鹿児島神宮
鹿児島神宮
【別名】
大隈正八幡宮(おおすみしょうはちまんぐう)
【所在地】
鹿児島県霧島市隼人町
【御祭神】
[主祭神]
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
※山幸彦
豊玉比売命(とよたまひめのみこと)
※彦火火出見尊の后
[相殿神]
帯中津日子命(たらしなかつひこのみこと)
※第14代・仲哀天皇
息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)※神功皇后。仲哀天皇の后。
品陀和気命(ほむだわけのみこと)
※第15代・応神天皇。八幡大神。
仲姫命(なかつひめのみこと)
※応神天皇の后。
【由緒と歴史】
鹿児島神宮は、彦火火出見尊の皇霊が祀られている。
鹿児島神宮の北西13㎞(車で18分くらい)地点に、彦火火出見尊のお墓『高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ)』がある。
創建は古く、社伝によると、初代・神武天皇の時代から存在するとのこと。
彦火火出見尊と豊玉比売命が、都として地上を治めていた、宮殿であった高千穂宮を神社とした。
708年、現在地に遷座。
元宮に『石體神社(いわたじんじゃ)』が建てられた。
高屋山上陵についてはこちら⏬
【勅使殿と天井画】
勅使殿(ちょくしでん)とは、社殿(拝殿)の前にある建物のことで、鹿児島県特有の建築様式。
1756年に建てられた現在の社殿は、九州最大級の大きさを誇る。
拝殿の天井画は美しく、見るものを魅了する。
【とても興味深い鹿児島神宮】
前々から気になっていた鹿児島神宮は、ずっと訪れてみたかった神社。
というのも、今から紹介する本に、とても興味深い内容が書いてあるからだ。
関 裕二
『神社仏閣に隠された古代史の謎』
(徳間書店、2008年、P158〜161)
本に書いてある鹿児島神宮についての内容は、とても長くなるので、このブログでは内容の一部を掲載。
詳しくは、記事下の『このブログと同じ内容のブログ記事』に掲載していますので、興味のある方はこちらをどうぞ。
以下、引用した部分の[タイトルとページ数]を記載。
[鹿児島神宮に残された天孫降臨神話 p158]
鹿児島神宮の裏手には、異国情緒の漂う茜色の小さな社がひっそりと建っていて、これを『奈毛木の杜(なげきのもり)』と呼んでいる。
この地の伝承によれば、蛭子はこの地に漂着し、ひどく嘆かれたといい、だから、ここを奈毛木の杜と呼ぶようになったという。
…この話、大比留女の子どもとよく似ている。
大比留女は太陽神の巫女であり、その胸を太陽光線が貫いて子が生まれたのだから、大比留女の子は太陽神の霊を引き継いでいる。
案内看板には以下のように書かれていた。
蛭子が乗った天磐楠船(あまのいわくすぶね)から枝や葉が出て、成長し大木になり、その楠の実が落ちて奈毛木の杜一帯に繁茂した。
しかし、歳月が経ち楠は朽ち果て空洞を生じ、根株のみとなった。
今もその切り株が「神代の楠」として残っている。
現在の楠の神木は1728年に植え継いだものと言われている。
【摂末社】
[武内神社]
祭神:武内宿禰(たけのうちのすくね)
[隼風(はやち)神社]
祭神:日本武尊(やまとたけるのみこと)
[四所神社]
祭神:大雀命(おおさざきのみこと)
※第16代・仁徳天皇
石姫命(いしひめのみこと)
※仁徳天皇の后
荒田郎女(あらたのいらつめ)
※応神天皇の皇女
根鳥命(ねとりのみこと)
※応神天皇の皇子。大田氏の祖。
[雨之社(あまのしゃ)]
祭神:豊玉彦命(とよたまひこのみこと)
※豊玉比売の父。大綿津見神(おおわたつみのかみ)。
[石體(いわた)神社]
祭神:彦火火出見尊
豊玉比売命
ここからは、鹿児島神宮から山手への参道を進んだ場所にある神社。
神秘的な参道と景色が神社まで続く。
参道の鳥居口に、神社が左右に門守のように並んでいる。
[山神神社]
祭神:大山祇命(おおやまつみのみこと)
[大多羅知女(おおたらちめ)神社]
祭神:息長帯媛命(おきながたらしひめのみこと)
※神功皇后。
[稲荷神社]
祭神:
宇賀魂命(うがのみたまのみこと)
大宮賣命(おおみやのめのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
参道を真っ直ぐ進むと、一番奥に稲荷神社がある。
4〜6個前の写真の説明に書いている「稲荷神社」はこの神社のこと。
鹿児島神宮の由緒と歴史、関裕二さんの本の内容など、鹿児島神宮の詳細はこちら⏬
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鹿児島神宮と石體神社の間にある、彦火火出見尊と関係のある『卑弥呼・卑弥弓呼神社』はこちら⏬
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