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第65回朝日新聞社杯競輪祭(GI) 5日目レポート

第65回競輪祭(GI)準決勝は熾烈というか嵐のような3レースでしたね。
10レースでは簗田一輝が突っ込んで3連単848,700円(445)という車券が飛び出し
11レースは新人・太田海也の激ツヨな逃げ切りと地元・北津留翼の怒涛の追い込みでした。
12レースは脇本雄太がしっかり強いレースを見せてくれました。が、勝ったのは3番手から追い込んだ深谷知広でした。
そして、2024年のS級S班が大きく変わった準決勝戦でもありました。

残るは明日のファイナルレースです。
2023年を締めくくる最後のGIの勝者は誰になるのか?そしてS級S班は誰になるのかドキドキの決勝になります。
そして、ただ今のボーダー選手は新山響平選手です。
すでにS級S班が決まっている脇本雄太、松浦悠士、深谷知広、眞杉匠以外の松井宏祐、太田海也、簗田一輝、南修二が勝つと新山がS級S班残留となります。ちなみに北津留が優勝しても新山がS級S班キープとなるようです。理由は今年初めに北津留の58条失格となっているため、そもそもS級S班に選考されない規定になっているからです。

それはさておき、決勝戦は良いレースとなって欲しいですね。
太田海也が優勝するとデビュー後最短GI優勝記録を更新するようです。今までの記録は深谷が持っています。その記録も今回の決勝ではかかっていますから、これまた感慨深いものとなりそうですね。

準決勝


■10レース
●1着の簗田一輝

簗田一輝

「郡司(浩平)さんが乗れなかったので素直には喜べないですね。昨日が隙があったので、今日は隙がないように気を付けて、自分のやるべきことをやったと思います。(4コーナー)松井もタレてきていたし、もう僕もバックを踏めなかったですね」

●2着の松井宏佑

松井宏佑

「できたら中団で、でも、前や後ろになっても先行しとうと思ってました。寺崎(浩平)君も踏みながら眞杉君を出させていて、弛んだところを叩こうと思っていましたけど、以外にも寺崎君が下げて、きつい展開になるなって思ったけど、積極的に仕掛けました。出切ってからは僕のペースが悪くて、郡司さんに仕事をさせ過ぎてしまったのは反省点でした。」

●3着の眞杉匠

眞杉匠

「松井さんも寺崎さんもダッシュマンなんで、そこは適わないところなんで考えて走りました。前がもがき合ったら行こうと思っていました。郡司さんのブロックがきつかったですね。斜め後ろに古性(優作)さんがいたのはわかったので空けないようにしました」

■11レース
●1着の太田海也

太田海也

「松浦さんからは『お前が日本一強い』って連日言われていて、『力を出し切れば必ず決勝に乗れる』って言ってもらい、しっかりそれを胸に刻んで走りました。北井(佑季)さんが前に出たら踏もうと思ってました。あとは松浦さんを信じて最後まで踏みました。調子は日に日によくなっています。競技の方では1人で走るけど、ラインがあると力以上のものが出せますね。決勝戦も集中して臨みたいと思います」

●2着の松浦悠士

松浦悠士

「今節、部屋が一緒だったので海也にはこんこんと『お前が一番強いんだから自信をもって走れ』と言ってました。海也の仕掛けが思っていた以上に早すぎて僕もきつかったです。途中はオ-バーペースじゃないかと心配したんですけど、全然大丈夫でしたね。新山(響平)君が来た時に一回振ったけど止まらなかったので、当たるしかないなと思ったけど、そうしたら内に(佐藤)慎太郎さんが来るのは予想していました。そういうのもあって1着には届かなかったけど、ラインで決められたのはよかったです」

●3着の北津留翼

北津留翼

「園田(匠)さんが位置を取ってくれたおかげですね。でも、園田さんには申し訳ない展開になっちゃいました。太田君が強過ぎて、引きずられましたね。最後は皆が疲れていたから、自分が届いたような感じだったと思います。地元で声援もたくさんもらったので、最後まで諦めずに踏みました」

■12レース
●1着の深谷知広

深谷知広


「相手が強過ぎてガムシャラに攻めた結果です。脇本君が仕掛けくるのを見て踏んで、3番手を取れたことがよかったです。バックで自分の間合いは取れましたし、自分のレースはできたので自信につながるレースでした」

●2着の脇本雄太

脇本雄太

「GIでしっかりラインで勝ち上がれたのは大きいです。前回に気持ちは入っていますし、身体と気持ちの一体感があれば勝ち上がれるなと思っていたので、まだ不完全なところは多少あるにしても、戦える情報状態かなというふうに思ってます、決勝戦もしっかり自分のやれることをやりたいと思いまs」

●3着の南修二

南修二

「作戦は特になく脇本君に任せていました。(カマシは)脇本君の得意な戦法の1つでもあるし、信頼してついていきました。余裕はなく、追走いっぱいでした。僕がもう少し強ければだったらワンツー決まったかなと思うので、決勝は決めたいと思います」

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