第63回競輪祭&ガールズグランプリトライアル二日目レポート
ガールズグランプリトライアルは決勝進出選手が確定しました。
4個レースは激戦でしたね。そして勝った選手の意地をみさせていただきました。
9レースは尾方真生の先行を一気に飲み込んだ柳原真緒が1着!
10レースは内に包まれた児玉碧衣が強引に出て、1着!
11レースは梅川風子と高木真備のもがき合いで逃げ切ったのが梅川。この梅川は見事でした。
12レースは小林優香の後ろで内に奥井迪、外に石井寛子で並走。そして最終3コーナーで小林が内を明けた瞬間、内をついて小林に先着(1着)した奥井迪に凄い気迫を感じました。
ガールスケイリンも段々と凄いレースが増えて来てますね。
3日目のドームは熱くファイヤーしていますので熱い声援を選手たちに届けるため、是非、小倉ドームにお越しください!
競輪祭の方は激戦!
四日目のダイヤモンドレースに確定が新田祐大のみ。後は本日の1次予選2の結果次第です。
注目の山口拳矢は一次予選1で6着と、三日目の一次予選2の結果次第で行き先が決定するでしょう。準決勝に進出できるか? とに角頑張ってまずは準決勝を確定して欲しいですね。
そして、賞金争いの方も徐々にヒートアップしてきました。
三日目の一次予選2の結果が大きくなってきそうです。
《ダッグアウトから》
■1レース 一次予選1
●1着の北津留翼
「競輪祭は誘導員ばっかりだったんで、選手として出場は変わった緊張がありました(笑)。ちょっとサドルが低いかなと思ったけど、車は流れてくれたと思います。明日も行けるタイミングがあれば行きます」
●2着の橋本強
「一回引いて、整えて、翼のタイミングで仕掛けてくれっていう話だったので、作戦通りでした。踏んだり止めたりが激しかったので、半千切れで追いかけました(苦笑)。あの辺はきっちりついていきたいですね」
●3着の武藤龍生
「森田(優弥)の作戦に、任せてました。野口(裕史)さんが遅かったし、森田のその辺の判断はよかったと思います。森田はいつも気合いが入っているけど、今日はより気合が入っていて、すごくよかったです。北津留さん以外は脚を使っていて、スピードも違うし、難しかったですね。森田が頑張ってくれたおかげで3着に入れました。平原さん、宿口さんもGIを獲っているし、2人に追いつけるように頑張りたいです」
■2レース 一次予選1
●1着の深谷知広
「落ち着いて駆けれたのでよかったです。同じタイミングで相手も踏んだけど、自分の距離だったし、踏めると思ってました」
●2着の山田英明
「弛むところですかさず行った深谷は流石だなって思いました。チャンスだなって思って、桑原さんならしっかりついてくれるし、決まると思いました。2着だからって油断せずに2戦目も頑張ります」
●3着の桑原大志
「打鐘で弛んだんで、これは深谷が行くかなって思って。でも、藤井(侑吾)君が合わせるのは予想外でした。そこで決まったなと思いました」
■3レース 一次予選1
●1着の守澤太志
「松井(宏佑)と前受けはきついねって話してたんですけど、誰も出なったのでしょうがないですね。黒沢(征治)も駆けていたし、中川さんも行ってたし、その後ろから行くんだってビリビリしてました。その外は行けないなと思ってたら、小倉さんが牽制したので、その内を行きました」
●2着の中川誠一郎
「きつすぎて息ができませんでした(苦笑)。あそこで行かないと松井が来るなと思って、行きました。調子はまずまずです」
●3着の小倉竜二
「中川君が積極的に行ってくれました。もっとスピード出るかと思ったけど、見て見てからの仕掛けだったからいつもの中川君のスピードではなかったですね。松井君のスピードよかったし、行かれて3、4着になるかと思ったので牽制しました」
■4レース 一次予選1
●1着の山田庸平
「タイミングを見て行きました。後半伸びたし、フレームの特性も掴んだと思います」
●2着の新山響平
「ヨコできないし、脚を使って位置を取っていくしかなかったので。欲を言えば庸平さんのところが欲しかったですね。庸平さんが仕掛けなかったら、自分で行こうと思っていました。でも、ついていってからが雑でしたね。気持ちは寺崎(浩平)の方が強かったので、明日からは気持ちを強くいきたいです」
●3着の和田健太郎
「作戦は何通り言っていた通りの1つでした。新山も見ながらだったんで、伸びはイマイチでした。でも、うまくゴール勝負になったと思います。でも、3コーナーで柏野(智典)さんが気になって見ちゃったって言ってたんで、それがなかったら、新山は頭まで行っていたんじゃないかと思います」
■5レース 一次予選2
●1着の古性優作
「展開は一番いい展開になりました。あとはタテに踏めるかどうかで。タツ(近藤龍徳)まで決まればもっとよかったけど難しかったですね。村上さんとワンツー決まってよかったです」
●2着の村上義弘
「何から何まで古性がやってくれて、それに必死でくらいついていきました。町田もかかっていたし、阿竹もいいブロックでした。内に気配を感じたんで、そこはしっかり締めてました。なんとかしのげてよかったです」
●3着の阿竹智史
「町田(太我)もスピードかかっていましたが、それでも、古性君は来るだろうなと思っていたので。でも、ブロックにいくタイミングはもう少し勉強しなきゃダメですね」
■6レース 一次予選2
●1着の園田匠
「松浦が全部やってくれた。一回目は越えられたって思ったけど、2回目は松谷(秀幸)さんのすごいブロックが来たので、自分は内を締めてと思ったらちょうど戻ってきた松浦君と挟まって、前輪が松浦君に掛かっていたので行くしかないって感じで。行ったら後ろが松浦君というのは分かっていたので、早めに抜きに行ってワンツーを決めようと思ってました。2日間、レース内容的にはゼロ点なので、次はしっかり走りたいです」
●2着の松浦悠士
「言っていた通り、調子いいし、自信をもって走りました。松谷さんの厳しい牽制だったんですけど、調子がいい時は外並走でも行けるので。内に園田さんがいるのが見えたので、行ってくれーって思って、園田さんの後ろにスイッチする形になりました」
●3着の根田空史
「昨日の取鳥(雄吾)君の先行を参考にして、駆けました。松浦君が早めに踏んできて、踏みっぱなしだったけど、最後まで踏めたんでよかったです」
■7レース 一次予選2
●1着の新田祐大
「今日は勝ちたいという気持ちが強かったので、結果、1着で嬉しいです。そして、5年連続ダイヤモンドレースに乗れ、意識はしてなかったけど、しっかり走り続けられているのが結果につながったと思うし、光栄です。神山(雄一郎)さんにアドバイスをもらって走ったんですけど、予想よりスピードが早く、僕の位置からは神山さんまで確認できなかったんですけど、もう後ろを信じて、自分のやるべきことをしよと思いました。前向きにレースに取り組めていると思うので、また頑張ります」
●2着の木暮安由
「面白い番組で緊張しましたね。新田さんの踏み直しは強烈で、追走いっぱいでした。駆けだしはここで行くんだっていう感じで不意をつかれました」
●3着の山田久徳
「しっかり中団は取れたけど、思っていたより一本棒になってビビって、仕掛けられなかったので、後ろに迷惑をかけてしまいました。(香川雄介さんの)気配を感じて対処できたけど、その前に仕掛けたかったです。」
■8レース
●1着の取鳥雄吾
「ちょうどいいタイミングで弛んでくれたんで、そこから行きました。でき過ぎですね(笑)。(二次予選以上で)松浦さん、(清水)裕友の前で勉強できるように頑張りたいです。片岡(迪之)さんや面倒を見てもらって、悩みなどを聞いてもらっています。あとは岩津(裕介)さんや柏野(智典)さんのおかげですね。小倉はめっちゃくちゃいいですね、大好き!」
●2着の平原康多
「取鳥の後ろからと思ってましたけど、皿屋(豊)が僕を出させないような動きだったので、そこでタイミングが大きくズレました。感触は大丈夫ですね。もうちょっと修正できるところはあるので、直していきたいです」
●3着の小川勇介
「一番強い平原さんが真後ろにいたので、警戒はしてました。もう雄吾の頑張りに尽きます。雄吾とは指定練習をいつも一緒にするし、クセも強さもわかっているし、信頼していました」
ガールズグランプリトライアル A決勝メンバーインタビュー
■9レース 予選2
●1着の柳原真緒
「踏み出した感じで捲れるなと思ったので、あとは思い切り踏めました。疲れはあったけど、しっかり調子もあげれているので、決勝はもっとよくなるかなと思います。優勝は意識しずにやることをやろうと思っています!」
●2着の尾方真生
「後ろに真緒さんいたし、前に駆けれる太田美穂さんもいたので、あの位置からなら自分で駆けるしかないなと思っていました。真緒さんに行かれてからはもう冷静に踏むだけかなと思っていたので、そこはしっかり踏めたと思います。決勝は、初日、二日目と同様にしっかり自力で走りたいと思います」
■10レース 予選2
●1着の児玉碧衣
「ホームで踏んだり止めたりした分、最後に余力が残ってなかったので、そこは反省点かなと思います。ちょっと疲れを感じたので、ケアを重点的にやりたいです。決勝も自分らしいレースを心がけたいなと思います!」
●2着の小林莉子
「初日5着だったので、2着以内に入らないといけないので、一番いい位置を狙いました。3車並走の中になりそうだったので、一回引いて、一瞬の隙をついて位置を撮り直しました。大久保さんとも並走だったし、なんとかしのげました。決勝はいい位置を取って頑張りたいです」
●3着の永禮美瑠
「ダメだったと思っていたので、決勝に上がれてびっくりしています。自分の持ち味を活かしたレースをしようと思って動いたのが結果的によかったのかなと思っています。競輪祭に出れただけでラッキーだなと思っていたけど、まさか決勝に乗れるなんて。何も背負うものはないし、自分らしくこの舞台を楽しんで頑張りたいと思います!」
●4着の高橋梨香
「決勝は素直に嬉しいです。一昨年決勝にあがれたので、今回もあがれて、本当に嬉しいです。決勝は強い人ばっかりなので、自分はいつも通り取れた位置から周りをみながら自在に立ち回りたいと思います」
●6着の大久保花梨
「すごいギリギリで、勝ち上がれたのも奇跡だと思うんですけど、今日は消極的なレースをしてしまいました。色々と考え過ぎたのは反省ですね。決勝はこの反省を活かして走りたいと思います」
ガールズグランプリトライアルB決勝メンバー
■11レース 予選2
●1着の梅川風子
「どっからでも行こうと考えていたので、やりやすい位置だったかなと思います。感覚とタイムの差は感じますが、それは小倉ドーム特有のものかなと思うので、そこは明日は考えて走ります。練習してきたことをレースで出すことが目標なので、出し惜しみせずに走りたいと思います」
●2着の高木真備
「今日はちょっとキレがなかったかなと思うので、明日は修正できるところもあるし、そこに賭けて、あと1走頑張りたいと思います! 決勝は、自力で走る選手が多いので、タイミングを逃さないように一発いい走りができたらいいですね」
●3着の石井貴子
「昨日の反省を活かして自力と思っていたのに、行くコースもなくて、ちょっと反省しました。精一杯走ってはいるんですが、なんとか決勝に乗れたのが現状だと思うので、決勝も今できることを精一杯したいと思います」
■12レース 予選2
●1着の奥井迪
「意外と見る余裕があったのは、自分でもびっくりしています(笑)。いつもテンパっちゃうので、落ち着いて見てましたね。内に行ってからは車の進みもよかったし、脚の感じは悪くないのかなと。決勝は強い人しかいないので、思い切ったレースをしていきたいなと思います」
●2着の小林優香
「今日はしっかり先行しようと決めていたので、プラン通りに走れたと思います。踏み出しもよかったけど、踏みあがるところで内からすくわれてびっくりして、そこは反省点もあるけど、1周行って脚の感覚も確かめたし、問題はないですね。決勝ではしっかり1着を取れるように、修正していきたいです」
●3着の石井寛子
「今日は決勝に絶対に乗りたいという気持ちで臨みました。ちょっと怯んだり、力んだりと今後の課題が見つかりました。(奥井さんは)走っていて体感したんですけど、めちゃくちゃ強かったです。やっと決勝に乗れたので、明日こぞ持ち味を発揮できたらと思います!」
●4着の南円佳
「後方に置かれないようにと思っていたけど、後方になってしまいました。ちょっと展開を読む力が欠けてました。脚は踏み出しも遅れずについていけているので、悪くないと思います。決勝戦は強い人ばかりですが、自分も自力自在に動いて、チャンスを掴みたいです」