「4年間ありがとうございました」(岩井章太郎 短短)
皆さんこんにちは、環境情報学部4年、短距離ブロック所属の岩井章太郎です。専門種目は110mHです。
文章を書くのはあまり得意ではないですが、読んでいただけると幸いです。あといいねもお願いします。なんならいいねだけでもいいです。
引退ブログということで、自分ならではのことが書ければと思います。
怪我を乗り越えるには
僕と言えば怪我。怪我といえば僕。それくらい怪我で競技人生棒に振りました。僕/私はもっと怪我で苦しんでるよ〜って人がいればすみません。
ただ私も相当怪我してる方でして、これまでの陸上競技生活や日誌、写真を振り返ってると、ほんとに怪我ばっかりの競技人生です。
肉離れは4、5回やりましたし、坐骨剥離骨折は両足やりました。他にも疲労骨折、外傷、捻挫などなどたくさん経験しました。
特に2023の年はみなさんご存知の通り、春先の六大学で左足首を捻挫+剥離骨折し、全カレ2日前に同じ箇所を痛め、結局1年間1試合も出られませんでした。
もともとメンタルが強いわけでは無かったので、この時はかなり落ち込みました。全カレ期間中応援一切行かずに草津温泉行くくらいでした。
とにかくめちゃくちゃ辛かったです。自分が走ることすらできないのに、オリンピック標準切る人とか、リレーで日本一になる人たちとか、
活躍する人を横目に自分は練習すらまともに出来なくてずっと萎えてました。中でも何が一番ヤバかったかというと、次第に危機感すら覚えなくなって、秋頃なんかは走れないことが普通みたいになっていたことでした。周りや先輩とかには来年絶対復帰します!とか言いつつも、もう引退だなと思ってました。
そんな中、ある記事を読みます。全体集合でも一度話したことがあるので、覚えてる人ももしかしたらいるかもしれません。
それはかの有名な為末大選手の記事です。内容を一言で表すと、「自分にできること以外自分にできることは無い。」です。
為末さんも選手時代に怪我で悩まれた時期があったそうです。記事のリンク貼るのでぜひ読んでみてください。
https://note.com/daitamesue/n/nf9d5ff7c365b?sub_rt=share_b
私はというと、これを読んだ際すごく腑に落ちたのを今でも覚えています。この言葉自体至極当然なのですが、
「あー今焦ってることとか、気にしてることって、あんまり意味ないことだったんだなー」ってその時ハッとさせられました。
結局、
自分以外の人の調子も、その人の競技結果も、活躍も、風も、その日のコンディションも、組のメンバーも、
これらは全部、自分の力でどうこうできるものではないのです。祈っても無理なんです。いくら考えても意味はないんです。
確かにそうだなと気づいてからは、怪我に対して前向きに取り組み、自分に出来ることはなんでもやりました。
日々のリハビリはもちろん、靴選びから、インソールの作成、体外衝撃波治療など。怪我した箇所の今後の方針についてはサードオピニオンまでしました。
また僕は結構ゲン担ぎとかすごく信じるタイプなので、代々木八幡宮にお祓いにも行きました。神社の札も買いましたし、一万円超えの占いにも行きました。小中高とキリスト教の学校だったので聖書を読み直したり、礼拝に行ったりもしました。
自分に出来ることはもう無いってくらい色々しました。
結果的に今年は怪我を克服し、幸いなことに自己ベストも何度か更新することができました。
皆さんも怪我で思うように練習できなかったり、自己記録を更新できなかったりと、なかなか満足な競技生活を送れてないかもしれません。ずっと上手くいく人のほうが少ないかもです。
ですが、考えなくていい不確定要素に縛られて焦ったり、劣等感を抱くのではなく、目の前の自分ができることに全集中してみて下さい。
そうすれば少しは気持ちが楽になり、長くモチベーションを保てるかもしれません。
最後に
長くなりましたが、このような結果を残せてこれたのもこれまで関わってくださった皆さんのおかげです。自分自身とても幸せな競技生活を送ることができました。
ありがとうございました!
ところで、私の陸上競技における目標は2つあります。
1つ目は全国で戦える選手になることです。
中学1年生の頃は100mで学年7番目くらいだった僕が、
大学4年目の今では、ある程度全国大会やグランプリレースの決勝の舞台に立つことができました。
なのでまあ達成ってことでいいかな〜って思ってます。
そして目標の2つ目は、世界大会に出ることです。これは陸上を始めた小学校4年生からの夢です。しかしこれはまだ未達成です。
そして来年はドイツでユニバーシアード、大阪で世界選手権が開催されます。世界選手権のチケットはもう買われた方もいるのではないでしょうか。
というわけで、世界目指してあと1年よろしくお願いします。