第64回競輪祭2日目レポート
とにかく1レースから最終レースまで気の抜けない二日目でした。
4レースまでは男子競輪の一次予選１、5レースから8レースまで一次予選2、9レースから12レースまでガールズグランプリトライアルの予選２。
ピリピリ感がずーっと漂っているバンク内でした。
レースも激しいものばかり。別に牽制して過激なレースという事ではありません。まさにスピードケイリンであって、更に出入りの激しいもので、一瞬でも見逃すと展開がかわっているのであります。
そのレースの中で、やはり強い選手は強いですね。感服してしまいました。
三日目はガールズグランプリトライアルの決勝戦が行われます。
11レースでは児玉碧衣VS柳原真生に誰が絡んでくるのか？というレースになるのかどうかでしょう。
12レースは元現含めて5選手がナショナルの選手というレースですが、世界選銀メダリスト佐藤水菜が押し切って勝つのか、それともパワーで太田りゆが優勝するのか、小林優香が意地を見せ優勝しグランプリの権利を獲得するのか？梅川風子、石井寛子が狙うのか。とにかく見逃せない一戦になることは間違いないです。
男子競輪は一次予選2が8個レースですね。二次予選A、Bにどの選手が上がっていくのか？
一次予選1であまり成績が良くなかった選手の勝負掛けを狙うのも面白そうですね。この辺りはポイント制の面白さかもしれません。
さあ三日目の競輪祭を全力で楽しみましょう！
レース後コメント
一次予選１
■1レース
●1着の浅井康太
「河端が切らないで、自分が切ったところを行きたいっていうのもわかりました。北津留（翼）が引くのも遅いなと思って、森田が来るのも想定内だったし、自分で捲りこらないとダメだったなというのは反省点はありますけど、脚は残ってませんでした。隅田君がもってくるのはわかっていたし、内か外か考えて、コースが見えたのでタテに踏みました。ワールドカップと同じ、初戦が大事なんで、1着スタートでよかったです」
●2着の森田優弥
「レース内容的にはよくないので、明日からまた頑張ります」
●2着同着の隅田洋介
「河端（朋之）さんの行きやすい展開にはなったかと思います。外だけ見て、内に来られてしまいました。車間空けたりしたけど、（番手として」下手ですね。ケガ明けで状態は一番いいと思います」
■2レース
●1着の深谷知広
「自分らしいレースをっていうのは話してました。カマシに行く感覚ではあったんですけど、踏み出しのバランスがよくなくて、寺崎の踏み出しがよかったので合わせられて、なんとか4番手に入れたって感じですね。3コーナー合わないように早めに踏み出しました。調整して、頑張りたいと思います」
●2着の山田久徳
「深谷も踏んでいたけど、寺崎（浩平）も踏んでいたし、合ったかなと思って。深谷が捲ってきた時に、後ろから津波みたいに来られると苦しいと思ったので、前に踏ませてもらいました」
●3着の渡邉一成
「最後は、宮本（隼輔）、小川（真太郎）を迎え入れないで踏めよって念を送っていたら、宮本が前に踏んでいってくれたので、それについていって、あとは4コーナーから踏んでいくだけでした」
■3レース
●1着の新田祐大
「菊池君の積極性はわかっているので、そのタイミングだけ逃さないようにと思っていたのがああゆうレースになりました。野原（雅也）君が来ていたのもわかって、踏んでいってたんですけど、あそこから菊池君が伸びていって、そこから間、内藤さんが突っ込んでくるかなと思ったけど、菊池君が伸びていっていたのがわかるくらいだったと思いますね」
●2着の菊池岳仁
「とりあえず前々にと思っていたら、先行になったのできつかったです。状態的にはいいと思います」
●3着の内藤秀久
「菊池はラインではないのでもう少し早く前に踏んで欲しかったですね。すんなりついていたんじゃなく、内と外を気にして、波作ったりとかしていたので、疲れました。差したかと思ったら3着なのはちょっとがっかりです」
■4レース
●1着の吉田拓矢
「打鐘でいかないと後方になっちゃうと思ったので。先行態勢に入っていたんですけど、岩谷君が1人で来ていたんで、そこを出させても行けるなと思っていたので、ペースでいきました。そのあとにヒデ（山田英明）さんが来たので、そこは負けないようにと思ってました。余裕もあったし、落ち着いて走れたと思います」
●2着の岩谷拓磨
「もう共同通信社杯が終わってからずっとここに向けてやってきました。たまたま拓矢さんが叩いてくれたからよかったけど、後手で終わることもあるし、引くだけでなくもっと粘ったりとかレースを見つめ直した方がいいと荒井（崇博）さんにアドバイスもらいました。バックまで後ろを見れなくて、「そこで後ろを見たら7番車だったので、単騎でもゴールまで踏もうと思いました」
●3着の大槻寛徳
「弛んだら行くっていう作戦でした。さすがSSですね！ 山田君が並走になったけど、余裕はなかったですけど、もう吉田君が強くて助かりました」
一次予選2
■5レース
●1着の南修二
「作戦通りではなかったけど、古性が強かったです。いい形でゴールまでもっていけましたね」
●2着の古性優作
「前は取りたくなかったんですけど、1番車の責任もありますし、スタート取りにいきました。しっかり仕掛けられましたが、末が甘かったのは反省点ですね」
●3着の志智俊夫
「近畿の自力選手はしっかり流れをつかんでいると思うので、しっかりついていこうと思ってました。もう今日は南の後輪だけ見てました」
■6レース
●1着の平原康多
「行くところが洋平と一緒になってしまい先に行かれたのは悔しいところはあります。ダイヤモンドレースは準決勝に繋がるレースをしたいと思います」
●2着の松坂洋平
「先行の後ろを取りたいっていう話だったので前々にという作戦でした。。2回突っ張って、僕も脚はけっこうきてましたね。あとは、僕も着に入らないと上にあがれないので踏ませてもらいました。前が脚を使っていたおかげでいけました」
■7レース
●1着の渡部幸訓
「（小松崎）大地さんがいいところで行ってくれたおかげです。最後はもう無我夢中でしたね。調子的には初日よりも2日目の方がよかったと思います」
●2着の郡司浩平
「ちょっと想定と違いましたけど、その後は落ち着いて対応出来ました。仕掛けるところはあそこしかなかったですね。1着、2着といい流れできているので、明日しっかり休んで、明後日は集中して頑張りたいです」
●3着の神山拓弥
「もう全部任せてました。2コーナーで危なかったですけ、もうついていくことに集中していましたね」
■8レース
●1着の中本匠栄
「レースも上手いし、きちんと仕掛けてくれので、安心して松浦についていました。最後は僕の技量不足でしたね」
●2着の園田匠
「松浦君は絶対に仕掛けるので安心してついていました。あそこしかないっていうタイミングで行ってくれたのは流石でした。初日は今までにないくらい悪かったので、今日も3番手でしっかりと思って、色々といじって、昨日よりはよくなったと思います」
●3着の松浦悠士
「昨日は変えた踏み方がいい方に出たけど、今日は悪い方に出ましたね。ちょっと乗り方をどうするか考えます」
ガールズグランプリトライアル予選２
■9レース
●1着の柳原真緒
「最後尾になると思ってなかったんですけど、なってしまってからは落ち着いてレースも見えていたし、脚も昨日よりもよかったと思います。まだ競輪祭は優勝したことないですし、いつも悔しい思いをしているので、決勝は優勝できるように頑張りたいです」
●2着の鈴木美教
「自分の持ち味を出すことを考えて、1着は取れてないですけど、決勝に乗る目標はクリアできたのでよかったです。優勝しかGGPはなしい、昨年の競輪祭は落車して悔しかったので、その悔しさを決勝にぶつけたいです」
●3着の山原さくら
「後ろが鈴木さんと柳原さんと強い2人だったので気にしてしまって、とりあえず落ち着こうって思って走りました。外々でしたが、意地でも前を乗り越えなきゃって思って、ゴール勝負に持ち込んだけど、また3着だったので、サマーナイトFの時と同じで結果待ちになってしまい、あと一歩がいつも届かなくて悔しいですね。決勝は濃いメンバーですが、自分のレースは連日できているので、決勝も後手を踏まないように頑張ります」
■10レース
●1着の児玉碧衣
児玉碧衣
「3コーナーで出切っておきたいなって思ったので、そこはよかったと思います。連日、きついところで行っているんですけど、タイムはいいので調子はいいかなと思います。決勝は動ける選手が多いし、ヤナギ（柳原）も強い走りしているし、『児玉さんに負けないように』って言っているけど、私も負けないように連覇を目指したいです！」
●2着の坂口楓華
「児玉さんの後ろといういい位置を取れて、初めて競輪祭で決勝にあがれたので、チャンスがもらえて本当に嬉しいです。脚は問題ないですし、5回目で今までの中で一番自信をもって競輪祭を走れているし、明日も頑張りたいと思います！」
●3着の青木美保
「前々がいいなと思ったので、その位置が取れてよかったですね。目標にしていた決勝にあがれてよかったです。すごいメンバーの中で戦えて嬉しいので、頑張りたいと思います」
●4着の尾方真生
「脚はいいけど、レースで身体が動いていないですね。碧衣さんに行かれてしまうとは思ったけど、もう少し粘れたらよかったんですけど、ちょっと諦めた部分があるので、決勝戦は修正していきたいです。決勝は自分のレースをしたいと思います！」
■11レース
●1着の太田りゆ
「今日が上出来過ぎて明日が不安です(笑)。今日は慌てずに、梅川選手の動きを見て行こうって落ち着いていました。珍しくシビアに走れたかなと思います。脚はめちゃくちゃいいわけではないけど、レース内容はいいので、自信もって走れていると思います。決勝も考え過ぎずに、取れた位置から自分のやれることをやろうと思います」
●2着の梅川風子
「太田さんの動きをしっかり把握したかったんですけど、やりたかったことの半分も出来ていなかたっと思います。リズムを崩したかったんですけど、最後の最後で見失っている部分はあったかなと。状態はいいとは言えないけど、GGPに出たいという強い気持ちはもって、決勝に臨みたいと思います」
●3着の石井寛子
「今日もワールドクラスと戦えるので、スピードを体感できました。調子はとてもいいんですけど、人の後ろは慣れてなくて、なんとか3着に入れてよかったです。決勝は内枠嬉しいし、頑張ります」
●5着の太田美穂
「今日は逃がされるレースにはなったけど、自分のレースはできたと思います。予想外の捲り合戦ではあったんですけど、車間を切られた瞬間に行くしかななと思ってました。12レースが順当に決まってくれって祈ってましたが、結果、自分のレースをして決勝に乗れたのはよかったです。師匠は引退されましたが、しっかり強くなったことをアピールできたかなと思います」
■12レース
●1着の佐藤水菜
「目の前が優香さんだったので、好きなタイミングで行こうと決めてました。調子はいいんじゃないかと思うし、決勝に向けていいイメージで走れたと思います。後ろに莉子さんがいたので、差されないように気を付けてました。決勝も地元のGGPに乗れるように頑張りたいと思います！」
●2着の小林莉子
「佐藤さんの後ろが取れたのでよかったです。でも、長い距離を踏んでいて自分にチャンスだと思ったんですけど、差せてないので、ちょっと修正が必要だと思います。賞金では難しいと思うので、決勝は優勝するしかないと思って頑張りたいです！」
●3着の小林優香
「初手が前の方だったので、車間も開いている隙に自分で仕掛けようと思いました。昨日セッティング変えたので、今日は仕掛けたかったし、昨日は捲り、今日は先行って(決めて)自分の脚は試せていたので、決勝に向けて頑張りたいです」