「なう」(小林一揮 跳躍)
こんにちは。跳躍ブロック4年の小林一揮です。
引退ブログということですが、
僕は偉そうなことを言えるほどの人ではないということは自分が一番理解しているので、これまでの陸上人生を振り返りつつ、迫り来る“引退”に対して感じていることを書ければなと思います。
“引退“
中学から10年間続けてきた陸上もいよいよあと2週間ほどで終わってしまうわけですが、思い返してみればはっきりと“引退”を突きつけられた経験は今回が初めてなんですよね。
中学の時は、当たり前のように高校でも陸上を続ける予定でしたので、単に中学陸上が終わるだけ。
高校の時は、コロナのせいで高2の新人戦が引退試合となってしまいましたが、当時はそんなこと知る由もないわけですから、気がついたら引退していた。
これまではそんな終わり方でした。
それが今回ばかりは残りの試合を自分で数えてしまうほど、“引退”を意識していますし、させられています。
そんな、“引退”に迫られる日々を送る中で、もちろん4年間の時の流れの速さに想いを耽りたくなりますし、過去のことを思い出して反省や後悔などをするのもいいのですが、それ以上に
“今”
を大切にしようという気持ちになっています。
百聞は一見に如かず
これまで先輩たちを送り出すたびに、何度も「4年間はあっという間だよ」とか「大学は一瞬だからね」という言葉を聞いてきました。
正直、1-3年の頃にそうした言葉を聞いても、あまりピンときていなかったですが、同じ立場に立たされている最近は少しそう言いたくなる気持ちがわかるようになってきました。
ですが同時に、自分がそうであったように、いくら言葉にされたとしてもこれは実際に体験してみないとわからない感情なのかなとも思います。
年齢についても最近同じようなことを感じています。
1年や2年の頃は、「18は若いね」や「やっと20!?」といった反応を先輩からよくされていましたが、正直1-2歳しか変わらないのに何を言っているんだと思っていました。返答にも困りますし、自分が先輩になったらそういう話はあんまりしたくないなと思っていました。
ところが、今は毎日のように後輩に対して「いや若いね」と言ってしまっている自分がいます。
これも多分22歳にならないと、そう言いたくなってしまう、ということは理解できないのだろうと思います。
こうした、“実際にその状況や立場になってみないとわからない気持ち”や“その立場になってみて初めて感じる気持ち”というのはこの先の人生いろんなタイミングで抱くことになるのだと思います。今はそれが主にどのタイミングで現れるのかもわかりませんし、仮にわかったとしてもこれまで同様、他の人の言葉だけでは正直理解できないものなのだと思います。
なので、将来懐かしんだり、後悔したり、反省したりする過去になり得る“今”を全力で生きることが大事なのかなと最近は思っています。
アツい内容でもないですし言語化も難しかったので、つまらないブログとなっているとは思いますが、“引退”に迫られている状況だからこその思考だろうなと思ったので、書かせていただきました。
最後に
”今“を大事にしたいと言いながら、この4年間を振り返ってみると、”引退“に対しては早いなと感じますが、”4年間“は思いの外いろいろな出来事がありましたし長かったなと感じています。
関わり支えてくださったすべての方々、そして同期、
4年間本当にありがとうございました。