「幸せを分け合える社会に貢献したい」事務・経理担当 赤池圭二のインタビュー
こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。
連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!今回紹介するのは、事務・経理担当 赤池圭二(あかいけ けいじ)です。
事務・経理担当 赤池のキャリアと仕事
赤池圭二
1959年生まれ・山梨県西八代郡下部町出身(現:身延町:ゆるキャン△の舞台の町)。市川高校出身(現:青洲高校)。その後、獨協大学経済学部へと進学し4年間写真部に入部、部に所属中、静岡二科会会員としても活動をし写真漬けの学生生活を送る。卒業後は山梨県甲府市の樋口写真場に就職し、学校関係のアルバム制作や各行事ごとの記念写真の撮影を担当。その後、写真家として生きてゆくのは難しいと感じ、家業の印鑑ケース製造をしていくことを決意し自営業に転向。2015年くらいから印鑑廃止の風潮もあり売り上げが伸び悩んでいたころ、2018年息子より「創業したいので手伝ってくれ」との申し出があり、KEIPE甲府の立ち上げに加わった。 山梨県一の施設にすることを目標に参画し、現在に至る。
ーKEIPEではどのような業務をしていますか?
各種事務や経理事務・その他の雑務が私の仕事です。
「創業時に事業のお手伝いを頼まれたから」
最初は息子の創業への想いと決意を聞いたことが、私がKEIPEに関わるきっかけです。
でも今では、障害者福祉について少しずつではありますが理解を深められていると思います。
「山梨一の施設にする!」
―KEIPEで働こうと思った理由を教えてください。
KEIPEへ入社したきっかけには、次男のKEIPE創業の決心が大きく影響しています。
もともとはカメラマン志望で、大学卒業後は地元山梨県甲府市の写真館に就職。
学校関係の行事を担当していたので、息子が通っていた甲府第一高校にも行事があると撮影に行けたことが良い思い出です。
その後、山梨で写真家としてやっていくには厳しいと痛感していたので、家業の印鑑ケース製造業をしていくことを決意し自営業に転向しました。
家族のためなら写真家から自営業への転向は全然苦では無かった。
しかし、2015年頃から印鑑廃止の風潮もあって売り上げが数年伸び悩んでいました。
そんな時、2018年に次男から創業したいので手伝って欲しいと申し出があり、KEIPE甲府の立ち上げに加わることに……。
「山梨一の施設にする!」
今まで全力で守り抜いてきた私は、やるからには山梨一を目指したいと強く思いました。
それが当時の私の目標でした。
「誰かの幸せに加わりたい」がKEIPEにはたくさん詰まっていると思ったからです。
限界の先に幸せが少なからずあること
―この仕事をしていて良かったと思う瞬間はどんな時ですか?
人との関わりを増やすことだなと……。
一緒に同じことをして絆を深める。
「施設外作業を一緒にした方は絆が深まり、仕事を通じて人間関係も深まる。」
実際に一緒に作業をすることで絆がより深まっていくのを感じました。
仕事を通して人間関係が深まっていくことが改めて分かった……。
ここでは、障害をもつメンバーの多くは限界など感じさせないくらいチャレンジ精神があって元気と勇気をもらっています。
そんなメンバーたちが幸せそうな表情を見るのが私の幸せでもあります。
障害の有無関係なく絆は深まる
―今後の目標を教えてください。
「福祉主事の資格を今年中に獲得し、サビ管資格取得に向けて頑張っていきたい。」
これが私の目標です。
現在、経理の仕事等を担当していますが、福祉主事の資格を取って相談員になりたいと思っています。
その後はサービス管理責任者の取得をし、事業所を大きくしていきたいと思ってます。
まずは1人、1人に興味を持つことが大事だなと思うのです。
障害の有無に関わらず知らない人に対して興味を持つ事って意外と少ないと思うので……。
まず他人を受け入れることから始まるのでは無いかと思います。
「隣の人からまず向き合うこと」そこから幸せの連鎖は広がっていくのでは無いかと私は思います。
そうすれば、障害関係なく幸せを分け合える社会に繋がっていけると思うんです。
少しでも多くの人と幸せの連鎖が広がって行けたら良いなと思っています。
障害のある人たちに対して一般社会人から見ると仕事に対する考え方が甘いと思えるでしょう。
「一般就労を経験した方とのギャップを埋めていく」のが私たちの使命ではないでしょうか。これは福祉の世界で育った人たちの共通した意識かもしれませんね。
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連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。
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