令和6年能登半島地震復興支援競輪・第39回読売新聞社杯全日本選抜(GI) 3日目レポート 準決勝戦は競輪の面白さ抜群のレースでした。さて決勝戦は?色々な展開が予想されます!誰を選ぶ?ポスター柄だとエルフだが…
準決勝だけではなく、今回は熱い戦いが続いていますね。
岐阜競輪場に大勢のお客さんが来場されているからでしょうか。選手たちのエキサイティングなレースが1レースから最後まで続いていました。
さすが、GIです。
準決勝はえー、いやいやいや、えー!いやいやいやと言いたくなるレースでした。
10レースは、北井佑季と脇本雄太のたたき合いから番手にはまって差して北井、内内通って山田英明、近畿ラインを上手くさばいて北井を入れた松谷秀幸でした。
11レースは、先行する北ラインに清水裕友が一旦競り掛け、さらに寺崎浩平が叩いて先行し3番手新山響平、新田祐大が続いて、後方に下がった清水が再度追い上げたところに、後方から一気に突き抜けた浅井康太。ってそうそうこのようなレースはないですよね。
12レースの古性優作は、流れでああなったと言っておりますが、レースを見ると、確実に狙って郡司浩平を飛ばしに行っていますよね。そして飛ばされた郡司が立て直して3着に来るところはやはりすごい。3着の南修二もきっちり番手の仕事をしていましたしね。
よく、現場でラッキーボーイを探せっていう時があるのですが、運よく勝ち上がってくる選手のことですが、今回は皆無。運じゃありません。それぞれの動きが結びついての決勝メンバーです。
かなり激しいレースになりそうですね。
さて、今回のポスターはエルフ。前検日はエルフチックな選手を探せなんて冗談を言っていましたが、決勝戦に進出したエルフチックな選手っていないと思います。
と、そんな予想も楽しいのが競輪です。
いよいよ決勝戦。
誰が勝つのか?
楽しみですね。
三日目ダッグアウト
■1レース
●ポスターの女神と同じポーズの1着の吉田有希
■2レース
●1着の吉田敏洋
「諒が一番いいタイミングで行ってくれたし、諒のスピードも申し分なかったですね。地元だし、あいつも気合いが入ってました。半年間なかなか結果として数字もそうですけど表れてないんで、もうすごい苦しいのは苦しいんですけど、こうやって諒が頑張ってくれたおかげで、いいところで1着が取れて、気分も状態もここから温かくなると思います。
もう一回自力でこの舞台に帰ってこれるように戻したいですね。今、中部の若い選手にいいのもぽつぽつ出てきたので、そこを何とか叩きあげていきたいですね! もうちょっとだけ頑張ります!!」
●2着の山田諒
「ワンツー決まっているので言うことないです。ちょっと疲れている状態で、今日のレースができればいいですね」
■8レース
●1着の平原康多
「(坂井)洋君の得意パターンになりましたね。桑原(大志)さんとこ受けたんで、最後は抜けるか抜けないかになるだろうと思って、ギリギリ交わせました。自転車はいいので、あとはトレーニングで戻すというところまできたのでじょじょにという感じです。もう」
■9レース
●1着の松浦悠士
「(町田大我)低速からダッシュしたいということだったので、ちょっとダッシュがすごくて口が空きましたけど、しっかり追走できました。山田久徳さんに粘られそうだったところはしっかりという感じでした。バックでの大我の踏み込みがよかったので、そんなに車間空けなくていいかなと思ったけど、もうちょっとできることはあったかなという感じですね。和田(真久留)君のスピードがよくて行かれてしまいそうなスピードで、踏み勝てたのはよかったけど、大我は3着に残したかったのが本音です。
やっぱりタイトルを獲ろうと思ったら、相手が強かろうと勝っていかなきゃいけないけど、昨日は北井(佑季)さんが強くて自分が力不足でした。昨日負けたのに、今日もたくさんの応援をいただいてありがたかったですね」
■10レース準決勝
●1着の北井佑季
「連勝よりも、昨年まで準決勝までだったので、決勝にいきたいと思っていたので優出できてよかったです! (脇本雄太さんは)バイクみたいでしたね! バイクに飛びついたみたいな感じでした。ホームは本当にバイクがアクセルかかったみたいで、そこは出られると思ったので、上手く番手に入れてよかったです。最後は行けるところで気持ちで行きました。普段やらないようなレースをして、上手くレースに対応できているのでいいと思います」
●2着の山田英明
「北井君がどういうレースをするかで変わってくるので、単騎だし、人任せのレースだけど位置取って、周りの動きを見て判断しようと思ってました。皆が外にいっていたので、内がかなり空いていたし、入りました。4年振りの特別決勝なんで、諦めていたつもりはないけどどこかダメなのかと思っているところがあって、その中で今年一発目に決勝乗れたのは嬉しいし、どうにかこうにかしたら乗れるんだなって実感しました」
●3着の松谷秀幸
「(脇本は)打鐘目がけてくるので、そこを目いっぱい踏んで、行かれたら3番手でっていう感じだったんですけど、自分が稲川(翔)君と合って、そこに入れたけど何度か稲川君が復活してきてなんどか危なかったですが、そこをしのげて北井が番手に入ってくれてよかったです。北井も自分もやるべきことやって2人で乗れたんでよかったです。調子も日に日によくなってますね」
■11レース準決勝
●1着の浅井康太
「深谷(知広)との連携は番組が出たところから楽しみですね。今は追い込みの仕事もわかって、待つとこは待つ、ためるとこはためるとこをしっかり判断して、深谷を信じて、直線勝負にもっていったという感じでした。1着を取るコースで永澤(剛)の内を切り込んで、1着を強襲できましたね。1人でも多く中部から乗ることを意識していたので、自分が乗れたのはいいけど、やっぱり他のメンバーと乗って中部地区を盛り上げたい気持ちは大きいですね。お客さんは命の次に大事なお金をかけてもらっているので、僕は(自分の)命よりも着を狙ってしっかり走りたいと思っています」
●2着の新山響平
「新田(祐大)さんのおかげで理想の位置が取れました。清水は切るの上手いので、そこだけ気を付けて、その後の寺崎(浩平)の動きを見て突っ張るか出させるか考えてました。8割で踏んでたけど、本気で踏んでも出られたと思うし、さっと出して3番手が取れてよかったです。詰まったところで行けばつきやすかったと思うけど、けっこう脚にきていたので、休んでから行きました。最後はいっぱいでしたけど、清水に勝てたのは大きかったですね」
●3着の清水裕友
「一番イヤな並びになりましたね。出れたらラッキーと思ったけどダメでした。脚はたまっていなかったけど、最終1コーナーで辺りで詰まったので、あそこにいても着はないので仕掛けました。出たとこ勝負だったんですけど、新田(祐大)さんを締めながらいけるところまでという感じでした。すごいきつい展開をしのげているので、ボートで言えば6号艇の2着って感じでしたね。重たいけど、なんとかしのげました」
■12レース準決勝
●1着の古性優作
「予想外の初手でした。(番手にいったのは)全く考えてなかったんですけど、その場その場の雰囲気で走れました。松井(宏佑)君がすごいかかりでしたけど、その上を行かないといけないですね。3人で決められるチャンスはあったと思うので、勝ち上がったけど嬉しくないですね…。3連覇は狙ってできるものじゃないって言ってきたけど、これでスタートラインに立てたので狙っていきたいと思います」
●2着の南修二
「初手だけ決めてあとはいつも通りでした。(古性の動きに南さんもしっかり反応して)よかったと思います。前はびっくりするくらいかかってましたね。最後一瞬、郡司君に前に出られたかなと思ったけど、なんと回避できました。自分としては体調は悪くないです」
●3着の郡司浩平
「いいタイミングで宏佑が叩いてくれたけど、古性がさすがというか、自分も内を空けちゃいけないという意識があって、空けたつもりなかったんですけど、そこをつかれたというか、想定外でしたね。宏佑に迷惑をかけちゃいました。追い上げるとこあったかなって考えるけど、宏佑の先行力もあって合わされたかなと思うんで。詰まれば行くつもりでした。体調は問題ないです」