『以上、お世話になりやした。』 田島 公太郎/106・107代長距離ブロック長
もう色々幹部ブログや集合で話しまくっているので、特段話したいことはありません。本当にありません。
とにかく皆々様、ありがとうございました。
んー、強いて言い残したことがあるとするならば、
4年間はちゃんと長いです。
そりゃいいこともあれば、悪いこともあります。
てか悪いことしかありません。
なんか、いっぱい怒られて、いっぱい責められて、いっぱい愚痴られて、いっぱい嫌われて、いっぱい叩かれて、いっぱい仕事させられて、前世で僕は何をやらかしたんだいって感じです。
でも、田島公太郎というこの人間にしっかり価値をつけられた気はしてます。
呪縛
僕にずっとついて回ってきた呪いの言葉があります。
『〜なのに』です。
1年生なのに、入学して2ヶ月でハーフなんて走れてすげぇ。
元吹奏楽なのに、箱根走っててすげぇ。
復帰明けなのに、めっちゃ練習できててすげぇ。
慶應なのに、関カレ入賞しててすげぇ。
いや、なんか、うるさいです。
純粋に労ってくれてたんだと思いますが、すんごいモヤモヤしてました。
すんません。
解放
んで4年間色々あって、
ちゃんと惨敗喫した予選会。
勿論本気で悔しさ溢れるチーム結果とはなりましたが、個人としては28位(日本人15位)と学連チャンスがあれば選ばれたであろう正直そこそこいい結果でした。
それを受け、慰めの意もあったでしょうがいろんな方々より
「やっぱり田島すごかったよ、ありがとう。」といただきました。
これまでずっと憑かれてた沢山の呪いから解放された気がしてめちゃめちゃ嬉しかったです。
これまでことあるごとに自分の価値について考え苦しんでました。
田島から「慶應生の」「強豪九学出身の」「3年生からブロ長の」などの要素を取り除いたら何が残るんだろうって。
それが一旦全部取り払われたような感じがしました、なんとなく。
競走部で4年間やってきてよかったなと思えた唯一の瞬間でした。
唯一でも、僕の大学陸上人生は十二分に報われました。
心より感謝しています。ありがとうございました。
残される皆さん
そんだけ苦しい4年間でしたが、最後こうやって潔く胸を張り身を引けそうなのは、(支えてくれた沢山の方々のおかげというのは大前提で) ここまでノンストップで一生懸命競技をやってこれたからです。
一瞬とて気抜いてテキトーに競技やチームと向き合っていれば、どこか後ろめたく必死に存在意義や傷舐めてくれる仲間を探しながら虚しく去ることになっていたでしょう。
過去にはそんな卒部生もいたと思います。
同期にもチラホラいます、きっと。
これからまた競走部で頑張っていく皆さんにはそうなってほしくありません。だから競走部をただ時間潰す場ではなく、ぜひ自分を強化する場にしてください。今一度、自分の胸に手当てて考えてみてほしいです、ガチで。
努力や取り組みを100%見てくれる人はいません。
応援してくれる人はいても、自身を奮い立たせるのは自分だけです。
そんな自分に嘘はつかないでください、誤魔化さないでください。
泥臭く頑張るあなたはダサくありません。
そんな人を横目に笑ってスカすあなたがくそダサいんです。
そこらへん気付けないと、一生逃げ続ける人になりますよ。
最後だからつって、あんま良くないことも書いたかも。
ごめん。
でも皆さんが駆け抜けてく限りはずっと応援してます。
頑張っちゃってくださいな、ばいちゃ。
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