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第72回高松宮記念杯競輪(GI)三日目レポート 決勝進出は稲川翔、松浦悠士、宿口陽一、守澤太志、清水裕人、山崎賢人、佐藤慎太郎、小松崎大地、吉田拓矢。

雨の中の激戦となりました。やはり各レース2車勝ち上がりはレースが厳しくなりました。
とはいえ、松浦、清水以外は結構フレッシュな感じがして、面白そうな決勝になりそうです。

並びは松浦-清水、小松崎-佐藤-守澤、吉田-宿口、稲川(単騎)、山崎(単騎)となるようです。

それにしても準決勝は凄かった!
9レースはゴール前の4コーナーでガシガシぶつかり合いながらゴール。
10レースも北日本同士でやり合う仁義なき戦いでしたね。
11レースでは古性、小倉の意地をみた競走でした。
12レースの佐藤の捌きは絶品でしたし、最後の気合の脚の回転は凄いものだったと思います。
GIタイトルを懸けた決勝戦は火花が飛び散るような気合が入った勝負が観られそうです。

あなたは誰から勝負にいきますか?


《ダッグアウトから》

■9レース西準決勝

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残り2周

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ゴール

●1着の稲川翔、地元GIで300勝達成!」

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「(野原雅也が落車してから)短い間に自分で冷静になれって言い聞かせてました。でも、雅也のおかげで僕が3番手に入れる状況になりました。阿竹(智史)さんが番手から出て行くのは読めていたし、ダメでもしっかり自分で行こうと思ってました。雅也の気持ちや後ろに東口(善朋)さんがいるしって、身体が勝手に反応して動いたような感じでした。もっと勢いよく出ればなら東口(善朋)さんにもチャンスあったかもしれないけど、あの中であれが僕の精いっぱいですね。普通はあのブロックで止まるはずなんですけど、ゴールして後ろ見たら松浦がいたので、なんてヤツだ、これが賞金ランキング1位なのかぁ…って思いました。今日はどんなレースでもひるまないようにと思ったのがレースに出たかと思います」


●2着の松浦悠士

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「だいぶ苦しかったです。1センターから2コーナーで翔さんにふられて、だいぶきつくて、阿竹さんに出られたら終わるなって思ったんですけど、阿竹さんがちょっと待ってくれて、翔さんが前に踏んでくれたので、何とか。翔さんが突き抜けてくれたらと思って、最後まであきらめないで追っかけました。本当は初日から調子がいいのが一番いいんですけど、開催中に修正していって、決勝になんとか合わせているけど、お客さんに迷惑をかけるし、そういうとこは修正していきたいですね。今日は、初日、2日目ほど疲れていなかったし、脚のきつさなどは日に日によくなってきているなって思います決勝戦は思い切ったレースをしたいです」


■10レース東準決勝

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残り2周

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残り1周。カッ飛んでく黒沢征治、番手の宿口

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ゴール


●1着の宿口陽一

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「昨日と違ったんで新山の突っ張りはないなって思ってました。山崎(芳仁)さんが突っ張られたあとは、黒沢(征治)が冷静に対処してくれました。僕も余裕があったし、できたら来ないでくれって思ったけど、やっぱり力上位は来ますよね、出させてもらって、ゴールは差されたか残ったかわからなかったです。GIの決勝に乗れると思ってなかったんで嬉しいです。テレビで見てきた人ばかりなんですけど、気持ちで負けないように頑張ります」

●2着の守澤太志

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「前受けはしたくなかったし、新山(響平)には申し訳ないけど、ああゆう皆が出なかった時に僕の立場上受けて立たなければいけないので。いつもは一緒に戦っている先輩たちでしたけど、別線勝負の時はしっかり勝負させてもらいました。新山が出なかったというよりは宿口さんが躊躇なく出ていって合っちゃった感じでしたね。和田(圭)もしっかり内をしめててくれましたね。調子は、自力で走って昨日1着だったし、問題ないと思います」


■11レース西準決勝

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残り2周

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残り1周。山崎賢人と清水裕人が見合いながら踏み込む。

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山崎が主導権。番手に清水。その後ろで小倉と古性、山田でバトル。

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ゴール

●1着の清水裕友

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「車番も外枠だったんで、前は取れないだろうなって思って、後ろから一回切ってになると思って、山崎さんが1人で来てくれたんで展開的には恵まれました。あそこで叩いて来る選手もいないだろうと思ったので、落ち着いて、うまく戦えたと思います。カシャンって音がわかたし、小倉(竜二)さんが落車しているので素直には喜べませんね。最近はちょっとGI決勝で大きい着が続いているので、明日はしっかり戦いたいです」

●2着の山崎賢人

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「全部引いてから、行けるところから行こうと思ってました。自分の感触的にはよかったですね。後ろに清水がいたのはわかっていたし、最後までしっかり自分のペースで踏めたのでよかったです。やっとまたGIの決勝に乗れたし、しっかり勝負できるように挑みたいですね」


■12レース東準決勝

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残り1周。深谷知広と小松崎大地が先行バトル。その後ろで佐藤慎太郎が松谷秀幸を捌く。

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ゴール前。ここからギアを上げる佐藤。

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ゴール。一つ抜けた佐藤。これに小松崎、3着の吉田が決勝を決めた。


●1着の佐藤慎太郎

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「大地が先行体勢に入っていて、深谷(知広)を出すかどうかは大地の判断に任せて、展開を何個か考えていた中の1つでした。(松谷秀幸をさばいて)大地も自分の仕事を頑張っていたし、それぞれが自分の仕事をすれば、ラインとして強いと思うし、永澤(剛)を含めて、今日はしっかり3人できたと思います。(最後)内に行きたい気持ちもあったけど、外にコースがあったので、そこを伸びて、調子はいいと思います。」

●2着の小松崎大地

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「自力型の中で一番脚力が劣っているのはわかっていたので、とにかく前に攻めようと思っていました。僕ら3人がが一番ラインの力は厚いと思ったし、僕はまず自分の仕事を全うしようと決めてましたね。決勝に乗れたし、今までやってきたことが形になっているんだと思います」

●3着の吉田拓矢

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「とあえず一回切ってペースをあげて、小松崎さんが来るからそこを合わせて、深谷さんがその後に来るんで、その辺の勝負になるかなという作戦でした。でも、小松崎さんの勢いがよかったので出させてから考えようと思いました。それで深谷さんがいって、松谷(秀幸)さんがさばかれて、そこでタイミングを逃してしまったけど、なんとか意地で踏みました。脚の余裕はあったので、行けるところまでいこうと思った」

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