![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154188354/rectangle_large_type_2_197cf0c9982da1b49ad61ee05d8c6813.jpeg?width=1200)
『107代の1人として』 藤永祐利
<はじめに・テーマ設定>
天皇賜杯第93回日本学生陸上競技対校選手権
3回目くらいの幹部ブログ、3番打者として書きます、主務補佐の藤永祐利です。
入部の頃には想像さえできなかった4年目の日本ICも、あと10日を切りました。
皆さんは今、何を思っているでしょうか。
それぞれの関わり方があって、そこにそれぞれの想いがあるものと思いますが、残された時間の中で最善の準備をして、競走部107代として今出せる最大のアウトプットをできればと思っています。
そのような中で日本IC、慶同戦、箱根駅伝予選会に向けた幹部ブログが始まっているのですが、実は今回、企画が直前に立ったので、あまり章立てて書くこともないのです。が、お時間を割いて読んでいただくからには、少しでも皆さんのモチベーション向上や学びになればと思って書きたいと思います。拙い文章ですが、どうぞお付き合いください。
今回は以下の2つのテーマでブログを書いてみたいと思います。
等々力開催の日本IC
幹部の1人として108代以下の皆さんに
<テーマ設定の理由>
いざ本稿を書き始めて、前提を整理することが大事だと身に沁みて感じました。これまでの2回、篠宮、奥と、それぞれ出場選手及びブロック長の立場からブログを書いてきたと思います。そして、私には幹部の一員である主務補佐(マネージャー)の立場から何かしらの発信をすることが求められている訳で、日本IC前のこのタイミングで回されたということはその立場から、今のチームに向けて発信できることが何かを考えて文章を綴ることが本稿の前提であり、目的だという(私なりの)整理をしました。
そうした時に、これまでチーム全体をマネジメントしてきた経験を元に考えた時に、
等々力開催の日本ICってチームにとってすごく幸せでラッキーなことなのでは?
107代の引退が近付いている中で、どういう想いで4年生が残る公式戦に向かっているのか、もっともっと108代以降の皆さんに知ってもらって、これからの日本ICや慶同戦、予選会―本戦で何かを得てもらいたい
という考えに至りました。
<等々力開催の日本IC>
個人的に日本ICが等々力で開催される今年は、チームにとってラッキーだと思っています。もっと言えば、この機会を「上手く活かし」て、「次」に繋げてほしいと思っています。その理由はいくつか考えられますが、短距離ブロック長の篠宮は以下のように綴っています。
各種目で日本トップレベルの選手が全国から集まり、その選手を応援するために全国から学生も集まる。彼らが作り出す大会の雰囲気は凄まじく、競技レベル・大会の雰囲気などを含めて日本で行われる陸上の試合で最も面白いと言っても過言ではないでしょう。
当然、日本学生最高峰、団体戦という意味では、日本一の大会だと思います。こんな大会がほぼほぼホームで開催されるってラッキーですよね!
そして、篠宮が綴ってくれたように、着目してほしいのは大会レベルだけではなく、応援だったり、試合の雰囲気だったりします。応援という文脈では、昨年の全日本ICは熊谷開催での全体応援で、今年も全体応援ですから、あまりありがたくはないし、応援に駆り出されて面倒だとか思う人もいるかもしれません。他方、「近くで応援できるって嬉しい」と思う人もいるかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1726227946-4QGIlwhB259mXFVADtUzE307.jpg?width=1200)
いずれにしても、ここで皆さんに伝えたいのは、意外にも日本ICで全体応援をできるチャンスは多くないということ、全体応援によって結束力が高まるということ。私はこれまで、1年生の時はコロナ関連でそもそも全体応援はできず、2年生の時は京都開催、昨年はじめて日本ICにおける全体応援を経験しています。4年生にとってはインカレの全体応援は最後の機会であることは間違いなく、3年生以下に向けては、来年はすでに岡山での開催が発表されているので、おそらくですが、全体応援の可能性は少ないことと思いますし、6月開催と目まぐるしい速度感でスケジュールが進んでいく中で、チームの全員が足並みを揃えていくことが鍵になってくるのではないかと、老婆心ながら懸念しています。つまり、短期的には当然ながら日本ICに向けて結束力を高め、最大限のパフォーマンスを発揮しつつも、中期的には、慶同戦、予選会・本戦を見据え、長期的には来年のインカレやそれ以降の結束に繋がるという意識を持って、この日本ICにどう関わっていくのかをそれぞれの立場・学年で考えてみてほしい、ということです。
皆さんはこのICをどのような「活かし方」をし、どんな「未来」「次」に繋げますか。
<107代の幹部の1人として108代以下の皆さんに>
皆さんは107代幹部ないし、107代についてどのような印象をお持ちでしょうか?
私なりに考えたところ、107代幹部は良くも悪くも、人とは群れずに自分を強く持ち、自分を高めてきた、そんなタイプの人が多いと思っています。そのことによって、軋轢が生まれたり、本来であればもっとできたことがあったりしたかもしれませんが、その中の人間として、108代以降の皆さんにはその背中を、生き様を目に焼き付けてほしいと思います。勝手に「人とは群れずに自分を強く持ち、自分を高めてきた」とは言え、全員が全員、良い時ばかりではなかったと思いますし、私が言うのも変な話ですが、むしろ上手くいかずに挫折を味わってきた人が多いように思います。確かに公式戦で活躍している選手も多くいますが、その活躍の裏にある様々な挫折を目の当たりしてきましたし、活躍している選手ほど苦労を重ねてきている印象を持っています。別に美化しようと思って綴っている訳ではありません。事実、横にいる同期たちの成功の裏には挫折と泥臭い努力があったと思っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1726227501-BalXg9ziH6k3tonup8LNwQjC.jpg?width=1200)
そんな107代だからこそ、その走りで、その跳躍で、その投擲で、108代以降の皆さんに見せられるもの、伝えられるものがあるような気がしています。私はあくまでそのサポートをすることしかできませんが、これからの公式戦で107代が見せる気迫や意地、生き様を108代以下の皆さんに感じ、その目に焼き付けてほしいと思います。
※107代の皆さんにはプレッシャーをかけまくっているような気もしなくはないですが、それぞれ来る決戦に覚悟が決まっているように思っているし、まだまだみんなといいものが作れると信じているので、最後まで全力疾走で駆け抜けられればと思います。
107代目競走部みんなで勝ちましょう!”We Over Me”です!
次回更新は、明後日9/15副将、女子800mに出場予定の仲子です!
明後日は男子マイルメンバー選考、10+350もあります!こちらもご注目ください!
拙い文章だったかと思いますが、最後までご覧いただき、ありがとうございました。