいですね」