第37回共同通信社杯 三日目レポート 明日は決勝!
今日は暑くなりましたが、激暑までではありませんでした。
秋と夏のはざまという季節なのですね。
三日目は準決勝3個レースが行われ、決勝9選手が決定いたしました。
準決勝は各レース激しかったですね。
10レースは、新山響平の逃げに番手の佐藤慎太郎の捌きと非常に見どころがありました。
最後の直線で、山田庸平が佐藤に突っ込んで落車はアクシデントでしたが、ショート捲りの山口拳矢の伸びは良いですね。新山も悪くはなさそうです。
11レースは北日本が不発に終わって、位置をとった郡司浩平が上手く伸びて1着、先行した太田竜馬の番手の清水裕友が2着、杉森輝大が3着入線となりました。
12レースは新田祐大が圧巻の先行を昨日に続き見せ逃げ切り勝ち、2着守澤太志、3着鈴木裕とラインで上位独占となりました。新田強しです!
明日の決勝は平原康多-杉森輝大、新山響平-新田祐大-守澤太志、郡司浩平-鈴木裕、清水裕友と山口拳矢が単騎となりました。
新山がカッ飛んでいくしかないと思いますが、カッ飛ぶと見ると番手で粘りそうなところもありそうですし、捲りに回るとちょっとややっこしい展開になりそうです。とはいえ、先行するのは新山しかいませんし。
連結が離れても新田が自力でいくのか、新山の後ろに誰がはまっているのかがポイントですね。番手が混みあったところを山口拳矢が捲る!というのでいかがでしょうか?
さあ明日の決勝戦は楽しみになりましたよ!
《ダッグアウトから》
■10レース
●1着の山口拳矢
「最後は追い込めたけど、そこまで動けなかったのがちょっと悔しい……。スタートで脚を使って、ペースも早くて脚がたまりませんでした。中部で1人ですし、明日はしっかり優勝狙っていきます!」
●2着の平原康多
「新山君が出て行ったタイミングで、(吉田)拓矢は上手く合わされてしまいましたね。そのあとは、後ろから来る選手もいなかったし、タイミング見て、慎太郎さんに見つからないように行こうと思いました」
●3着の新山響平
「作戦で考えていた内の1つでした。吉田さんが来たので、行きました。(佐藤)慎太郎さんがあれだけ仕事してくれて、落車もあって、2人で決められなかったのが残念です。あの距離を踏み切りたいですね。でも、今日は踏み切れずにタレました。修正していきたいです。決勝に乗れたのは嬉しいけど、慎太郎さんと決められなかったのは申し訳ないです」
■11レース
●1着の郡司浩平
「ペースが弛んだので、一回切ってから考えようと思ったんですけど、あの位置なら太田も腹くくって行くだろうという位置で出させました。清水も余裕ありそうでしたし、僕も行きたかったところがタイミングずれちゃって、本当はバックでダメでも仕掛けなきゃいけないところだったんですけど、そこを見てしまったのは反省点です。そのあとは清水よりも早く仕掛けられたので、そこの差でなんとか抜けたかなと思います。まだ自力だと弱気なとこがぬぐえていないので、気持ちの面の修正ができてない感じなので、明日は積極的にというか、自分のやれることをしたいと思います」
●2着の清水裕友
「北日本も引いてくれて、太田(竜馬)もいいところで行ってくれました。郡司さんが後ろだったので、それはプレッシャーありましたね。太田も頑張ってくれていたし、後ろから来るわけでもなかったので出て行くわけにはいかないけど、躊躇してたら全部くわれそうで、そこは判断難しかったですね。太田に申し訳ないです。感触は今日が1番よかったけど、あの展開で1着を取れてないので、このままでは優勝は難しいと思うので、セッティングをちょっと見直します。タイヤとかセッティングも見直して、一か八かやります」
●3着の杉森輝大
「前々に攻めるっていう作戦でした。引くって思っていたので離れてしまい、そこはミスでした。そこからは脚を溜めて、最後勝負できればと思いました。なんとか届いてよかったです。ここまでラインのおかげで勝ち上がることができました」
■12レース
●1着の新田祐大
「タイミングがあったところで行こうと思っていたので、一番いいタイミングで行けたと思います。今回は積極手に駆けられているし、いいタイミングで力を出せているので決勝までいけました。決勝も北日本の番手で頑張ります!」
●2着の守澤太志
「新田君が本当にいいタイミングで行ってくれました。新田君がすごく強くて、最後は本気で抜きにいったけど、新田君の踏み返しがすごくて抜けませんでした。鈴木さんがついてくれて、3車のラインは強いし、大きかったと思います。自分の感触はいいんですけど、抜けてないので(苦笑)、修正が必要だと思います」
●3着の鈴木裕
「今日は鼻が利いたというか、選んだ位置がよかったですね! いいスピードだったから、スタンディングできる余裕がなくて、ずっとシッティングだった分遅れた感じですけども、上で待っててくれたし、追いついてからはニュートラルに入ったし、3番手の仕事もできたと思います。手応えずっとはいいし、変わらずです決勝に乗れたのは嬉しいのひと言です!!」