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研究者から娘たちへの手紙④〜〜100点なんて目指さなくていいよ

長女ちゃんへ

最近は言われなくても、しっかり自分で宿題を始めるようになりましたね。勉強ばかりの小学生人生はお父さんはお勧めしないけど、最低限の勉強は大事。だから、自分で判断できるようになってきた君をほこりに思います。

さて、一昨日

「漢字のテスト98点だった〜〜〜くやしい〜〜〜」

と言っていましたね。そして、お父さんは毎回のことですが

「100点なんて目指さなくていいよ」

といいました。なんかへそ曲がりな言い方かもしれませんが、本当にそう思っているのです。大事なことだから、あなたへの手紙にしておくね。

100点なんて目指さなくていい。っていうか、目指しちゃだめ。

100点を目指してはいけない理由①:間違いは残るもの

お父さんが「100点を目指すべきではない」と思うようになったは、実はつい最近のことです。数年前だと思います。

お父さんの仕事は研究です。研究に間違いがあってはいけませんから、論文や本を書くとき「100点」を目指すことは当たり前だと思っていました。ずっとずっとそう思っていました。

だからね、自分の書くものは、何度も何度も読み直します。これを「推敲」って言います。

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私は自分の知識をみなさまと共有できることを第一に、note記事を書いております。しかし、専門知識を提供したり、研究者としての時間を費やしていることに対して、完全に無料でいいのか?という疑問も感じはじめてきました。迷ってばかりですが、応援ありがたいです。