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第76回日本選手権競輪(GI)四日目レポートゴールデンレーサー賞は平原康多!五日目は準決勝戦!

ゴールデンレーサー賞は清水裕友の先行から中団の吉田拓矢が捲って平原康多が差したレースでした。

ゴールデンレーサー賞ゴール

そして、これで、準決勝進出者が出揃ったわけですが、なかなかどうして、ワクワクできるレースとなったと思います。
それにしても、初日予選が1着でも二次予選で3着だと準決勝に進出は出来なかったのは、日本選手権競輪の厳しさでしょう。特別選抜予選がいかに有利か分かります。
そういう意味でみると、松岡健介が今回ツキがあるといってよいのかもしれません。特別選抜予選に繰り上がって、二次予選3着で準決勝進出。5日目の準決勝も突破してきそうですね。


本日の二次予選9レースをみると渡邉雄太に勢いが感じられます。一気に捲ったスピードは良かったです。
決勝進出となるか期待したいですね。少し意外だったのが、松浦悠士。新山響平の番手で粘る作戦だったとは思いませんでした。引いて中団から捲れば良かったのではと思いましたが、タイミングや展開がありますから、この辺りは本人のコメントを見てみましょう。

9レース二次予選ゴール
B’zの稲葉浩志イメージポーズ。記者のリクエストに応える2着の渡邉

そして、10レースの脇本雄太。圧倒的人気でしたね。またその人気に応えようとするのが凄いですね。やることをやる姿勢はプロです。
ゴールでは稲川翔に差され、2着となった脇本ですが、この結果が発表されると場内大歓声が上がりました。通常、落胆的な歓声なんですがね。
もしかしたら、皆さん差し目を買われていた?のでしょうか。
ワッキーの応援しつつも差し目を買うところはまさに競輪ですよね。

10レース二次予選ゴール
稲川翔

さて、五日目は準決勝3個レースが行われます。
9レース
1番清水裕友-6番原田研太朗
7番山口拳矢-2番浅井康太
8番渡邉雄太-3番郡司浩平
9番眞杉匠-5番守澤太志
4番松岡健介(単騎)

10レース
1番平原康多-7番佐藤慎太郎
2番深谷知広-5番鈴木裕-9番和田健太郎
4番山田久徳-3番稲川翔
6番嘉永泰斗-8番荒井崇博

11レース
3番新山響平-4番大槻寛徳
5番吉田拓矢-2番諸橋愛
6番太田竜馬-9番園田匠
8番脇本雄太-1番古性優作-7番東口善朋

皆、好調でどこからでも狙える感じです。今シリーズの競走を振り返りながら締め切り時刻まで検討したいですね(笑)

ゴールデンウィークも残りわずかとなりました。
日本選手権競輪(GI)もあと二日。最高峰のレースをじっくり味わってください!

あ! どうなるかわかりませんが、いわき平競輪場では、滞留観客数が4000人に達すると入場制限がかかります。
三日目までの入場者を見ると入場制限が掛かっても不思議ではありません。
もし来場されるご予定の方々はこの辺りも考慮してご来場ください。

《ダッグアウトから》

■9レース
●1着の和田健太郎

和田健太郎


「相手も強いので、何個も何個も東(龍之介)を含めて3人で作戦を考えて、本筋ではないけど、考えていた内の中でした。雄太がすごいいいかかりだったので、これは行き切っちゃうなと思ったので、あとは途中で松浦(悠士)だったり、山崎(芳仁)さんもいたので、そこを張られないように気をつけていきました。雄太があそこまで行ってくれたおかげで最後は伸びましたね」
●2着の渡邉雄太
「もう切れるところで切って、行けるところで行くだけでした。あそこで突っ張ってもそれだけになると思ったので松浦さんの後ろになりました。新山がかかりがよかったんで車間が空いたけど、それを詰める勢いで行けたのでよかったです」
●3着の新山響平
「前に出るのに時間がかかって、後ろが粘られる形になってしまい、そこが課題です…。自転車なのか身体なのかわからないけど、もうひと伸び欲しいので色々と修正していきたいと思います」


■10レース
●1着の稲川翔
「もう必死でついていって、最後はなんとか自分が抜きにいかないと松岡さんにもチャンスないし、その後ろからも来るだろうし、ガムシャラでした。(和田真久留が粘ったのは)誰かはくると思っていたので気合は入ってましたし、守り切ってその後のことも考えて走っていたし、意外に冷静に走れたかなと思います。すごい緊張はしましたけど。準決勝も自分のやることをやるだけです」

●2着の脇本雄太

脇本雄太

「自分の力をしっかり出せば勝負できると思うので、準決勝も頑張ります」
●3着の松岡健介
「ほとんどの人は2着権利だし、皆、勝負に来ると思ったので、それ来たので、僕らにとっては仕掛けやすくなったと思います。翔のところに粘ってダメだったら僕のところにくると思っていたら、翔がしっかり仕事してくれたので僕は楽になりました」


■11レース ゴールデンレーサー賞
●1着の平原康多

平原康多

「今日はもう拓矢の感覚で走ってもらいました。慎太郎さんが飛びついてくる感じだったので、そこだけ集中して走りました。1走目よりも今日の方がいいですね。準決勝は自力で頑張ります」
●2着の吉田拓矢
「清水さんもやる気だったし、展開が向いたところもありましたね。風が強かったけど、乗り越えられてよかったですし、ラインで決まってよかったです。準決勝もメンバーいいけど、諸橋さんと決めたいです」
●3着の諸橋愛
「打鐘で行く作戦もあったので、前が見えてなかった分、行くかと構えて脚を少し使いましたね。どのくらい前が踏んでいるかはかりきれなかったので終点はその辺ですね。準決勝も吉田としっかり戦略を練っていきたいと思います。まぁ、最後は戦力とかなくて脚だと思いますけど、頑張ります」
●佐藤慎太郎
「僕も(清水)裕友と一緒に走ってみたかったし、裕友もそう言ってくれてました。それが現実になったのは面白いですね。行ってくれた気持ちは嬉しかったけど、止められなかったのは悔しい気持ちもあります」


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