野間神社〜鹿児島県南さつま市
野間神社
【所在地】
鹿児島県南さつま市笠沙町
【御祭神】
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
火照命(ほでりのみこと)
火闌降命(ほつせりのみこと)
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
天神七代(てんしんしちだい)
地祇五代(ちぎごだい)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
事勝国勝長狭命(ことかつくにかつながさのみこと)
【由緒と歴史】
野間神社の創始年代は不明。
野間神社は、野間半島の野間岳の八合目に鎮座。
鹿児島半島最西端の野間岳は、標高591m、山岳信仰の対象となっている。
山腹には「笠狭宮〔宮ノ山遺跡〕」があり、神代の都があったとされている。
かつては野間岳の山頂にあり、東宮と西宮の二つの本殿があった。
東宮に瓊瓊杵尊・*鹿葦津姫命(かしつひめのみこと)を、西宮に火闌降命・彦火火出見尊・火照命を祀っていた。
後に西宮は、*娘媽神女(のうましんにょ)、千里眼(せんりがん)、順風耳(じゅんぷうじ)が祀られるようになった。
しかし、明治時代の廃仏毀釈の際に、火闌降命・彦火火出見尊・火照命に戻った。
*鹿葦津姫命:木花咲耶姫命。
*娘媽神女:媽祖。
【瓊瓊杵尊が上陸した地】
日本書紀には次のように記されている。
『*吾田(あた)の*長屋(ながや)の*笠狭の碕(かささのみさき)に到ります。遂に長屋の*竹島(たかしま)に登ります』
*吾田:薩摩国の地名。
*笠狭〔笠沙〕:薩摩半島の西、現在の南さつま市笠沙町。
*笠狭の碕:野間半島。
*竹島:野間岳。
野間岳は、瓊瓊杵尊が最初に上陸した地。
そして、瓊瓊杵尊は、笠狭の碕で事勝国勝長狭命と会う。
その後、瓊瓊杵尊は、笠狭の碕で木花咲耶姫命と出会い、結婚。
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